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香月 孝史 院長の独自取材記事

広島中央通り 香月産婦人科

(広島市中区/八丁堀駅)

最終更新日:2020/10/21

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広島電鉄「八丁堀」電停から徒歩5分。香月メディカルビルの5~8階に「広島中央通り 香月産婦人科」はある。院長の香月孝史院長は広島大学病院で体外受精を研究。西区で開業していた父の後を継いで2000年に2代目院長に就任した。「元気な赤ちゃんを家に連れて帰ってもらうこと」を理念に掲げ、女性の一生をサポートしたいとビル内には内科、小児科、眼科、皮膚科、メンタルクリニックが入り、互いに連携をとり合っている。何事にも常に全力で向き合い、情熱と人間力の深さを感じさせる香月院長に、同院開設の経緯や父である先代院長への想いなどを聞いた。
(取材日2020年7月14日)

幼少期からの構想を形にした女性の一生を支える医院

とても設備の整った建物ですが、中区にこちらのクリニックを開設された理由をお聞かせください。

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当院は初代院長である私の父が西区に開業したことに始まり、今年で50周年を迎えます。2000年に院長職を引き継いで5年後に西区内に新築移転しましたが、どうしても西部の患者さんが中心になります。専門とする周産期医療、不妊治療を幅広い地域の方に提供したいと、利便性の高い中央通りで場所を探し、2018年にこのビルと当院を開設することができました。現代女性のお産は、多くの場合一生に1~2回のこと。安全なお産で、元気な赤ちゃんを連れて帰っていただくことを大前提に、特別な時間を演出する空間づくりや食事メニューにもこだわっています。妊娠前の体づくりから産後まで、女性の一生をケアするために、体外受精の説明会や栄養教室なども開催し、ビルの中には小児科、内科、皮膚科、眼科、メンタルクリニックが入って互いに連携しています。

このビルの構想はいつ頃から思い描いていたのですか?

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幼少期から将来は医師になると思っていましたし、その頃から総合的な医院をつくりたいと思っていましたから、構想40年以上になります。ただ医師になり専門とする診療科を選択する時、産婦人科に進むか悩みましたね。昔は医院と自宅が一つの建物でしたから、夜間や休日に関係なく呼び出しがかかる父の姿を見ていて、苦しいことはわかっていましたし、整形外科や循環器内科にも興味がありました。それでも産婦人科を選んだのは、私から父に「どうなったらうれしいか」と聞いた時、「産婦人科の医師になってくれたら、それはうれしい」という一言があったから。頭の中では9割方、産婦人科で決まっていたのですが、父のその言葉に後押しされました。

西区の医院と、患者層に違いはありますか?

西区のほうとは、年齢層や地域などいろいろと違いますね。西区は西部の方が主で、妊娠・出産の周産期が中心。対して中区の医院には中区、東区、南区、安佐南区、広島市外など幅広い範囲から来ていただいていて、若い方が多いです。働きながら通院される方の割合も高く、昼休憩の合間や夕方に駆け込んでくる方も少なくありませんね。婦人科、がん検査、周産期医療、不妊治療など幅広く対応しています。仕事をされてストレスがたまり、月経不順になる患者さんは非常に多く、感染症の検査や治療、ブライダルチェックが目的の方が多いのが特徴です。インターネットで調べて来る方が多い印象ですが、最近はご友人やご家族の勧めや近隣の方も増えています。

大学病院での経験を現在に生かす

先生は大学病院に勤務し、大学院で研究もされていましたが、どのようなことをされていたのですか?

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広島の総合病院で体外受精を行っている施設は大学病院のみでしたから、その研究をしたい一心でした。体外受精のほかにも、がんの手術や治療、分娩の経験を積ませてもらったことは、自分の財産になっています。父は私が32歳の時に亡くなり、急ぎ院長を引き継いだのですが、その後の5年間も大学にも在籍し、計10年間勤務しました。昼間はクリニックで診察、夜は大学病院で体外受精の研究と論文執筆をしていたわけですが、夜中にお産で呼び出されることもしばしば。平和大通りを一日に何度も往復したものです。あまりの大変さに途中でやめようかと思うこともありましたが、父から最後に言われた「医師になって、博士号を取らないと意味がない」という言葉だけは守らなければと、一心不乱に頑張りました。こうした経験や研究が今の診療にすべて生かされていることが、何よりうれしいです。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんそれぞれに考え方や悩みは異なりますから、その方に合った治療、方法を説明するようにしていますね。ほとんどの女性が将来的に妊娠・出産を希望されるため、月経不順や子宮がん検診で来られた方にも将来的なことを含めたアドバイスや説明をさせていただいています。また、女性医師を希望される患者さんには、女性医師が担当します。診察では医師になかなか聞けなかったり、後から気づいたりというのもよくあります。妊娠の場合は、医師の診察の後に外来で助産師が話をします。また、不妊治療でも診察後に専門のスタッフが話をして、聞けなかったことや心配事を伺っています。二重、三重にチェックをして、できる限りのことをさせていただいています。

スタッフ数も多いですが、意識の共有はどのようにされていますか?

規模が大きくなってスタッフ全員と顔を合わせることが難しいため、笑顔や身だしなみなど、基本的なことをまとめた文章を朝と夕方に一読してもらっています。トラブルや苦情については、その都度、一人ひとりに説明と指導をしますが、ここで重要なのは全員で共有すること。ヒヤリハット(事故には至らなかったものの、「ヒヤリ」「ハッ」とした出来事)報告書を必ず書いてもらい、指導内容も含めて全員で共有しています。医療人として、命に関わるようなミスは許されませんが、それ以外のミスは人間ですから誰もがするものです。大事なのは、ミスをした後に繰り返さないこと、ミスをフォローする人間がいることであり、そのためにも情報を共有しています。

産婦人科の医師として、全力で走り続けた25年

産婦人科の医師になって、良かったなと思う瞬間を教えてください。

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産婦人科の医師になって25年、がむしゃらにやってきて、毎日が充実しすぎて苦しいと思う暇もないほどでしたが、元気な赤ちゃんが産まれてきたときなどは「なって良かった」と思います。これまで数えきれないほどの出産に立ち会ってきましたが、特に難産になると大変です。一晩中、あるいは一日かけてするお産もあるため、患者さんも大変ですが、家族の方も私たちスタッフも気が気ではありません。われわれも汗だくになってお産に臨みます。その中で元気な赤ちゃんが生まれてきてくれると、本当に「良かったな」と思います。

お忙しいかと思いますが、プライベートはどのように過ごされていますか?

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仕事が趣味のようなものですね。ただお産は体力勝負です。産婦人科の医師になってからの25年間、欠かさずトレーニング続けてきました。週に3日トレーニングをして、食事の栄養管理にも非常に気をつけており、体重と体型は25年間維持し続けています。お産は体力、知力、気力が必要。この一つでも欠けると、仕事が成り立ちませんからね。やはり健康を維持することが一番です。自分の体の管理については徹底して取り組んでいます。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

卵子の数には限りがあり、胎内にいるときに作られたものがすべてで、それ以後は作られることはありません。月経のたびにたくさんの卵子が排出されて失われ、閉経に至ります。卵子の数は毎月減少し、増えることはないのです。このため、妊娠出産に関しては年齢が重要な意味を持つと考えています。特に30歳以上の方で妊娠を希望されている方、悩んでいる方は一日でも早くご相談ください。当院は出産、不妊治療の分野で高い専門性を持ち、また、ビル内には内科、眼科、皮膚科、メンタルクリニックも併設され、総合病院と同等のものを提供できるのではないかと自負しています。今後も、医院の運営に情熱を注ぎ、患者さんに満足いただける医療の提供を継続してめざしていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

自然分娩/51万8000円~(税別)、人工授精/2万6000円(税別)、体外受精/20万円~(税別)、ブライダルチェック/1万円(税別)

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