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荒川 健一郎 院長、荒川 裕香 副院長の独自取材記事

あらかわ内科クリニック

(刈谷市/逢妻駅)

最終更新日:2019/08/28

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水田も残るのどかな住宅地にある「あらかわ内科クリニック」。院長の荒川健一郎先生は地元出身で、福井医科大学(現・福井大学医学部)卒業後、福井県で長く勤務医を続け、生まれ育った地域の人たちの健康を守りたいと、2018年8月に開業した。自身は循環器内科が専門で、妻の荒川裕香副院長は消化器内科が専門。風邪や発熱など一般的な内科疾患から、専門的な病気の診断、治療までトータルに診られることが特徴だ。「気軽になんでも相談していただけるクリニックでありたい」と抱負を語る。重篤な症例を診てきた経験から、病気になる前の予防にも力を入れていきたいという。お互いをフォローし合う2人の優しい笑顔と穏やかな雰囲気に心癒やされるクリニックだ。
(取材日2018年9月22日)

一般内科に加え、循環器、消化器の専門的な治療も

開院されて1ヵ月だそうですね。クリニックのこだわりなど教えてください。

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【荒川院長】建物はバリアフリーに、落ち着いたダークブラウンを基調にして木の風合いも取り入れ、患者さんにくつろいでいただけるように考えました。父が描いた油性色鉛筆の風景画も飾り、明るい雰囲気を出しています。待合室は日差しが注ぐよう南側にして、いずれ胃カメラやCTを導入することを考え、診察室は3つに、エックス線検査室のスペースにも余裕を持たせました。建物の後ろ側の駐車場から玄関までは、雨が降っても濡れないように屋根のある回廊を設けています。近隣の患者さんには、「建設中から開院するのを待っていたよ」と言っていただき、うれしかったですね。来られている患者さんは働き盛りの方からご高齢の方までさまざま。近くに、私が卒業した小学校があるのですが、風邪をひいたお子さんもいらしています。

患者さんの負担を減らすさまざまな取り組みも見受けられますね。

【荒川院長】ヘモグロビンA1cや血糖の値が即日出る機器に加え、肝臓の働きを調べるGOTやGPT、腎機能を見る尿素窒素、クレアチニン比などの値も15分以内に出せる検査機器、心エコーやホルター心電図も導入しています。発熱も、風邪ではなく、肝臓が悪くて熱が出ることもあるのですが、その診断もできます。診察した日に検査結果がわかり、院内薬局なのですぐに薬も受け取れる、すべてこの院内でできるので、患者さんにもご負担が少なく通院していただけたらなと思っています。
【裕香副院長】高次な医療が必要と判断したときは、刈谷豊田総合病院とネットワークシステムでつながっていますので、紹介や、さらに術後の治療の引き継ぎもスムーズに行うことができます。患者さんは、来院しやすくなんでも相談できる気軽さと、専門的で質の高い治療を望まれていると思いますので、どちらもかなえられるような医療体制を整えていきたいと思います。

それぞれのご専門について、まず院長から教えてください。

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【荒川院長】循環器は、例えば心臓のがんなどは極めてまれで、大抵の病気はきちんと治療すれば改善していくことが期待できるのです。そのため、月並みな言い方かもしれませんが、みんなを笑顔にできるのではないかと思い、専門に選びました。大学病院や総合病院では、狭心症や心筋梗塞などの症例に多く携わり、カテーテル治療や心臓のペースメーカーの植え込み手術などを主に行っていました。詰まったり細くなったりしている血管をバルーンで広げ、ステントという管を入れるのですが、詰まりがひどい血管でも、結構上手に処置できていたのではないかと思います。また、希少な疾患を大学病院で多く診たことも、医師として貴重な経験になりました。

丁寧で苦痛の少ない検査と、患者に対し誇れる診療を

裕香先生のご専門についても教えてください。

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【裕香副院長】最初の5年は心臓に興味を持って仕事をしていたのですが、結婚、出産を経て子どもに食事を作っているうちに、食べ物で栄養を摂取することの大切さにあらためて気づき、食べて消化し、排せつするまで、体の中を総合的に診られる医師になりたいと思い、消化器も勉強するようになりました。胃カメラや大腸カメラの先生との出会いもあり、2人目の子どもの育児休暇が終わってからは本格的に消化器を専門としました。以来、カメラの検査による病気の早期発見に努めるとともに、嚥下障害の方の検査、治療を行い、リハビリテーションにつなげています。当院は内科全般をカバーし、かつ循環器、消化器それぞれの専門の医師がいることで、より患者さんのお役に立てるのではないかと思います。

これまで、心に残っている言葉や大切にしていることはありますか?

【裕香副院長】指導してくださった先生がおっしゃっていたのは、検診のハードルを下げるのが大事だということです。1回のカメラで病気がないかしっかり調べることはもちろん大事なのですが、患者さんに「もう二度と受けたくない」と感じるような検査をしてしまっては本末転倒です。期間をあけて定期的に観察してこそ検診の意味があります。「次回もまた受けてもいいかな」と思っていただける検査にするために、丁寧な手技だけではなく、声かけや麻酔の仕方にも気を配っていきます。特に初めての方は緊張感が強く恐怖心がある方もいるので、リラックスできる環境づくりはとても大切だと思っています。

院長先生は、いかがですか?

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【荒川院長】勤務医時代は大きな病院でしたので、例えば心筋梗塞で、救急車で病院に運ばれてきた患者さんは、医師を選ぶことはできませんでした。「ほかの先生のほうが良かった」などということのないよう、患者さんに対して恥ずかしくない、誇れる仕事をする医師になってほしいと指導担当の先生に言われ、今も心に留めています。それには常に研鑽することが大切です。さらに知識や技術だけでなく、気遣いや心配りにおいても同じで、患者さんに恥ずかしくないよう誇りを持って接したいと思います。ここは地元ですので私の同級生や両親の知人が来ることもありますし、開業した今のほうが勤務医時代より患者さんとの距離が近くなりました。その分、より親身に接することができているのではないかなと思っています。

明るく笑顔の多いクリニックをめざして

裕香先生は現在、週1回土曜のみ診療されているそうですね。

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【裕香副院長】はい、平日は豊田市の病院に勤務しています。消化器や、物を噛んで飲み込む機能の状態を調べる嚥下機能評価を専門としていますので、お問い合わせの電話でご様子をお聞きし、「土曜日にいらしてください」とお伝えすることもあります。土曜には腹部エコーも行っています。私は千葉県出身で、院長とは大学が一緒でした。実は私も最初は循環器を専門に考えており、彼から指導を受けていたんです。とても厳しくて、ほとんど毎日怒られていましたね(笑)。

スタッフの方々についても教えてください。

【荒川院長】事務も看護師も、気立てが良く明るい人がそろいました。上手に気配りができるスタッフたちです。
【裕香副院長】みんな笑顔がすてきです。それに、病気でつらい患者さんから「ちょっと、すみません」と声をかけられるのではなく、こちらから「どうされましたか?」と声をかけるようにしてほしいと常に伝えているのですが、きちんと実践してくれています。また、掃除も徹底していて、とてもありがたいですね。やはり体調が悪いときは、汚れを目にしたくないですし、普段気にならない小さなことも気になったりしますので、清潔感はとても大切。おかげで当院はトイレまでピカピカです。

今後の抱負などについてお聞かせください。

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【裕香副院長】病院が嫌いという方もいらっしゃると思いますが、ここが、どなたでも気負わず、気軽に来られる場であればうれしいです。また、豊田市の病院では在宅診療に力を入れていますので、いずれは当院でも対応できるようにし、患者さんの人生にずっと寄り添いたいと思います。
【荒川院長】いつも笑顔のある明るいクリニックでありたいですね。私の祖父が町の開業医で地域の皆さんに頼られていたので、私も医療に限らずなんでも相談していただける存在でいたいです。また長年、心臓疾患の治療をしてきて思うのは、病気になる以前、つまり動脈硬化が進まないようにすることが大切だということ。食事や運動を含む生活習慣の改善指導や、血圧、コレステロール、血糖値の管理など、普段からの予防にも力を注いでいきたいと考えています。

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