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上田 至亮 院長の独自取材記事

うえだ眼科クリニック

(杉並区/下井草駅)

最終更新日:2021/01/06

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下井草駅南口を降りて右方向、フクロウの医院ロゴが目印となっている「うえだ眼科クリニック」。院内は車いすでもそのまま利用できるバリアフリー仕様で、トイレにはおむつ替え用のベビーシートも設置されている。上田至亮(よしあき)院長は、前職の「荻窪病院」眼科部長の時代から地域の眼科医療に携わってきた。同院でも子どもの弱視や大人の目の不調、多焦点眼内レンズを用いた日帰り白内障手術など、さまざまな目の悩みに対応。不安を抱えて受診する患者に対しては難しい専門用語をできるだけ避けて、納得するまで丁寧に説明する姿勢で臨む。「入院が必要な患者さんには地域の総合病院との橋渡し役を担いたい」という上田先生に、力を入れている治療や院内の衛生管理などについて話を聞いた。
(取材日2020年9月29日)

老眼や乱視矯正対応の多焦点眼内レンズでの白内障手術

幅広く診療されているそうですが、特に力を入れている治療はありますか?

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はい、最近ご要望の多い白内障の日帰り手術です。白内障は目の中でレンズの役割を果たしている水晶体が白く濁って見えづらくなる病気ですが、手術では濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズに置き換えます。この眼内レンズにはピントが合いやすい距離が設定されていて、遠方か近方かの1ヵ所に焦点(ピント)を合わせるものが単焦点眼内レンズであり、2~3ヵ所など遠方から近方の複数に焦点を合わせられるのが、老眼矯正も可能となる多焦点眼内レンズです。当院ではその両方のタイプに対応しており、それに加えて乱視の矯正にも対応したレンズも取り扱っています。レンズの種類と設定距離については、ご相談の上で、ご選択いただくようにしています。

それぞれの眼内レンズにメリット・デメリットはありますか?

単焦点眼内レンズは、距離を遠方に設定すると手元が見えづらく、手元に設定すると遠方が見えづらくなるため、基本的に日常生活で見たい距離に合った眼鏡が必要になります。多焦点眼内レンズは遠・近または遠・中・近にピントを合わせるため、眼鏡の使用頻度を減らしたい方には適していますが、ごくまれに少しぼやけて見える、光がにじんで見える、目が疲れるなどの不具合を感じる方もいます。これらの不具合には個人差があり、2~3ヵ月経過して慣れてくると気にならなくなる場合も少なくありません。ただし、光の加減が重要な夜間の運転をされる方や、仕事などで細かい色合いを見極めることが必要な方には、これらの心配がない単焦点眼内レンズをお勧めしています。

費用面も気になります。

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単焦点眼内レンズの手術は、乱視矯正も含めて健康保険が適用され、多焦点眼内レンズは選定療養という形で厚生労働省より認可を受けて使用できるレンズを取り扱っております。具体的には、自由診療の場合は全額自己負担ですが、選定療養での手術の場合は、基礎的な白内障手術にかかる部分は保険適用、多焦点眼内レンズの代金にかかる差額部分は自己負担となり、「以前よりも検討しやすくなった」というお声をいただいています。費用面も含めてご説明しますので、安心してまずはご相談いただければと思います。

患者の「見える喜び」を励みに、何でも頼れる眼科に

開院から3年目ですが、どのような患者さんが来院されますか?

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小さなお子さんからご高齢の方までと実に幅広いです。開院後に治療を受けた患者さんのクチコミで広まっていった感じですね。前職の荻窪病院の眼科部長時代から担当している患者さんも当院に通われています。そもそもこの地で開業したのも、担当してきた患者さんを引き続き診られるようにという考えからでした。現在も毎週木曜日は荻窪病院に非常勤の眼科医師として通い、診療と手術を行っていますので、院内での診察・検査から総合病院での手術と入院、退院後のフォローまでもトータルで私が担当する体制です。車いすで介助が必要なために通院が難しい方、合併症があって入院が必要な方など、当院が入院の橋渡しもできればとの思いですね。

白内障以外の診療内容も教えてください。

日常生活で感じるちょっとした違和感から、手術を要する病気まで、何でも相談できるかかりつけ医でありたいと思っています。お子さんの場合、学校の検診で視力の低下を指摘されたというご相談が多いですね。当院は視能訓練士を重点的に配置して、斜視や弱視のお子さんの検査や視能訓練に対応しています。また、成人では加齢黄斑変性や眼瞼けいれんの治療にも力を入れています。さらに、前職で眼瞼下垂やまぶたの腫瘍を中心に数多くの手術を手がけてきましたので、当院でも総合病院とほぼ変わらない内容の手術を行っています。手術日は火曜日の午後で、もしご家族から希望があれば見学も可能です。手術室の窓から、または別室のモニターでご覧いただき、少しでも不安の解消につながれば幸いです。

眼科の医師として、やりがいを感じることとは?

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見えなかったものが見えるようになる、その感動の瞬間に立ち会えることだと思いますね。眼科の医師をめざしたのも、手術を終えた患者さんが医師に感謝している様子を見たことがきっかけでした。実際に見た術後の美しさと、患者さんが心の底から喜ぶ姿が印象的で、「これはすごいことだ」と思ったのです。眼科の医師になってからも、手術をした翌日に病室へ回診に行ったら、患者さんがベッドに正座されて待っていてくれたことがありました。私に向かって手を合わせて、「ありがとうございました」と言ってくださったのには恐縮しましたが、心の底からの喜びが伝わってきて、うれしかったですね。こうした患者さんとの出会いが、眼科医師として働く原動力になっています。

検査と早期発見で、目の健康と充実した人生を支えたい

院内感染の防止対策にも尽力されているそうですね。

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新型コロナウイルスの流行時期からは患者さんに安心して受診していただけるよう、始業前にスタッフ全員が検温し、手指の消毒はもちろん、全員マスクを着用するようにしています。ドアや待合室の椅子なども、手が触れるさまざまなところを消毒してから午前・午後の診療を始めていますよ。眼科では検査機器をのぞく機会も多いので、そうした接触部分までしっかりと消毒をし、さらに換気にも気をつけて空気洗浄機なども稼働させています。また、治療中の方の薬は当院まで足を運ばなくても受け取れるよう、電話やファクスで連絡してもらえれば郵送でご自宅まで届けることもできます。

テレワーク、リモート勤務も増えています。その際に気をつけるポイントは?

皆さんが長時間パソコンに向き合うようになり、やはりドライアイや眼精疲労で来院される方も増えてきていますね。予防法の一つはパソコンとの距離に合った眼鏡を使用することです。ある程度老眼が進行してきた方では遠距離がよく見える眼鏡で作業をしていると目に負担がかかりやすいので、パソコン作業にふさわしい中距離焦点の眼鏡にすることが大切です。あとはパソコンから離れて、目を適度に休める時間を設けることも重要ですね。

最後に読者にメッセージをお願いします。

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眼科の病気は早期に発見して進行させないことが大切ですが、病状が進んでいても見え方に急激な変化がないために自分では気づくことができないケースも少なくありません。定期的な検診や早めの相談をお勧めします。当院では、一人ひとりの患者さんとしっかり話す時間をつくるために、医療クラーク体制を導入しました。これは、診療中の医師と患者さんとのやり取りや診察所見などを、医師の代わりに電子カルテに打ち込むスタッフを配備するというものです。それにより、患者さんの待ち時間を短くすることにもつながりました。見える喜びをより長く保ち、充実した人生のお役に立てればと考えていますので、ぜひお早めに検査やご相談にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

白内障手術/多焦点眼内レンズ:18万円~(税抜)

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