白河 俊栄 院長の独自取材記事
川越ホワイト歯科クリニック
(川越市/川越駅)
最終更新日:2024/06/25
![白河俊栄院長 川越ホワイト歯科クリニック main](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctordf/img_banner_url/72198/189193_top.jpg)
JR川越線・川越駅前にある「川越ホワイト歯科クリニック」の院長・白河俊栄(しゅんえい)先生がめざすのは、「患者さんの歯を大事にするクリニック」だ。虫歯治療では、歯科治療を行うことで歯自体が損なわれてしまうことがないように配慮し、できるだけ丁寧に虫歯を取り除き、繰り返し虫歯にならないような丁寧な治療をめざしている。さらに、マウスピース型装置を用いた矯正やインプラント治療など幅広い診療に対応し、予防歯科にも力を入れる。「川越ならあそこに行けば安心と言われるクリニックにしていきたい。そしてお世話になっている地域に少しでも恩返しができれば」と話す白河院長に、クリニックの特徴や診療にあたって大事にしていることを聞いた。
(取材日2023年11月21日)
患者が納得した上で治療していくことが一番大事
以前から、川越にお住まいだったのですか?
![白河俊栄院長 川越ホワイト歯科クリニック1](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctordf/img_url1/72198/pc_1.jpg)
私はもともと新潟出身で、大学も国立新潟大学歯学部でした。妻が川越出身だったご縁でこちらに来たのですが、今では第2のふるさとのように感じています。地域の方の健康に少しでも寄与できればとの思いで、この地での開業を決めました。開業前は、新潟大学医歯学総合病院の口腔外科とその出向先である新潟労災病院の口腔外科、後に千葉県内と埼玉県内のクリニックで勤務し、さまざまな患者さんを診てきました。その経験を生かして、虫歯治療、定期検診、歯周病治療、インプラント治療、入れ歯などの義歯作製、マウスピース型装置を用いた矯正など、幅広く対応しています。中でも矯正と、歯を大事にするという点で虫歯治療には力を入れており、これまで口腔外科の診療を多く手がけてきたので、親知らずの抜歯も得意としています。
どのような患者さんが多いのでしょう。
20~50代の方が中心で、比較的女性が多いですね。虫歯治療やメンテナンスはもちろんですが、マウスピース型装置を用いた矯正やホワイトニングのニーズが年々高まっています。金属性の詰め物をセラミック製にしたいという方も多く、機能性と審美性の両方が求められていると感じます。ホワイトニングではより審美性を高めるために、クリニックで行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅での「ホームホワイトニング」の組み合わせをお勧めしています。
診療にあたり大切にしていることを教えてください。
![白河俊栄院長 川越ホワイト歯科クリニック2](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctordf/img_url2/72198/pc_2_Z54760_20231121_0025.jpg)
コミュニケーションですね。歯科医師が描いている治療のゴールと、患者さんが抱くゴールは必ずしも一致するとは限りません。だからこそ、初診時には口腔内の写真を撮影し、CT画像も撮れる歯科用エックス線撮影装置で詳しく検査して、診断をしっかり行います。この時、密にコミュニケーションを取り、患者さんのご希望もよく伺うようにしています。そして2回目の診療の時には、現在の口腔内の状況をお伝えして共有し、治療計画書をお渡しして、写真やエックス線写真を示しながら、カウンセリングルームで治療が必要な箇所について丁寧に説明します。患者さんの考えも聞き取り、方向性が決まってから治療をしていくことが一番大事だと思うんです。そうすることで、患者さんも不安なく診療に臨めると考えています。
信頼するスタッフたちとともに、幅広いニーズに応える
マウスピース型装置を用いた矯正とはどのようなものですか?
![白河俊栄院長 川越ホワイト歯科クリニック3](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctordf/img_url3/72198/pc_3_Z55970_20240118_036.jpg)
従来の矯正はワイヤーを着けて歯を動かしていくことをめざすというものが主流でしたが、その場合にはたいてい歯を上下左右1本ずつ計4本抜くことが多いです。一方、マウスピース型装置を用いた矯正は、場合によっては歯と歯の間を少し削ることはありますが、基本的には歯を抜かずに矯正を進めるものです。ワイヤーがなく目立ちにくいことに加え、痛みが少なく、かなりのケースで歯を抜かずに済むのもメリットでしょう。取り外しができるので歯磨きもしやすいですね。矯正期間もワイヤーを使うのとほぼ同じかむしろ短いぐらいで、幅広い症例に対応できます。当院では型採りに口腔内スキャナーを使いますので、嘔吐反射が起きにくいんですよ。また撮影したデータをもとに、簡易シミュレーションを作成できるのもデジタルの利点。めざすゴールまでの大まかな流れを見ることで、矯正に入る前に歯の動きのイメージがしやすいですね。
矯正中に虫歯ができても、こちらで治療できるそうですね。
矯正歯科専門クリニックの場合、矯正中に虫歯ができてしまったら違うクリニックに行かなければいけないことが多いですが、当院は一般歯科・小児歯科も対応しているので、ここでほぼ完結できます。口の中を把握している歯科医師が矯正だけでなく、歯の治療も一緒にできるのは大きなメリットだと思いますし、他のクリニックに状態を連絡する際、状況がうまく伝わらないという心配がなく、患者さんの歯に責任を持ってすべての治療を自分で診ることができます。また、患者さんにとっても複数のクリニックに通わなくても済むという利便性があります。また当院のマウスピース型装置を用いた矯正は、終了までに何回調整が必要となっても追加費用はかからないので、その点も安心していただけるかなと思います。
患者さんの幅広いニーズに応えていらっしゃいますが、現在の体制を教えてください。
![白河俊栄院長 川越ホワイト歯科クリニック4](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctordf/img_url4/72198/pc_4_Z54760_20231121_0050.jpg)
歯科医師は私の他にもう一人、若く勉強熱心な先生が診療にあたっています。昨年の入職当初と比べて矯正のスキルも上達していますし、とても期待していますよ。常勤の先生が仲間に加わったことでチーム内の風通しは一層良くなり、団結力が高まったように思います。元気で向上心のある歯科衛生士や受付スタッフがそろい、口腔内スキャナーなど先進の医療機器も、皆で講習を受けながら使いこなしています。ホワイトニングに詳しい歯科衛生士からは、薬剤の選定などこちらがアドバイスをもらうくらいです。
出会った患者が、少しでもハッピーになれるように
スタッフさんをまとめていく上で、心がけていることはありますか?
![白河俊栄院長 川越ホワイト歯科クリニック5](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctordf/img_url5/72198/pc_5.jpg)
それぞれ院長とスタッフという立場で、職種上の上下関係はありますが、問題点などがあればいつでも気兼ねなく言い合えて、悪いところはお互いに直していけるような関係でいたいと思っています。なかなか忙しくてコミュニケーションが取りづらい時でも「ありがとう」と感謝の気持ちはしっかり伝えるようにしています。患者さんに渡す注意事項をまとめた紙なども、スタッフが自主的に作ってくれますし、忙しくしている時、指示しなくても考えて動いてくれるのは本当に助かっていますね。気持ち良く働いてほしいので、有給休暇をはじめとする休みはしっかり取ってほしいと伝え、スキルアップしてできることが増えれば、給与にも反映するようにしています。
ところで、先生が歯科医師をめざした理由は何だったのでしょう?
子どもの頃から自分がしたことで誰かが喜んでくれ、「ありがとう」と言われるのがとてもうれしかったんです。なので将来も、人に喜んでもらえる仕事に就きたいと考え、そこで思い浮かんだのが歯科医師の仕事でした。実際に歯科医師になって患者さんから喜んでいただけると、本当に頑張って良かったと心からうれしくなります。これからも出会った方とのご縁を大事にしたいので、自分が関わることで、患者さんが少しでも笑顔に、少しでもハッピーになれたら幸せです。
最後に、地域の方へのメッセージをお願いします。
![白河俊栄院長 川越ホワイト歯科クリニック6](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctordf/img_url6/72198/pc_6_Z54760_20231121_0028.jpg)
歯科治療で大切なのは、患者さんが治療内容に納得した上で治療を受けられることだと思います。そのため当院では、まずできる限りの選択肢を示し、それぞれの内容をご理解いただいた上で選んでもらうことを大事にしています。もちろん、どの選択であっても治療に全力を尽くすのは変わりません。人が健康で長生きするには、自分の足で歩けることと、自分の歯でごはんを食べられることの2つが重要だと思います。歯科はその2つのうち片方を担う立場にあるんですね。これからも患者さんのお口の健康を守り、少しでも笑顔になってもらえるよう、力を尽くしていきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/99万円、リテーナー5万5000円
インプラント治療(1本)/44万円、インプラント治療(サージカルステント)/5万5000円
入れ歯/33万円
セラミックを用いた補綴治療/9万9000円~14万3000円
オフィスホワイトニング/2万7500円~、ホームホワイトニング/2万2000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。