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山口 正裕 院長の独自取材記事

アウルの杜歯科クリニック

(名古屋市守山区/小幡駅)

最終更新日:2024/11/11

山口正裕院長 アウルの杜歯科クリニック main

県道61号、通称瀬戸街道に面して立つ、落ち着いた雰囲気のビル。2018年に、山口正裕院長が開業した「アウルの杜歯科クリニック」は、このビルの1階にあるフクロウをシンボルとした歯科医院だ。山口院長は、家族全員が歯科技工士という環境で育ちながらも、歯科治療が嫌いで歯科医院を怖がる子どもだったという。その経験を生かして怖くない・負担の少ない治療をめざし、子どもでも通いたくなる歯科クリニックを築き上げている。「患者さんが笑顔で楽しく通える歯科医院をめざしています」と明るく話す山口院長に、注力している治療や患者との接し方などについて幅広く聞いた。

(取材日2023年10月16日)

家族、そして尊敬する歯科医師に導かれて開業

院内のこだわりポイントを教えてください。

山口正裕院長 アウルの杜歯科クリニック1

院内はバリアフリーを徹底し、車いすやベビーカーでもスムーズに入れるように設計しています。トイレも広さを確保し、車いすのまま入れるようにしました。施術スペースは仕切りを設けて半個室に。現在は感染症対策でおもちゃなどは置いていませんが、キッズスペースを設けた診療ブースも作ったので、お子さん連れの患者さんもお子さんのそばで治療を受けていただけます。目の届く範囲にお子さんがいたほうが、親御さんもお子さんも安心ですよね。設備面では歯科用CTを備え、質の高い治療を提供できるよう努めています。来院しやすい、優しい雰囲気になるようにしたつもりです。路面のテナントで落ち着いた雰囲気のビルなので、年齢や性別に関係なく入りやすいのではないでしょうか。

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

私の家族は父、母、姉が歯科技工士で、歯科は自分にとって身近な職業でした。父からの勧めもあり、自然にそちらへ進んでいった感じです。とはいえ、私は子どもの頃歯科医院に行くのが大嫌いでした(笑)。今考えてみると神経に触れていたのではないかと思うほど、治療の時は毎回とても痛い思いをしたことが今でも忘れられません。歯列矯正も受けていましたが、不快に感じて取り外してしまい、治療が中途半端になってしまいました。振り返ると苦い思い出ばかりですが、そんな「歯科嫌い」の自分だからこそ、患者さんの怖いと思う気持ちにも共感できるし、寄り添った治療ができると思っています。

クリニック名には、修行時代の思い出が詰まっているそうですね。

山口正裕院長 アウルの杜歯科クリニック2

東京の大学を卒業し、千葉にある地域の歯科クリニックで腕を磨きました。そこの院長は率先してまず自分が動き、患者さんに尽くすような本当に尊敬できる先生でした。その背中を見て、治療だけでなく患者さんへの接し方など、いろいろなことを学ばせていただきました。当院のクリニック名に使用している「アウル」はフクロウのことで、修行時代にお世話になったこの歯科医院がフクロウをモチーフに使っていたこともあり、のれん分けのような気持ちで名前をつけました。シンボルマークも、その歯科医院のマークをまねして作りました。また、フクロウは「不苦労」を連想させるため、縁起の良い動物として知られていますよね。初心を忘れないように、また縁起にもあやかれるように、院内にはフクロウの小物を置いています。

「怖くない歯科医師」として、患者に寄り添う

小児歯科ではどのようなことに気をつけていますか?

山口正裕院長 アウルの杜歯科クリニック3

自分自身の経験からも言えることですが、一度ネガティブな印象を持ってしまうと、その想いは長く心に残り続けてしまいます。なので、お子さんの治療の際は特に、「歯科医院が怖い」という気持ちを植えつけないように気を配っています。親御さんではなくお子さんの意見を尊重し、「今日はしたくない」と言われたら、無理に治療せずに次回治療を受ける約束をします。無理に治療すると恐怖心が残ってしまいますからね。検査や治療のイメージを少しでも良くして、さらに「最後までできた!」という自信を少しずつつけてもらいたいです。また、治療の中で、親御さんの相談に乗る時間も設けたいと思っています。以前、歯が生えたばかりの小さなお子さんの歯磨きに苦労するお母さんに、「そんな時にはガーゼで拭くだけでもいいんですよ」、とアドバイスしたら、安心した表情になったことがありました。不安なことがあれば気兼ねなく相談していただきたいですね。

注力している治療について教えてください。

すべての治療に注力していますが、強いて言えば、お子さんの噛み合わせや歯並び、歯並びに悪い影響を与える口腔習癖の改善でしょうか。口腔習癖には、舌で歯を押す、下唇を噛む、成長してもおしゃぶりがやめられないなどがあります。口腔習癖を改善するには、お子さんが普段している何げない行動を見ることが大切。私が直接「診ますね」と言ってからよりも、お母さんと話しているときの仕草を見ています。口腔習癖の指導も「これをしちゃダメ」とは言いません。お母さんにも毎回注意したり、感情的になったりしないように話しています。逆に癖が直っていたときは、大げさなくらい褒めてあげてほしいんです。もし歯科医院に行くたびに「ちゃんとしなさい」と言われたら、私なら歯科医院が嫌いになります。どんなときもお子さんがストレスを感じないようにしてあげたいです。

一方で、高齢者のケアも数多く扱っていらっしゃいますね。

山口正裕院長 アウルの杜歯科クリニック4

ノンクラスプデンチャーのような、入れ歯を使う方が増えていますね。入れ歯を作ったらそれっきりという人もいるかと思いますが、実は口の中の状態は日々変わっていきます。特にご高齢の方は歯肉が痩せていくことも少なくありません。それで入れ歯が合わない、隙間ができる、擦れて痛いといった不具合が発生することもあるので、定期的にチェックすることをお勧めします。短期間で作り変えるのは、経済的にもお勧めできませんが、ご相談いただければいろいろな対処法をご提案できますから、放置せずにご来院ください。極端な話、歯がすべてなくなってしまっても歯科医院でできることはあるので、ぜひご相談いただきたいです。少しでも快適な生活を送れるように一緒に考えていきます。

患者が笑顔になれる、楽しく通える歯科医院をめざす

患者さんと接するときはどのようなことを心がけていますか?

山口正裕院長 アウルの杜歯科クリニック5

年齢に関係なく、歯科医院は好かれているところではありません。しかし、なるべく怖くなくて、できるなら来るのが楽しいところにしたいと思っています。そのために、まずはカウンセリングをしっかり行います。患者さんのこれまで受けた歯科治療や治療に対する考え方までヒアリングします。カウンセリングもできるだけ私自身が行うようしています。あとは患者さんを喜ばせるために、たまに冗談を言うこともありますよ。笑っていただいて、患者さんともっと近づけたらうれしいですね。

今後、どのような歯科クリニックにしていきたいですか?

まずは「アウルの杜に行って良かった」と思ってもらえる治療をめざしたいですね。当院に通っていただくことで、患者さんの生活の質(QOL)が少しでも高まればうれしいです。ホワイトニングなどの審美的なケアについても、ご要望があればどの程度の白さをめざすのかなど、きちんと話し合って進めていきます。すべての治療において、私の持つ技術の限りを尽くして対応したいと思っていますが、治療の分野や方法によっては、私より詳しい歯科医師もいるはずです。そういう場合には、専門家に治療を引き継ぐこともあります。当クリニックだけで抱え込まず、患者さんにとってベストの治療をめざす視点を忘れずにいたいです。それがひいては地域の健康を支える一助になれば良いですよね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

山口正裕院長 アウルの杜歯科クリニック6

いつか当クリニックが「フクロウの歯科医院と言えば、アウルの杜」と言ってもらえるくらい、地域に愛される歯科医院をめざして精進していきたいです。お子さんもご高齢の方も、もちろん働き盛りの世代も、気軽に立ち寄れる雰囲気づくりと、患者さん目線の治療を心がけています。私自身の「歯医者が嫌いだった経験」を存分に生かして、怖くない・負担の少ない治療やアプローチをご提供したいと思います。歯科検診だけでも立ち寄っていただければ、その後の口内環境が変わってくるはずです。「健康な歯」への一歩を踏み出す、地域のよろず相談所として活用してほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー/13万7500円~、ホワイトニング/3万3000円~

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