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宮崎 貴志 院長の独自取材記事

しんかわ耳鼻咽喉科クリニック

(碧南市/北新川駅)

最終更新日:2019/08/28

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2018年9月に新規開業したばかりの「しんかわ耳鼻咽喉科クリニック」は、名鉄三河線北新川駅から徒歩4分の場所に位置する。駅から近い立地ながら、車社会の地域であることを考慮して、20台以上の広い駐車場が用意されている。クリニックは落ち着いた雰囲気で、半数を占める子どもの患者が遊んで待てるよう、待合室にはキッズスペースも作られている。宮崎貴志院長は、耳鼻咽喉科だけでなく、療養型病院や漢方治療をメインとするクリニックなどでさまざまな診療科の経験があり、それらが開業した今、生かされていると感じていると話してくれた。患者への丁寧な説明を心がけ、温かみのある診療をめざしたいと優しい笑顔と穏やかな口調で話す宮崎院長。診察時に心がけていることや子どもへの対応など、話を聞いた。
(取材日2018年10月24日)

わかりやすく丁寧な説明を軸にした治療

はじめに、先生の診察時のモットーを教えてください。

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わかりやすく説明することを常に意識して患者さんと向き合っています。言葉だけで説明するだけではわかりにくいことも多いと思うんですね。そういう時は、写真や図を使って、目で見て状況を理解してもらえるようにしています。患者さんは、原因がわからないことが不安だと思うので、「こういう理由で、ここが悪くなっているんですよ」と図を示しながら説明するようにしています。他科にかかっていた患者さんに「前の医院では何と言われましたか?」とお聞きしても、よくわかっていない方が多いのですが、きちんと理解できるほうが、安心できますよね。患者さんに今どういう状況で、どのような薬が処方されて、どう治療していくのかということをしっかりと丁寧に説明し、患者さんが納得して治療を受けられるようにしたいと思っています。

お子さんの患者さんが多いそうですが、子どもの病気で注意してほしいことはありますか?

アレルギー性鼻炎など、原因がわかっている場合を除いて、鼻水が続く場合は、一度受診してほしいです。というのも、子どもの場合、鼻水が続くことから中耳炎を併発することがよくあるからなんです。大人になれば、鼻水が続いたからといってすぐ中耳炎になるわけではありません。でも、子どもはまだ骨格が発達していないため、鼻水が続くと中耳炎になりやすいので注意していただきたいですね。それから、家庭で耳掃除をする方は多いと思いますが、奥のほうの耳垢を無理に掃除するのは危ないので、そういう時もぜひクリニックに相談してください。

お子さんの診療で気をつけていらっしゃることはありますか?

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基本的に、お子さんであってもきちんとコミュニケーションをとっていきたいと思っています。「まだ小さいからわからないだろう」と決めてしまわずに、まずはお母さんではなく、お子さんに対して話をするようにしています。耳とか鼻とか、目に見えないところの治療をするのは誰でも怖いですよね。「何をされるんだろう」と思うと、怖さが先に立ってお子さんは泣いてしまうんだと思います。でも、わかりやすく説明を受け、どういうことをされるかわかって治療を受ければ、そんなに怖くないだろうし、恐怖がなければ痛みも少なくなると思うんです。小さなお子さんの治療の時も、できるだけ泣かずに治療を受けて帰れるように努めています。

他科での診療経験が耳鼻咽喉科医師として生かされる

耳鼻咽喉科の医師になられたきっかけをを教えてください。

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学生時代に耳鼻咽喉科の先生にお世話になったということが大きいですが、この科は診れる範囲が耳、鼻、喉と広いので、多彩な研究ができ、多角的に診ることができることに魅力を感じました。一方で一時期、耳鼻咽喉科を離れていた時期もありました。研究に力を注いでいた時期や、療養型病院に勤務していたこともあります。訪問診療にも携わっていましたね。そうやっていろいろな分野の診療をさせてもらった中で、耳鼻咽喉科の医師であるということが、役に立つことが多かったのです。いろいろな場面で耳鼻咽喉科の医師としての意見を求められることがありましたし、逆に他科の診療を経験し、改めて耳鼻咽喉科の良さや役割を再認識させられたということもありますね。

開業にあたり、こだわった点はありますか?

院内はなるべくシンプルで落ち着いた雰囲気にしたいと思ったので、白と黄緑を基調に優しい色合いで統一しました。診察室入り口からネブライザー処置後の出口まで、一方向に回れるように配置し、患者さん同士がぶつからないように配慮しています。それから、お子さんの患者さんが多いので、待合室の一角にキッズスペースを作りました。キッズスペースも白と黄緑のマット敷きになっています。また、トイレは男女別にし、車いすにも対応しています。院内でできる検査は、エックス線、聴力検査の他に、血液検査と尿検査があります。院内で検査をしているので、30分くらいで炎症反応などの検査結果が出ます。

漢方薬も取り入れていらっしゃるんですね。

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漢方専門のクリニックに在籍していたこともあり、その時の経験を耳鼻咽喉科にも生かしたいという思いがあります。治療には、標治と根治という考え方があり、西洋薬は「症状を抑える」、例えば血圧を下げるとかアレルギー反応を抑えるというところが「標治」にあたりますが、「根治」つまり根本から治すというのを得意とするのが漢方だと思っています。西洋薬と漢方薬の良いところを取り入れながら、体の中から改善することをめざしていければと思います。例えば、耳鳴りはメカニズムもまだはっきり解明されていませんが、漢方でその人の体質に合ったものを使うことが適していると考えられています。もちろん、漢方を使ったから治るというような簡単なことではありませんが、耳鳴りやめまいを訴える患者さんに対して、漢方を処方することもありますね。

かかりつけ医として、近隣住民の健康を守りたい

スタッフとのコミュニケーションはどのようにとられていますか?

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現在スタッフは9人在籍し、耳鼻科の経験がないスタッフもいますが、みんな自分で考え積極的に動いてくれていてありがたいですね。あえて僕が「こうしてほしい」と言う必要がないくらい、それぞれが勉強してくれています。患者さんへの対応はもちろんですが、さまざまな処置についても、自ら勉強しメモにまとめて用意していて、診察の時も適切な手助けをしてくれます。今後は、院内での勉強会も行いたいと考えていて、1回目は漢方についてみんなで学ぶ予定です。やはり気持ちは口に出して伝えなければと思い、スタッフに「ありがとう」と感謝を伝えるようにしていますが、スタッフのみんなは照れ臭いみたいですね(笑)。

ところで、碧南市で開業されたのはどのような経緯でしょうか?

実は、開業するまで碧南市にはあまり縁がありませんでした。しかし開業にあたり、いろいろとリサーチしている中で、「どこなら地域の皆さんのお役に立てるか」と考えた時、碧南市は耳鼻咽喉科が少なかったこともあり、医療でお役に立ちたいと、この地に開業することを決めました。この辺りは、緑が多くのどかで、そういう町の雰囲気と同様に、患者さんは穏やかで優しい方が多いですね。地元で採れた野菜や海産物がおいしいのも魅力的です。碧南市に来て、今まであまり食べたことがなかったイチジクを食べる機会が多く、そのおいしさを改めて知りました(笑)。縁あってここで開業できたので、地域の皆さんの健康な毎日をお手伝いできるようにと思っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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この地域の人たちが困った時に気軽にかかれるクリニックでありたいと思っています。もちろん僕1人ですべての病気を診られるわけではないですが、ここで開業させていただいた以上、この地域の人たちの健康を守りたいという思いが強いです。そのために他科の先生とも連携をとっていますので、困った時は相談してもらえればと思います。また手術が必要な場合も、地域の総合病院にご紹介させていただいています。まだ開業して1ヵ月ですが、そういう例が何件かありました。地域のかかりつけ医として、そこをしっかり見極めていきたいと思います。ただ治すというだけでなく、「こういう状態だからこういうように治療していく」というプロセスをしっかり説明していきたいと思うので、皆さんもわからないことは気軽に聞いていただければと思います。

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