白河俊栄院長の独自取材記事

川越ホワイト歯科クリニック

(川越市／川越駅)

最終更新日：2025/12/01

川越駅前にある「川越ホワイト歯科クリニック」。虫歯や歯の根の治療、親知らずの抜歯、矯正、インプラントまでを院内で完結できる「ワンストップ対応」を軸に診療を行う歯科医院だ。患者と医療者が協働し、納得して治療を進められるクリニックをめざす白河俊栄（しゅんえい）院長は、痛みへの配慮とわかりやすい説明を重視。口腔内スキャナーや説明用アニメーションなどを活用し、治療の見通しを共有することで不安の少ない通院をめざす。さらに予防歯科にも注力し、定期チェックやクリーニングで再発を防ぐ口腔環境づくりを支援。「川越ならあそこに行けば安心と言われる場所にしたい」と語る白河院長に、診療のこだわりや地域への思いを聞いた。

（取材日2025年10月23日）

患者の笑顔を守る、温かく誠実な総合歯科医院
痛みに寄り添いながら、丁寧に信頼関係を築いていく
川越の街とともに歩み健康で笑顔あふれる未来をめざす

患者の笑顔を守る、温かく誠実な総合歯科医院

虫歯治療から矯正、インプラントまで幅広く対応されていますね。

当院の特色は、虫歯治療から歯の根の治療、親知らずの抜歯、矯正、インプラントまでを院内で一貫して行える「ワンストップ対応」にある点です。矯正中に虫歯や親知らずの問題が見つかっても、同じ院内で治療が完結するため、複数の歯科医院をかけ持ちする手間や情報の行き違いが起きにくいのが利点です。口腔内スキャナーによる型採りをはじめ、エックス線や口腔内写真、説明用アニメーションを組み合わせ、現在の状態と今後の方針を丁寧に共有しています。駅から近く、20代から60代の働く世代を中心に、小児は保護者の受診をきっかけに通われるなど、幅広い層が通いやすいことも強みです。また、同じ担当医が全体を見渡して計画を管理するため、治療の前後関係や予約の調整もスムーズです。通院先が増えないことで心理的な負担も小さく、質問や相談も一本化できるので、患者さんに喜んでいただければと思います。

先生が大切にしている診療理念をお聞かせください。

治療は、医療者だけでも患者さんだけでもうまくいかないと考えています。お互いが車の両輪のように協力し、同じゴールを見据えて進む。この協働を何より大切にし、当院と出会う前よりも出会った後のほうが少しでも幸せになっていただけるよう努めています。見えない部分にも誠実であり続けるため、虫歯の除去にも妥協しませんし、器具の使い捨てや滅菌にも力を入れるなど衛生管理も徹底しています。患者さんを決して裏切らない、それが当院の診療理念です。そのためにも、スタッフ全員が同じ理念を共有し、時間に追われず丁寧に診療することを心がけています。小さな約束を守り続けることが信頼につながると考え、誠実さを基盤にした医療をこれからも大切にしていきます。

特に力を入れていることは何ですか。

わかりやすいカウンセリングを心がけています。初診時にはエックス線や口腔内写真をそろえ、必要に応じて角度を変えた撮影で情報量を確保します。説明用アニメーションを用いて、虫歯の進行段階や、噛む面・歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目など、虫歯になりやすい箇所を示しながら、ご自身の状態を重ねて理解していただきます。抜歯の是非のような繊細な判断も、歯の割れや残存量などの画像を一緒に確認し、選択肢のメリットとデメリットを並べて納得していただいた上で決めていきます。なお説明に使ったエックス線のコピーをお渡しするなど、ご自宅で見直せるようにしていることは当院の特徴です。理解が進むほど不安は小さくなり、前向きに通院を続けやすくなります。疑問は遠慮なくその場で質問してください。

痛みに寄り添いながら、丁寧に信頼関係を築いていく

患者さんと接する際どんなことを意識していますか。

専門用語をかみ砕いて定義からお話しし、初対面でも失礼のない言葉遣いを徹底しています。怖がりの方や歯科恐怖症の方には、まず治療の全体像と今日行う内容、所要時間、痛みの可能性を事前に共有し、手を上げればすぐ治療を止められるという合図を確認します。診療中はこまめに声をかけ、体勢や唾液による不快感にも気を配ります。終わりが見えるよう計画を共有し、通うたびに着実に前進していることを実感していただけるよう心がけています。また、写真やアニメーションで視覚的に共有することで、自分の口の中を“自分のこと”として理解できますし、ご家族への説明にも役立つと思います。質問しやすい空気づくりを心がけ、些細な違和感でも遠慮なく教えていただける関係をめざしています。小さな不安を置き去りにしないことが、良い結果への近道だと考えています。

どのような流れで診療を進めているのか教えてください。

初回はカウンセリングルームでお困り事を丁寧に伺い、口腔内写真やエックス線を撮影して情報を集め、2回目のご来院時に治療計画書をお渡しします。その際、現在地とゴール、手順、期間、費用感、注意点などを共有し、例えば虫歯が多い方は進捗を可視化できるチェックシートを用意し、「いつ終わるのか」の見える化に努めています。必要に応じて計画は都度見直し、最短で安全面に配慮したルートへ調整します。説明に使った画像のコピーは持ち帰っていただき、ご自宅でも見直せるようにしているのも当院の特色の一つ。エックス線は重なっている部位があれば角度を変えて追加撮影し、見落としを防ぎます。先ほどもお伝えしたとおり、抜歯の是非のような繊細な判断は、歯の割れの有無や残存歯質を画像で確認しながら、患者さんと話し合って決めていますね。

痛みや恐怖心に配慮した治療にも力を入れていらっしゃいますね。

例えば表面麻酔を行った後は電動注射器と細い針を使い、麻酔時の負担を抑えるなど、痛みに敏感な方も安心して通えるよう工夫を凝らしています。麻酔が効きにくい部位では、必要に応じて薬液の追加や方法の変更で麻酔を効かせられるよう注意を払っていますね。不安は痛みを強める要因になるため、事前の説明や声かけを欠かさず、体勢や不快感にも気を配ります。歯科恐怖症の方も、見通しを共有しながら少しずつ慣れて、最後まで治療を終えられるようサポートしています。痛みに寄り添い、安心して受けられる環境づくりをこれからも続けていきたいですね。

川越の街とともに歩み健康で笑顔あふれる未来をめざす

先生の考える「予防の大切さ」についてもお聞かせください。

予防は治療以上に大切です。汚れは「たまってから取る」のではなく「たまる前に取る」が基本。かかりつけの歯科で年3〜4回の定期チェックとクリーニングを受けていただきたいですね。仮に虫歯や歯周病などのトラブルがあっても、発見が早ければ早いほど、治療期間も痛みも費用も最小限に抑えられるでしょう。通院のたびに磨き残しなどその人の癖を確認し、道具の選び方や使い方を一緒に見直すなど、なるべくいい状態を維持できるようサポートしています。定期検診の際には写真で前回との比較も行い、小さな変化も一緒に確認していますね。悪くなってからの治療では、虫歯になる前のような状態にすることが見込めない場合も。だからこそ「今のうちに守る」という意識が大切です。

スタッフさんについても教えてください。

スタッフは、常に誠実で丁寧な対応を心がけています。互いに声をかけ合いながら助け合うなど、チームワークの良さが当院の強みです。新しく入ったスタッフには先輩がマンツーマンで指導し、できる範囲を少しずつ広げながら成長を支えています。歯科衛生士のケア枠は1時間を基本に、時間に追われず落ち着いて診療できるよう配慮しています。毎月のミーティングで課題を共有し、お互いにスキルアップに努める時間も設けています。患者さんに「説明がわかりやすい」「クリーニングが気持ち良かった」と思っていただけたらうれしいですね。スタッフ同士の信頼関係がそのまま患者さんの安心感につながっていると感じます。

地域の方にメッセージをお願いします。

私は川越で家族と暮らし、子どももこの地で育ちました。お世話になってきた地域の皆さまに、歯科医療を通して恩返しをしたい――その思いで日々診療に臨んでいます。医療は見えない所ほど誠実さが問われます。だからこそ当院では、使い捨て器具の活用や滅菌の徹底など衛生管理に細心の注意を払い、治療の前後でも変わらぬ丁寧な対応を心がけています。さらに、口腔内スキャナーやエックス線、説明用アニメーションなどを活用し、治療内容を「見てわかる」ように共有しています。初診は情報を集め、患者さんのお話をじっくり伺う時間です。小さな違和感や不安でも、安心してご相談ください。これからも川越の皆さまとともに、お口から健康を支え、笑顔のある毎日を守っていきたいと考えています。