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山本 直秀 院長の独自取材記事

協和歯科

(新宿区/江戸川橋駅)

最終更新日:2026/09/09

山本直秀院長 協和歯科 main

東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅から徒歩2分。大通りから一本入った静かな通りに、青い看板を目印とする「協和歯科」がある。木目調の扉を開けると、白と木目を基調とした明るく温かみのある空間が広がる。1978年に前院長が開院した同院を、勤務医時代から約30年にわたり支え続けてきたのが山本直秀院長だ。保険診療を中心に患者の経済的負担を抑え、安全性を重視した治療を一貫して提供してきた。「自分は話すのが苦手」と穏やかに語る山本院長だが、だからこそ話すことが苦手な患者の気持ちに自然と寄り添えるのだという。多くを語らずとも、その誠実な姿勢で地域の信頼を積み重ねてきた山本院長に、診療への思いや、かかりつけ歯科としての在り方について聞いた。

(取材日2026年8月21日)

地域に根差して約30年。志を受け継ぎ新天地へ

まずは、クリニックの歩みについてお聞かせください。

山本直秀院長 協和歯科1

「協和歯科」は1978年に前院長が開院したクリニックで、その名前をそのまま受け継いでいます。私は1995年に勤務医として入職し、約13年にわたって診療に携わった後、2008年に正式に院長職を引き継ぎました。前院長が大切にしていた地域密着の姿勢や、保険診療を中心に患者さんの負担を抑えるという方針は、自分もぜひ受け継いでいきたいと思っていたところです。その後、ビルの建て替えをきっかけに移転先を探し、改代町から江戸川橋駅近くの山吹町へ移転して、2026年7月より新たに診療を始めました。以前の下町の雰囲気とは少し異なり、こちらは若い世代や働き盛りの方が多い印象です。環境は変わりましたが、地域に根差して一人ひとりに丁寧に向き合う姿勢は、これからも変わらず大切にしていきたいと考えています。

先生が歯科医師を志されたきっかけを教えてください。

子どもの頃に自分自身が歯列矯正を受けたことが、歯科医師を志した最初のきっかけです。治療を受ける中で歯科という仕事にふれ、自分もやってみたいという気持ちが自然と芽生えました。その思いは次第に強くなり、中学生の頃にはすでに医療の道に進みたいと考えていましたね。その後、日本歯科大学に進学しました。大学で幅広く学ぶうちに、患者さんと長く関わりながらさまざまな症状に対応できる一般歯科への関心が深まり、卒業後はそのまま一般歯科の道を歩んでいます。歯科大学は学費もかかりますから、通わせてくれた親への恩返しという気持ちも、長くこの仕事を続けてこられた原動力の一つになっています。

温かみのある落ち着いた院内ですが、内装で意識された点はありますか?

山本直秀院長 協和歯科2

内装で唯一こだわったのは、薄い木目調を取り入れてほしいという点です。もともと和の雰囲気や、家のような温かみのある空間が好きなんですね。色味は濃い茶と薄い茶で迷いましたが、明るい印象になるよう薄い茶色を選びました。入り口の扉にも同じ木目調を取り入れています。院内はコンパクトな造りですが、白と木目調の組み合わせのおかげか、圧迫感なく過ごしていただけるのではないかと思います。細かなレイアウトは施工会社さんにお任せしましたが、結果として明るく落ち着いた雰囲気に仕上がりました。クリニックらしい冷たさよりも、どこか家庭的なぬくもりが感じられる空間であればいいなという思いは、今の院内に反映できているかなと感じています。

患者の負担を減らしたい。安心と安全を貫く診療

診療において大切にされていることを教えてください。

山本直秀院長 協和歯科3

保険診療を中心に据えて、患者さんの金銭的な負担をできるだけ抑えるようにしています。歯科医院というと「治療費が高い」というイメージを持たれがちですが、費用面が気になって足が遠のいてしまうよりも、気軽に通院していただいてお口のケアを意識してもらえるほうがずっと大切だと考えています。自費の治療は患者さんからご希望があればもちろん対応しますが、こちらから積極的にお勧めすることは基本的にありません。もう一つ大事にしているのは、安心して受けていただける治療を提供するということです。確実性を大切にしながら、患者さんに余計な負担をかけない診療を心がけています。

特にやりがいを感じている治療はありますか?

入れ歯の治療は好きですね。ぴったり合ったときは何ともいえない達成感があります。患者さんから喜んでいただけると、この仕事を続けていて良かったなと感じます。メンテナンスに来られた患者さんと再びお会いできるのもやりがいの一つになっています。もちろん入れ歯だけでなく、詰め物が取れた、歯がしみる、かぶせ物やブリッジを相談したいといった日常的なお口のトラブルにも幅広く対応しています。当院は歯科と歯科口腔外科を標榜していますが、基本的には一般歯科を中心とした診療です。日々の暮らしの中で起きるお口の困り事に、一つ一つ丁寧に向き合っていくことを大切にしています。

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

山本直秀院長 協和歯科4

実は私自身、話すのがあまり得意ではありません。だからこそ、話すことが苦手な患者さんの気持ちにも寄り添えると思っています。答えを求められること自体がストレスになる場合もありますので、そういう方にはあえて多くを話しかけず、必要最低限のやりとりにとどめるようにしています。逆にお話が好きな方には、こちらもしっかりお答えしますので、その方のペースに合わせた対応を心がけています。声のトーンも意識していて、高い声よりも低めの声のほうが安心していただけると思い、穏やかに話すようにしています。また、待ち時間を最小限にするため、予約制も取り入れました。患者さんには診療の後にもご予定がありますから、スケジュールを崩さないよう時間どおりに終えることも大切にしたいところです。

いつでも気軽に頼れるかかりつけ歯科をめざして

診療を支えるスタッフさんについてお聞かせください。

山本直秀院長 協和歯科5

スタッフがコミュニケーションにとても長けていて、本当に助かっています。こちらから特に指示をしなくても、来院された患者さんに自然と話しかけてくれるんです。以前の院内にはパーティションがありましたが、今はそれがない分、待合の雰囲気がとても和やかになっています。高齢の方がいらしたときには誘導をしてくれて、患者さんへの気配りもこまやかです。私が診療室にいても待合から笑い声が聞こえてくることがあって、頑張ってくれているなと感じますね。私自身は口数が多いほうではないので、受付スタッフが院内の温かい空気をつくってくれていることにはとても感謝しています。患者さんがリラックスして過ごせる雰囲気は、スタッフの自然な心配りに支えられていると思います。

先生が考える「かかりつけの歯科医院」とはどのような存在でしょうか?

いつ来ても、いつ連絡しても対応してくれる存在。それが私の考えるかかりつけの歯科医院です。ちょっと気になることがあるだけでも気軽に相談していただきたいですし、結果として治療が不要であれば「良かったですね」で終わることもあります。朝は早めに出勤していますし、昼休みにお電話をいただいても対応できるようにしています。歯科医師が私一人ですので、患者さんのお口の状態を一貫して把握できるのは強みかもしれません。普段の状態を知っているからこそ、ちょっとした変化にも気づきやすくなります。特に歯周病は、出血がなくても深いところまで進んでいることがあり、症状のないまま放置すると歯を残せなくなる場合もあります。予防のためにも、早めのチェックを受けていただけたらと思います。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

山本直秀院長 協和歯科6

数ある歯科医院の中から当院を選んでいただけたなら、それだけでありがたいことです。安心した気持ちでお帰りいただけるよう、親切丁寧な対応を常に心がけています。今後も新しいことに手を広げるというよりは、目の前の患者さん一人ひとりに丁寧に向き合う診療を変わらず続けていきたいと考えています。最近はインターネットでお口のことを調べてから来院される方も増えていますが、ネット上の情報が必ずしも正確とは限りません。気になることがあれば、ぜひ歯科医師のもとで直接ご確認いただければと思います。休日は歯科医師会の野球チームで体を動かしたり、毎週バッティングセンターに通ったりしてリフレッシュしています。そうして気持ちを整えながら、日々の診療に臨んでいます。