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國谷 隆志 院長、國谷 春菜 副院長の独自取材記事

くにたに歯科

(岐阜市/岐阜駅)

最終更新日:2021/10/12

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2018年8月に開業した「くにたに歯科」。JR岐阜駅から直進徒歩10分の古くからの住宅街に立つ同院には内に3台、3軒隣に5台駐車できるスペースがあり、車での通院も可能。緩やかな階段か、長いスロープを進むと入口はスライド式の手動ドアが採用され、子どもや高齢者も安心だ。院長の國谷隆志先生と副院長の國谷春菜先生の夫妻が力を合わせ、幅広い年齢層を対象に一人ひとりの患者に寄り添った診療を行う同院。「保険診療という制限の中でも手間をかけて良質な治療を提供したい」との想いを夫妻で共有し、保険診療をメインに地域の歯科医療に力を尽くす。2児の母でもある春菜先生は妊婦や小児の歯科治療にも力を入れて活動。随所に信頼関係が垣間見える2人に歯科診療にかける想いなどを聞いた。

(取材日2019年4月4日)

夫婦で力を合わせ、一人ひとりの患者に向き合う

開業までのご経歴と開業までの経緯をお聞かせください。

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【國谷院長】歯科医師になった当初から開業を視野に入れ、大学卒業後は愛知県の予防歯科医院、岐阜県の自由診療専門の歯科医院、小児歯科医院などに勤務して研鑽を積み、2018年8月に開業しました。当初は僕の出身地の神戸での開業も考えていたのですが、岐阜出身の妻がこの辺りに開業を考えていたこと、近くにこれからも学ばせていただきたい先生方や歯科技工士さんがいることもあり、ここに決めました。
【春菜先生】朝日大学歯学部を卒業後、同大学大学院歯学研究科で4年間歯内療法学を専攻し歯学博士を取得しました。その後大学の助教として勤務し、現在も朝日大学の非常勤講師を勤めています。上の子を出産するときに退職した後は、子育てをしながら実家の歯科医院と岐阜県内の歯科医院に週4日ほど勤務しつつ、夫と開業の準備をしました。開業した時は2人目を生んで4ヵ月ほどだったので、今も子育てと仕事を両立しながら日々充実しています。

どんな患者さんが来院していますか?

【國谷院長】ファミリー層の患者さんや、お子さんが多いかなと思って開業したのですが、予想以上に高齢の患者さんにも多く来ていただいております。この辺りは長く住んでおられるお年寄りの方も多いですし、昔からの歯科医院が高齢のために閉院されることもあるようです。お年寄りの患者さんに「歩いて行ける所に新しい歯科医院ができて助かりました」と言っていただくことも多く、うれしいですね。そのほかの患者さんは、お子さんとそのご家族、学校の歯科検診で治療が必要になった中高生にも来ていただいていて、年齢層は1歳から94歳までと幅広いです。ありがたいことに、最近はクチコミやご紹介で来院される患者さんが増えました。

妊婦さんの診療も積極的にされているのですね。

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【春菜先生】母子のために活動するNPO法人の依頼を受けて講演をすることもありますし、子育ての経験を生かした歯科診療ができればと思っています。例えば、「妊娠中は治療ができないから出産後に来てください」とよく言われることがあると思うのですが、実際はそんなに簡単ではなく、産後はなかなか行けませんよね。産前産後は寝不足や疲労で抵抗力も落ちますし、授乳中は薬も制限されます。麻酔もしたくない気持ちもわかります。ほかにも、小さな子を持つお母さんは、「仕上げ磨きをしてくださいね」と歯科医院で言われることが多いのですが、小さな子はなかなか思うようにさせてくれませんよね。そんなことが経験上よくわかりますので、理想と現実の落としどころをうまく見つけて、お母さんたちに伝えたいと考えています。

徹底的に衛生管理された環境下で行われる精密な治療

診療の際に大事にしていることは何ですか?

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【國谷院長】当院は保険医療機関の歯科医院ですので、保険診療の制限内でも、より良い治療を行うことを大切にしています。自由診療であれば、より素材や質にこだわった治療が受けられると思いますが、歯科治療を受けたい人すべてが経済的に自由診療を選択できるわけではありません。では、保険診療では“それなりの治療”しか受けられないのかといえばそんなことはないはずです。
【春菜先生】保険診療を希望する方々が、それなりの治療しか受けられないというのはおかしいと私たちは思っています。ですので、保険診療の限られた時間、限られた材料の中からベストなものを提供したいですね。

設備面でのこだわりはありますか?

【春菜先生】当院では歯科医師・歯科衛生士がマイクロスコープや拡大鏡を用いた治療・施術を行っています。やはり肉眼で見えるものと拡大視野で見えるものはまったく違っていて、肉眼ではほとんど見えないようなものも拡大鏡などを使用すれば見ることができます。
【國谷院長】拡大視野を利用した治療は精度の高さにつながっていくと考えていますので、使わない手はないですね。当院では保険、自由診療関係なくマイクロスコープを使用しての治療を行っています。マイクロスコープで撮影した画像は写真や動画で見られますので、例えば抜歯の場合、歯の破折などが疑われれば、患者さんにお見せし、実際に破折線などを見ていただくことで自分の歯がどのような状態になっていたのかをわかっていただけますし、抜歯の必要性があったことも納得していただけます。そうすると患者さんも安心しますので、「歯を抜かれた」という思いが少なくなると思っています。

徹底した衛生管理を重視されているとお聞きしました。

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【國谷院長】はい。私たちは2人とも、滅菌についての専門的な知識をもっています。開業前に大学の先輩のクリニックを見学させていただいたのですが、驚くほど整理整頓され、清潔でした。開業医でも大病院並みの衛生管理ができることを目の当たりにし、それなら自分たちもめざそうと。根管治療で同じ人が同じ技術で治療する場合、器具が清潔なほうが予後が悪くなる可能性が低いというのは言うまでもありません。徹底した衛生管理は患者さんにとってはもちろん、器具を使うスタッフにとっても大切なことです。ですから、スタッフにも滅菌に対する知識を持って滅菌の工程に臨んでもらいたいので、院内でも勉強会を開いています。衛生管理は、院長として、医療人としての人間性も出ると考えていますので力が入ります。

医療者としてのプライドを胸に、真摯に治療に取り組む

こちらでは歯磨き指導に力を入れていらっしゃるのですね。

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【國谷院長】当院では初診時に口の中の写真をいろいろな角度から撮影して一緒に見ながら解説します。そうすることで見たことのなかった裏側の汚れや虫歯等に気がついてもらえます。そして、治療を繰り返さないためにも徹底的に歯磨きの練習をしてもらいますので、歯磨きの練習時間が長いのが特徴かもしれません。
【春菜先生】歯石がついたら歯科医院で取ればいいという「歯科医院依存型」よりも毎日自分できちんと磨くことが大切です。特に子どもはこれから先の長い人生で、自分できちんと磨けるか磨けないかが歯の健康を大きく左右します。毎日のお風呂のように、きちんとした歯磨きも習慣にする。子どもは「また歯ブラシ教室?」と言いながら歯ブラシを持ってきてくれますね。いずれは「歯ブラシ道場」のように学校帰りに寄ってもらえる場になればいいなと思っています。

歯科医師になったきっかけなどありましたらお聞かせください。

【國谷院長】僕も妻も実家が歯科医院ですから、子どもの頃から親の姿を見ていて自然に同じ道に進むようになったような気がします。僕は子どもの頃から勉強が嫌いでしたので、あまり勉強をしなかったのですが、歯科医師になってからは一生懸命勉強するようになりました。これまでの人生の中で今が一番勉強していますし、今が一番楽しいです。勉強することでより良い治療につながり、患者さんに喜んでいただけますし、師事した先生たちに対して胸を張れるような仕事がしたいです。

最後に今後の展望、読者へのメッセージをお願いいたします。

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【國谷院長】医療職に就く者としてのプライドを持ち、患者さんにとって経済的に大きな負担なく、良質な治療を提供できる歯科医院でありたいと思っています。
【春菜先生】「歯を大事にしたい」という方を育てる歯科医院でありたいと思っています。「歯磨きは嫌」という方のニーズには合わないかもしれません。歯を大事に思う人に来てほしいですし、そんな人を育てたい。今までは歯や口の中に興味がなかった方も、当院に来院されたことがきっかけで自分の口腔内に興味を持ち、自分の歯に向き合う人が増えたらいいなと思います。

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