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女性特有の不調や悩み
1人で抱え込まずに受診、検診を

ヒロレディースクリニック

(鶴ヶ島市/若葉駅)

最終更新日:2023/11/30

ヒロレディースクリニック 女性特有の不調や悩み 1人で抱え込まずに受診、検診を ヒロレディースクリニック 女性特有の不調や悩み 1人で抱え込まずに受診、検診を
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女性特有の悩みや不調は多岐にわたる。妊娠の不安や更年期の不調など、人に相談しにくいことも少なくない。また、ひどい生理痛に悩む人もいれば、まったく症状が出ない人もいるなど、個人で大きな違いがあるため、1人で抱え込んでしまうケースも。そんなときに頼りになるのが、さまざまな症状に幅広く対応してくれるクリニックだ。年齢やライフスタイルによって異なる女性の悩みを、患者とともに考えたいという、「ヒロレディースクリニック」の福田宏史院長。「内科と同じように、気軽に不調を相談することができる女性のクリニックです」という福田院長に、女性に多い悩みへの対応やがん検診など、同院の取り組みを聞いた。

(取材日2020年2月7日)

月経困難症、更年期、避妊、中絶など相談しにくい悩みを患者と考え、がん検診の必要性も伝えたい

Q月経にお悩みを持つ方には、どのような治療があるのでしょう。
A
ヒロレディースクリニック 一人ひとりの患者に合わせた治療を行っている

▲一人ひとりの患者に合わせた治療を行っている

月経でのお悩みで一番多いのは生理痛も含めた生理前後の痛みなどの症状がある、月経困難症ですね。月経困難症には、他に原因となる病気はないけれど痛みがある機能性月経困難症と、子宮内膜症や子宮腺筋症といった病気に起因する器質性月経困難症があります。検査の結果、器質性と判断されれば、その病気に対する治療を行い、それ以外は低用量ピルを処方することが多いです。月経困難症以外にも、生理不順、過多月経、生理不順など、月経異常に関する悩みは、人それぞれ多岐にわたります。一人ひとりの話をお聞きして診察や検査をし原因を追究して、経過観察、薬の処方、必要に応じて病院にご紹介するなど、その方に合わせた治療をしています。

Q更年期障害について教えてください。
A
ヒロレディースクリニック 気になる症状があればまず婦人科に相談

▲気になる症状があればまず婦人科に相談

閉経年齢の平均は50歳頃。その前後5年くらいの更年期期間に出る症状が更年期症候群、いわゆる更年期障害です。かっと暑くなるホットフラッシュ、汗をかきやすいとか発汗過多といった運動血管障害は閉経前に、イライラや、うつ、不眠といった精神的な症状は閉経後に起こる傾向があります。更年期は誰にでもありますが、これらの症状が必ずしも更年期症候群とは限りません。更年期症候群は、器質的な病気がないことが前提だからです。血圧や心臓、甲状腺ホルモンに問題がない、精神疾患もない、けれども暑くなるとかイライラするという症状がある場合は、更年期症候群です。ですから気になる症状があれば、まず婦人科に相談してください。

Q子宮がん検診にも力を入れていますね。
A
ヒロレディースクリニック 早期発見のため検診が大切

▲早期発見のため検診が大切

子宮がんには、子宮頸部に発生する子宮頸がんと、子宮内膜から発生する子宮体がんがあります。子宮頸がんはそんなに進行が早い病気ではありませんが、ほとんど症状が出ないので気づかないうちに進行してしまうことも多いのです。ですから早期発見のために定期的な検診をお勧めしています。子宮体がんは症状として不正出血がありますので、疑わしい場合は検査を受けてください。どちらも検査は細胞を採取する細胞診です。子宮内部に器具を挿入して軽く擦る程度ですので、数秒で終わります。結果が出るまでには、約1週間。がんが発見された場合は、高次医療機関をご紹介します。

Q人工妊娠中絶手術についても対応されているそうですね。
A
ヒロレディースクリニック 手術後は個室のリカバリールームで休憩

▲手術後は個室のリカバリールームで休憩

当クリニックでは、11週6日までの人工妊娠中絶手術に日帰りで対応しています。プライバシーに配慮した院内設計のため、手術当日に他の外来患者さんと顔を合わせることはありません。手術は「吸引法」で5分程度で終了します。出血も少ないので、回復が早いのが特徴です。全身麻酔をしていますので、術後は個室のリカバリールームで2~3時間お休みいただきます。手術の1週間後に来院いただき経過を確認し、ご希望があれば今後の避妊についてお話しします。避妊は低用量ピルか子宮内器具になりますが、40歳以上の方には血栓症のリスクもあるため低用量ピルはお勧めしていません。これは避妊に限らず、どんな治療に対しても同様です。

Q年齢によって、薬や治療の方法が違うのですか。
A
ヒロレディースクリニック 薬の副作用についてもしっかりと説明してくれる

▲薬の副作用についてもしっかりと説明してくれる

例えば低用量ピルは、比較的安全性に配慮されたお薬ですが、副作用がまったくないわけではありません。最も怖いのが血栓症です。女性は40歳を過ぎると、ホルモンの関係で血液が固まりやすくなります。ピルを飲むことによって、さらに血が固まりやすくなる状態をつくることになってしまいかねないのです。エコノミークラス症候群と同じ状況を引き起こし、生命にかかわるリスクにもなり得ます。ですから避妊や月経困難症で低用量ピルを服用している方でも、きちんとご説明して40歳を目安に別の方法をご提案するようにしています。

ドクターからのメッセージ

福田 宏史院長

先ほどお話しした子宮頸がんもそうですが、婦人科系のがんは自覚症状が出ないものが多いのです。卵巣もかなりのサイレント臓器。まさに沈黙の臓器といえるでしょう。近くに婦人科がないからと検診をためらう方もいるかもしれませんが、初期や早期であれば治療も早い回復も望めるのです。ですから1年に1回、定期的に検診を受けてください。また、ご自身の体のことで「いつもと違うな」と感じることがあったら、すぐにご相談ください。結果的に病気でなくても間違っていてもいいじゃないですか。悩んでいるうちに時間がたって、取り返しのつかないことになる前に来ていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮がん検診/7000円~、低用量ピル処方/2500円~、子宮内器具による避妊/3万3000円~(別途エコー代2800円)別途診察料、検査費用がかかります。※詳しくは公式ホームページもご参照ください

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