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毛利 尚史 院長の独自取材記事

もうり整形外科

(西宮市/苦楽園口駅)

最終更新日:2019/12/27

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阪急甲陽線の苦楽園口駅西口より徒歩4分。れんが造りのビル1階にあるのが「もうり整形外科」だ。院長の毛利尚史先生は、京都、大阪、神戸などの病院で、整形外科を専門にスポーツ障害や小児特有の疾患や外傷など幅広い症例の診察や手術を行ってきたが、「これまで培ってきた知識や技術、そして経験を生かして、さまざまな治療法の中から患者さんのニーズに合わせた治療を提供したい」という想いから2018年8月に同院を開院。予約優先制で診察の流れをスムーズにし、患者一人ひとりにしっかりと向き合う診察で、気軽に相談しやすい雰囲気のクリニックをめざしているという。プライベートではテニスを楽しむ毛利院長から、診療方針やクリニックの特徴など詳しく話を聞かせてもらった。
(取材日2019年12月11日)

患者の希望に寄り添い、継続できる治療を提案したい

こちらの医院を開院した経緯を教えてください。

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京都府立医科大学を卒業後、同大学付属病院の整形外科での研修を経て、1998年より公立南丹病院、社会保険神戸中央病院、愛生会山科病院などで、急性期外傷から変形性関節症、骨粗しょう症、リウマチ、痛風などの慢性疾患をはじめ、小児整形外科やスポーツ整形外科の診療にも携わりました。関節外科やスポーツ整形外科に力を入れている病院に長くいたこともあり、スポーツ外傷や膝の人工関節などの手術も数多く行いました。勤務医としてやりがいは大きかったのですが、異動が多かったため一人ひとりの患者さんと長く関わる機会が少なかったこともあり、40代半ばになり「腰を据えて地域医療に貢献したい」と思うようになったことが開院のきっかけでした。治療法は一つではないので、個人の希望にできるだけ合わせた満足いただける治療を提供したいと思っています。

この場所を選ばれた理由や患者さんの印象を教えてください。

候補地はいろいろあったのですが、幼少から高校時代まで育った夙川から近い苦楽園口はなじみがあり、一番心惹かれたことからこちらで開院しました。患者さんは、高齢者の方が多くなるのではとイメージしていたのですが、学生さんから壮年、中高年、高齢の方までスポーツをされている方が多い印象です。大人の方の場合はテニス、ゴルフ、マラソン、ダンスなど、お子さんの場合は本格的にバレエや野球をしていてケガや痛みを訴えて、というケースです。私は小児整形外科も得意としていますので、最近は乳児の患者さんも増えてきました。また、お子さんの通院がきっかけでお母さんが腱鞘炎や腰痛などで来院することも。このエリアは坂が多いので、加齢で膝の変形がなくても30代~40代の方が「急に膝が痛くなった」と受診されることがあるのも特徴ですね。

診察や治療で心がけていらっしゃることは何ですか。

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たくさんある治療法の中で、患者さんの希望を大切にすることです。まずは、痛み止めの薬を飲んで経過を観察するのか、それとも即効性を求めてブロック注射をするのか、リハビリテーションをしていくのか、疾患の種類や状況に応じてさまざまにある選択肢の中から提案します。疾患に応じたお勧めの治療法はありますが、それを押しつけることはしていません。患者さんの気持ちや状況をしっかりと聞き、続けていただける治療を選択してもらいます。例えば、「胃が弱くて薬が飲みたくない」という方には漢方薬を処方することもできますし、加齢によって骨格が変わってきている方にはインソールなどの装具療法もあります。「リハビリをする時間がない」という方には自宅でできるストレッチや筋トレのやり方をご説明するなど、患者さんが続けられる方法を提案できるように心がけています。

長く患者と関わり健康寿命の延伸に努める

骨粗しょう症の検査を推奨されていますね。

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ご自身の力でできるだけ健康を維持し、健康寿命を延ばしていただきたいという考えのもと、骨が弱そうな方には骨折を予防するためにも骨密度の検査をお勧めしています。当院では骨粗しょう症の予防と治療ガイドラインで推奨されているDXA(デキサ)法を用いて、腰椎と両大腿骨で骨密度測定を行っています。骨粗しょう症は主に加齢が原因で骨が弱くなり、骨折しやすい病気です。進行すると気づいたら骨折していたということも起こりますし、転倒したときに骨折しやすくなり、骨折部位によっては健康寿命に大きく影響します。今は内服薬や注射などいろいろな治療法がありますし、食事療法や運動療法によって生活習慣を改善する取り組みも合わせて行っていただければと思います。

院内のこだわりや設備について教えてください。

私自身も長くいる場所ですし、患者さんにも前向きな気持ちになっていただきたいので、居心地の良さにこだわりました。リハビリ設備は筋肉の緊張を緩めるためのリクライニング式の首、腰の牽引装置やウォーターベッド、低周波治療器など物理療法機器をそろえています。また、筋力が落ちていて活動性が落ちている方や高齢者の方でも簡単に使えるトレーニングマシンを設置し、治療とは別に筋力をつけるトレーニングをご自分でできるようにしています。開院当初は設置してもあまり使われないかもと思っていたのですが、皆さんにご利用いただいています。

心に残る患者さんとのエピソードを教えてください。

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なかなか痛みが取れず、あちこちの病院にかかった方を治療したことですね。高齢になると膝の軟骨がすり減り、関節が変形して痛みが出ることが多いのですが、長年膝の痛みに悩まれて来院された患者さんを診察したところ、関節を動かしている筋肉の痛みが原因ではないかと考えて、特定した筋肉へのアプローチを行い、その結果症状が改善しました。ほかにも、以前勤めていた病院で人工関節の手術をした患者さんが、私が開院してからも膝だけではなくどこか不調があると遠方から来院してくださり、10年以上お付き合いのある方もいます。やはり、患者さんとは長いお付き合いをしながら、より長く健康寿命を延ばしていただけるように、力になりたいですね。

幅広い診療経験を生かして地域医療に貢献をめざす

そもそも、先生が医師を志されたきっかけは?

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高校へ入学して将来の職業を考えた時に、周りに医師を志望している友人が多かったことが大きかったですね。医師は自分の知識や技術を磨いて、人の役に立つ仕事というのはおもしろそうと思ったことがきっかけです。中学時代からテニス部で、京都府立医科大学へ入学後も本格的にテニスに打ち込んだのですが、手首や肘、腰などいろいろ痛めてしまいました。特に腰痛はなかなか治りが悪く、コルセットをしたり、腰痛にならないためにどうしたらいいか自分でもいろいろ試したり、体の仕組みについてもっと追究したいと思うようになり、整形外科を専門に選びました。研修医の頃は急性期やスポーツ障害などの外傷の手術の技術を磨くことに無我夢中でしたね。

小児整形外科の診療経験も豊富と聞きました。

最初に入局した病院での配属が小児整形グループだったこともあり、その後も小児整形の治療や研究に携わることが多いですね。子どもの発育や骨格は個体差が大きいので、正常範囲が広い一方で、大人には起こらないような成長期特有の病気やケガがあります。発達段階にある子どもの成長過程をよく踏まえながら診療することが大切です。「何が原因かわからないが痛がっている」とか「歩き方がおかしい気がする」「足の指の形が気になる」など、不安に感じられることがあれば、気軽に相談していただければと思います。特殊な障害や疾患で入院治療や手術が必要な場合は、小児整形外科が専門の病院をご紹介しています。

読者の皆さんにメッセージをお願いします。

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地域の皆さんが体の痛みや不調を感じたら、気軽に相談していただけるクリニックをめざしています。最近は、整形外科の細分化が進んでいてどこに行ったらいいか、わからないという方もまずは聞いていただければと思います。また、2019年12月より理学療法士を3人体制にしてリハビリの予約が取りやすくなりました。ご予定に合わせてリハビリを行っていただき、早い回復をめざしてほしいですね。育児やスポーツをしていて体が痛いけれど来院する時間がないという方もいらっしゃると思いますが、悪くなってしまってからでは治療期間が長くなってしまいます。今後も患者さんの希望に合った続けられる治療を提供し、みなさんの健康維持と健康寿命の延伸に努めたいと思います。

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