尾形 春樹 院長の独自取材記事
少路ファミリーデンタルクリニック
(豊中市/少路駅)
最終更新日:2026/09/07
大阪モノレール線・少路駅から徒歩約5分の住宅街にある「少路ファミリーデンタルクリニック」。ガラス張りの待合室には日差しがたっぷり入り、院内全体が明るさに包まれている。子どもから高齢者まで幅広い世代がリラックスして過ごせる、清潔感あふれる温かみのある空間だ。2025年11月から院長を務める尾形春樹先生は「体を動かすことが好き」と話す爽やかな笑顔が印象的。その場限りの治療ではなく、将来を見据え、口の中全体を診て治療方針を決めることをモットーとし、再び治療が必要にならないよう予防歯科にも力を入れる。地域で愛される歯科医院にしていきたいという尾形先生に、同院の診療内容や、患者と接する上で大切にしていることなど、歯科医師としての想いを聞いた。
(取材日2026年8月5日)
幅広い世代の口の健康を支える地域密着の歯科医院
歯科医師をめざされたきっかけと、これまでのご経歴を教えてください。

父が歯科医師で、自宅のすぐ近くで開業していた歯科医院に小さい頃からよく出入りしていたため、歯科医師という職業は身近な存在でした。患者さんとのやりとりを見て、子どもながらに父と患者さんとの間に信頼関係があることを感じ「あんなふうになれたらいいな」と思ったことが、歯科医師をめざした大きなきっかけです。大学卒業後は兵庫・大阪の複数の歯科医院で経験を積み、2025年11月に当院の院長に就任しました。口の中全体を診ることを重視し、歯と全身の不調とのつながりを考慮しながら、日々診療にあたっています。
豊中というエリアにはなじみがあったのでしょうか。
私は兵庫出身で、勤務した歯科医院は大阪市内や堺市だったため、この辺りに来る機会はほとんどありませんでした。実際にこの地域で働いてみると、当院の周辺は落ち着いた住宅街で、診療がしやすい環境だと感じました。患者さんはお子さんから高齢者まで年齢層が幅広く、歯や口の健康に対する意識の高い方が多い印象です。「ファミリーデンタルクリニック」という名前のとおり、子ども、親、さらには祖父母まで、家族皆で通っていただける歯科医院にしていきたいですね。そうして地域で愛される存在になれたらうれしいです。
院内はとても明るくて、優しい雰囲気ですね。

ありがとうございます。内装や設備等は、この歯科医院ができた時から変わっていません。白と木目を基調とした空間と、スタッフの人柄も含めた明るさは、当院の魅力だと思っています。キッズスペースもあり、親御さんが治療を受けている間、お子さんはここで楽しそうに遊びながら待っています。また、当院はプライバシーにも配慮しており、5つある診療室はすべて半個室になっているため、周りを気にせずカウンセリングや治療を受けていただけます。個室のカウンセリングルームもありますが、現在は診療室の治療台に座った状態でお話を伺うことが多く、状況に応じて使い分けています。
診療時間をたっぷり取り、患者との対話を重視
具体的な診療内容をお聞かせください。

地域密着の歯科医院として、一般歯科や小児歯科に幅広く対応しています。大人の患者さんで特に多いのは、歯周病の予防と治療です。歯周組織再生療法にも力を入れており、対象となる方には保険診療で受けていただけます。また、矯正歯科と歯科口腔外科も診療しており、これらに関しては月に数回、専門の歯科医師に来ていただいています。口の中全体を診るという診療方針から、矯正歯科の医師とは連携を組み、インプラントやかぶせ物などを見据えた総合的な治療計画を立てることを大切にしています。一方、歯科口腔外科の歯科医師には、下の親知らずの抜歯などをお任せしています。また、先ほどお話ししたように当院の患者さんは歯や口の健康に対する意識の高い方が多く、検診を中心とした予防歯科としての役割も大きいと感じています。
診療では1人にかける時間をたっぷり取っているとお聞きしました。
はい。当院では患者さんとの対話を大切にしているため、お一人お一人にしっかり時間をかけています。その理由は、悪い歯を治療したら終わりではなく、口の中全体を診て、長期的に治療がいらない状態を患者さんとともにめざすことをモットーにしているからです。お口全体の状態をチェックし、問題があればセルフケアの方法をお伝えする他、必要に応じて噛み合わせなどの全顎的な治療を提案することもあります。じっくり話をしようと思うと短時間では難しく、大人では1人あたり45〜60分、子どもでも30分は取るようにしています。
やはりセルフケアが大切なのでしょうか。

もちろん、そうです。定期検診の場合、歯科医院に来られるのは2〜3ヵ月に1回です。その際、歯科医師や歯科衛生士は虫歯の治療や歯石の除去など、皆さんが自分ではできないケアを行います。でも、本当に大切なのは普段のケアです。例えば虫歯には、間食の回数や量、何を食べているかなどが影響します。歯周病には喫煙、糖尿病などの全身の状態も関係します。毎日の歯磨きの仕方も、虫歯や歯周病に深く関わっています。これらは患者さん自身で気をつけていただくしかないため、私たちはじっくり時間をかけて説明するようにしています。歯磨き指導では磨けていない部分を色素で染めて視覚的にわかるようにし、適切な器具の使い方やブラッシング方法などをアドバイスしています。
一人ひとりと向き合い、歯から健やかな毎日をめざす
患者さんと接する際に気をつけていることはありますか?

まずは先入観に捉われず、ご本人が一番気になっていることに丁寧に耳を傾けるようにしています。私たちはつい、エックス線の画像上で問題のあるところに目を向けがちです。しかし、患者さんが違和感を抱いているのは、実は別の歯だったりすることがあるのです。だからこそ、カウンセリングでは時間をかけてご本人の訴えをきちんと把握し、そこを優先して治療するよう努めています。特に初診では問診を中心に進め、歯の記録を取って治療方針をお話しするだけで終わることも少なくないのですよ。その他には、エックス線の画像を見ながら説明したり、ご高齢の方には大きな声でゆっくり話したりと、わかりやすい説明も心がけています。
子どもに対してはどのように接していますか?
地域柄なのか、極端に歯科治療を嫌がるお子さんは少なく、無理なく治療を進めやすいです。最初は怖がるお子さんも中にはいますが、声をかけながら進めると比較的スムーズに治療をさせてもらえます。お子さんの負担をできるだけ減らすため、当院では極力麻酔は使わず、治療する部位によって器具を使い分けながら、なるべく手早く終わらせるようにしています。もちろん痛いと言われたら、麻酔を使用します。また、歯科医院に来るのが初めてのお子さんの場合は、初回は治療台に座るところから始めて、口の中に水を入れたり、器具を軽く歯に当てたりしながら、徐々に慣れていく練習を行っています。
先生は、休日はどのようにお過ごしですか。

夏は海へ行って、ダイビングやシュノーケリングをするのが好きです。ダイビングのライセンスを取ってから世界が変わりました。海の中は、まさに非日常です。日々の楽しみといえば、お酒を飲むことです。ワインやウイスキーなど、焼酎以外は何でも飲みます。他には、ジムに行ったり、自宅でも毎日5〜10分ほどストレッチや筋トレを行ったりして、健康維持にも努めています。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
歯は失ってからでは遅いので、予防や早期治療を心がけ、大人も子どもも歯を大事にしていただきたいですね。特に、高齢者がどんどん増えてくるこれからの時代、歯周病の予防と早期治療は大きな鍵になります。というのも、歯周病は糖尿病の他、心疾患や認知症などにも関連する可能性が指摘されているからです。全身の健康を守るためにも、歯やお口の中を良い状態に保つことはとても重要です。当院はファミリーデンタルクリニックとして、ご家族の皆さんが自分の歯でしっかり噛めることをめざし、おいしく食べて元気に過ごすことにつなげるお手伝いをさせていただきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/40万円~、成人矯正/80万円~、インプラント/45万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

