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粒来 拓 院長の独自取材記事

よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2020/01/14

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東急東横線の綱島駅から歩いて10分ほどのショッピングモール2階にある、「よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック」。本院のよしかた産婦人科と連携した妊婦健診と、粒来拓院長の専門である女性医学に関連した診療をメインとしている。「産婦人科は、なんとなくハードルが高いと感じている方が多いと思いますが、産婦人科こそ女性の身近にあるべきだと考えています」と、粒来院長。妊娠出産はもちろん、ライフステージに合わせた女性特有の悩みをサポートしたいと考えており、買い物などのついでに気軽に来院してほしいという。包み込むような優しい笑顔が印象的な粒来院長に、医師をめざしたきっかけや日々の診療で心がけていることなど、医療にかける思いを聞いた。
(取材日2019年12月25日)

産院と連携した健診から女性特有の悩みまで幅広く対応

こちらのクリニックの開院の理由をお聞かせください。

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クリニックが入っているアピタテラスのオープンと同時に、2018年に開院しました。最近ではショッピングモールにクリニックがあること自体は珍しくしないと思いますが、産婦人科はあまり多くないと思います。「産婦人科って、なんとなくハードルが高い」と思う方もいるかもしれませんが、妊娠や出産はもちろん、女性に特有の疾患や悩みを相談できるのが産婦人科です。そのため、女性が気楽に通える場所として、ショッピングモールの中は最適だと思いました。そこで、この一角に医療モールができるという話を聞き、当法人の理事長が手をあげたのです。

クリニックの特徴を教えてください。

院内では、待合室だけでなく診察室の中にもキッズスペースがあることが特徴ですね。ですから、小さなお子さんも一緒に診察室の中に入れるようになっています。赤ちゃんって、皆さんにとって大切な赤ちゃんですよね。お父さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、お兄ちゃんもお姉ちゃんも、みんながその誕生を待っている。だから健診にも、できるだけご家族で一緒に来ていただけるようにしたかったんです。他にも診療体制としては、本院であるよしかた産婦人科と綿密な連携をとっていることと、私の専門である女性医学に関する女性特有の病気や困り事をサポートすること。その2つが大きな特徴です。そのために通院しやすい場所で開業し、お仕事をされている方でも通いやすいように平日は18時30分まで、土日も午前中だけですが診療しています。それに女性医師も在籍していますので、相談をしやすい体制を整えています。

入院施設がある産院と密接に連携しているのは心強いですね。

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よしかた産婦人科でお産をする方のみに対応しているのですが、ここでは妊婦健診も32週まで行うことができます。カルテも共有していますので、夜間や休日なども本院で対応可能です。よしかた産婦人科は、50年以上続くお産病院として地域に根差しており、地域の皆さんの信頼も厚く、安心できる環境の産婦人科医院です。当院で妊婦健診を行い、いざ出産となればそのまま本院にシームレスに移れるのは、妊婦さんにもご家族の方にとっても安心だと思います。また、自然分娩や母乳育児を大切にしていて、先ほどの「みんなの赤ちゃん」というスタンスも本院からきているもので、綱島をはじめ、近隣の妊婦さんの安全な出産を法人全体でサポートできるように努めています。

ライフステージに合わせた健康管理で女性をサポート

産婦人科で、骨粗しょう症の診療をしていただけると聞きました。

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骨粗しょう症というと、整形外科を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実は骨量と女性ホルモンは密接な関係があります。閉経を迎えると女性ホルモンが減少し、骨量も減少していきます。また、骨粗しょう症は高齢女性の病気だという印象があるかもしれませんが、それも少し違います。例えば、10代20代で過激なダイエットによる摂食障害になる人は、非常に骨が弱くなります。また若くして生理が止まり閉経してしまう人もいますし、出産後に骨粗しょう症になる人もいます。女性は10代に骨量が増加し、20代で最大骨量を迎えますので、10代をいかに健康に過ごすかが大切です。つまり、若い世代から骨の健康を管理する長期的な視点が必要です。ですから、私が専門とする女性医学の観点から、日々の生活指導やホルモン補充などで、骨粗しょう症にならないための診療を行っています。

女性医学というのは、どのようなに女性の病気と関わるのでしょうか。

女性医学は、それぞれのライフステージで起こる女性特有の病気の予防から、早期発見、健康のサポートまでをめざしています。主に月経痛や月経前症候群などの月経管理、更年期に伴う症状の治療などを行います。女性は良くも悪くもホルモンによってさまざまなことが起こっています。ホルモンによって守られてもいるし、ホルモンによって悩むこともあります。そういうときには婦人科を受診していただきたいですし、専門的な診療を受けることでより安心できると思います。また、地域のクリニックとして窓口になり、専門の医療機関へつなげることも大事な役割だと考えています。近隣の高次医療機関との連携はもちろん、同法人の田園調布オリーブレディースクリニックは婦人科のがん治療を専門とする医師も在籍しており、必要に応じて紹介しています。妊娠や出産、女性特有のがんに対する不安、思春期の生理不順や更年期の悩みなど、なんでも気軽にご相談ください。

毎日お忙しそうですが、休日はどのように過ごされているのですか?

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私も子どもを持つ身なので、休みの日は子どもと一緒に過ごす、それしかないですね。しかし、その経験があるからこそ、子育て世代の患者さんと同じ目線を持つことができると思います。「キッズスペースに、こんなおもちゃがあったほうが良いよね」とか、「受診の時、待たせると悪いから何か工夫をしよう」とか、いろいろと思うことがあります。そういったことも、患者さんに寄り添う医療の1つだと考えて、できるだけ実現していきたいですね。

患者の気持ちに寄り添い、気軽に相談できる婦人科に

そもそも先生が医師を志したのは、なぜですか。

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私が3歳の時に母が大病を患って祖父母のもとに預けられていたことがあるんです。いよいよ命に関わる状況になって呼び戻され、無菌室のカーテン越しに母と面会しました。それが最後になると伝えられていたのですが、そこから奇跡的に治ったんです。それは担当医の皆さんはもちろん、母も頑張った結果だと思うのですが、「お医者さんってすごいんだよ!」と、3歳から母に刷り込まれ続けていて(笑)。でも私にとっても、医師は母を助けてくれたヒーローだったんです。小学校の文集には「大人になったら、お医者さんになりたい」と書いてあるくらいですから、自分も誰かを救える仕事をしたいと、医学の道に進んだのは、それが大きなきっかけだったと思いますね。

毎日の診療で心がけていることを教えてください。

患者さんの気持ちに寄り添うことですね。これには、父の闘病生活での経験が影響しています。私が大学5年生のときに父は前立腺がんで亡くなりました。医師になろうと大学に通っていた時期に、家族の視点でも父の闘病生活を見ていました。ですから、患者さんが信頼でき、安心して体を任せることができる医師になりたいと強く思ったのです。患者さんはクリニックに来るまでにさんざん悩まれています。それで受診して医師から話を聞いても、次の外来まで、また悩まれるでしょう。その悩みに私たちが関われるのは、一瞬でしかありません。けれどそのときに、「この先生に話して、ちょっと気持ちが楽になった」と思ってもらいたい。常に患者さんに寄り添う医師でありたいと思って医療に向き合っています。

最後に、患者さんへのメッセージをお願いします。

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女性って、仕事の第一線で活躍している人もいれば、妻であり、母であり、嫁であって、いろんな立場を担っていて大変ですよね。でも、女性は自分ファーストではなく、誰かのために頑張りすぎている人が多いと感じています。だから「今、体調がつらいのはその通りだから、まずは自分のための時間をつくってもいいんじゃないですか?」とお話します。買い物や友達と会うことや、受診することも一つです。女性は扇でいう要の存在ですから、いつまでも元気でいてほしいと思っています。ですので、いろんなトラブルや困っていることを抱え込まないで、気軽に相談に来ていただけるとうれしいですね。

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