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しろひげ在宅診療所

しろひげ在宅診療所

山中 光茂院長
頼れるドクター掲載中

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白いひげを蓄えたアライグマのシンボルキャラクターが印象的な「しろひげ在宅診療所」。ここは、患者やその家族が在宅で幸せに過ごせる医療の提供、最期の一瞬までしっかり寄り添う在宅医療の実践をめざして、山中光茂院長が2018年10月に開業した在宅療養支援診療所だ。山中院長は群馬大学医学部を卒業後、アフリカを中心にさまざまな医療支援プロジェクトに従事、帰国後は三重県松阪市長を務めたという異色の経歴を持つ。「在宅医療は日替わりの非常勤医師などではなく、かかりつけの医師がお看取りまで行うのが本来の姿だと思います。ご本人やご家族の価値観を尊重しながら徹底的に寄り添う医療を提供していきたいですね」と話す山中院長。そのめざす在宅医療の姿について話を聞いた。
(取材日2018年11月22日)

本人と家族の価値観を尊重し当たり前の幸せを創出

―開業して約1ヵ月半が過ぎましたが、反響はいかがですか。

おかげさまで現在、約250人の患者さんを在宅で診療しています。お一人の患者さんには約30分から1時間くらいかけてゆっくりとお話ししながら診療を行っています。24時間体制ですので夜間に連絡を受けるのも大前提です。当診療所では、病気を治すということより、一人ひとりの心に寄り添うことを第一に考え、最期のお看取りまで責任を持って行う在宅医療をめざしています。今、医師は私を含め常勤が3人、看護師6人という診療体制ですが、スタッフ全員、これまで最期のお看取りまで徹底的に患者さんに寄り添うことを中心に在宅医療や訪問看護に従事してきた経験があり、その強い思いを持って在宅医療にあたっています。

―普段大切にしていることはどんなことですか。

医療者の価値観ではなく、ご本人やご家族の価値観を尊重することです。医療者は医療者の価値観からこうあるべきだと伝えますが、それが患者さんの希望に沿っているとは限りません。患者さんたちが何を望んでいるか、価値観をどこに置いているか、どんな人生設計を考えておられるのか、その背景や考え方について対話しながら深く理解するようにしています。また、さまざまな選択枝の中から何が最適なのか、一緒に考えていくようにしています。例えばがん治療の際、医師が勧める化学療法を受けたら、がんマーカーの数値が変わるかもしれません。ですが、その副作用で体調が悪くなり食事もできなくなってしまうこともあります。どちらが良いのかは患者さんの価値観によって異なります。医療者にはプライドもあるのでしょう。ですが在宅医療においては医療者のプライドはまったく不要なものだと思っています。

―重い疾患でも在宅での診療が可能なのでしょうか。

はい。病院でできることのほとんどは在宅でもできますので、重い疾患でも在宅医療を受けることができます。当診療所では重い疾患の方が多いですね。がん終末期の方も多く、緩和ケアや疼痛管理、酸素療法などを行っています。認知症や神経難病、精神疾患なども診療しています。ただ、当診療所の在宅医療では、病気を治すことよりも、幸せな在宅での時間をどのように作り出すかを重視しています。もちろん肺炎になれば治療しますし、褥瘡が起きたら治療します。ですが、患者さんの病状は、加齢に伴って起きてくるごく自然なものと捉えています。やがて迎える最期の時までの時間を幸せに過ごせるよう、一人ひとりの心に寄り添っていくことを重視しています。



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