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粒来 拓 院長の独自取材記事

よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2022/01/07

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東急東横線の綱島駅から歩いて10分ほどのショッピングモール2階にある、「よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック」。本院のよしかた産婦人科と連携した妊婦健診と、粒来拓院長の専門である女性医学に関連した診療をメインとしている。「産婦人科は、なんとなくハードルが高いと感じている方が多いと思いますが、産婦人科こそ女性の身近にあるべきだと考えています」と、粒来院長。妊娠出産はもちろん、ライフステージに合わせた女性特有の悩みをサポートしたいと考えており、買い物などのついでに気軽に来院してほしいという。包み込むような優しい笑顔が印象的な粒来院長に、医師をめざしたきっかけや日々の診療で心がけていることなど、医療にかける思いを聞いた。

(取材日2021年12月22日)

産院と連携した健診から女性特有の悩みまで幅広く対応

クリニックの特徴を教えてください。

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本院であるよしかた産婦人科と綿密な連携をとっていることと、私の専門である女性医学に関する女性特有の病気や困り事をサポートすること。その2つが当院の大きな特徴です。そのために通院しやすい場所で開業し、お仕事をされている方でも通いやすいように平日は18時30分まで診療しています。また、女性医師も在籍していますので、お気軽にご相談いただきたいと思っています。

女性医学というのは、どのような女性の病気と関わるのでしょうか。

女性医学は、それぞれのライフステージで起こる女性特有の病気に対し、予防から早期発見、健康のサポートまでをめざしています。主に月経痛や月経前症候群などの月経管理、更年期に伴う症状の治療などを行います。女性は良くも悪くもホルモンによりさまざまなことが起こります。ホルモンによって守られてもいるし、悩むこともあります。そういったときに、婦人科を受診して専門的な診療を受けることで、より安心していただけると思います。また、地域のクリニックとして窓口になり、専門の医療機関へつなげることも大事な役割だと考えています。近隣の高次医療機関との連携はもちろん、同法人の田園調布オリーブレディースクリニックは婦人科のがん治療を専門とする医師も在籍しているので、必要に応じて紹介しています。妊娠や出産、女性特有のがんに対する不安、思春期の生理不順や更年期の悩みなど、なんでも気軽にご相談いただきたいですね。

入院施設がある産婦人科と密接に連携しているのは心強いですね。

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よしかた産婦人科でお産をする方のみに対応しているのですが、ここでは妊婦健診も32週まで行うことができます。カルテも共有していますので、夜間や休日なども本院で対応可能です。よしかた産婦人科は、50年以上続くお産のクリニックとして地域に根差しており、地域の皆さんの信頼も厚い産婦人科医院です。当院で妊婦健診を行い、いざ出産となればそのまま入院施設のある本院にシームレスに移れるのは、妊婦さんにもご家族の方にとっても安心だと思います。また、自然分娩や母乳育児を大切にしており、綱島をはじめ近隣の妊婦さんの安全な出産を法人全体でサポートできるように努めています。

骨粗しょう症の診療もしていただけるそうですね。

骨粗しょう症というと、整形外科を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実は骨量と女性ホルモンは密接な関係があります。女性は、閉経を迎えると女性ホルモンが減少し、骨量も減少していきます。また、骨粗しょう症は高齢女性の病気だという印象があるかもしれませんが、それも少し違います。例えば、10代20代で過激なダイエットによる摂食障害になる人は、非常に骨が弱くなります。また若くして生理が止まり閉経してしまう人もいますし、出産後に骨粗しょう症になる人もいます。女性は10代に骨量が増加し、20代で最大骨量を迎えますので、10代をいかに健康に過ごすかが大切です。つまり、若い世代から骨の健康を管理する長期的な視点が必要なのです。ですから、私が専門とする女性医学の観点から、日々の生活指導やホルモン補充など骨粗しょう症にならないための診療を行っています。

いつでも気軽に受診できるクリニック

患者さんが多く混雑することが多いと伺っています。

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困ったらすぐに気軽に相談・受診できる町医者でありたいという思いから、当院は完全予約制にせず、いつでも初診や再診を受けつけています。そのため、どうしても混雑しやすいことが悩みです。

混雑緩和のため、クリニック側としてどのような対策をされていますか。

ピルや漢方の処方をはじめ、決定した方針の中で治療を行う再診の患者さんに対しては、外来受付またはウェブで予約を受けつけており、予約優先で診察をしています。ただし、予約枠には限りがあるため、枠が埋まってしまうこともあります。婦人科の受診を必要とする方を一人でも多く診察したい、困っている人がすぐに受診できる医院でありたいという思いがある反面、予約枠が限られているため、長時間お待たせしてしまうことがあって申し訳ないというジレンマがありますね。

こちらの感染対策についても教えてください。

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受付時の体温測定や除菌、換気のためのドア解放などの一般的な対策のほか、キッズスペースを休止し外来での付き添いを制限しています。原則、患者さんのみの受診をお願いしていますが、一人でのお留守番が難しい年齢のお子さんの帯同は問題ありません。お子さん連れで受診されている患者さんもいますので、安心して来院していただきたいですね。当院はアピタテラス内にありますので、待合室が密にならないよう、待ち時間をアピタテラス内でお過ごしいただけます。当院の方針は「赤ちゃんはみんなの赤ちゃん」「家族で来られる医院」なので、キッズスペースの休止および付き添いの制限は断腸の思いです。

患者の気持ちに寄り添い、気軽に相談できる婦人科に

そもそも先生が医師を志したのは、なぜですか。

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私が3歳の時に母が大病を患って、祖父母のもとに預けられていたことがあるんです。いよいよ命に関わる状況になって呼び戻され、無菌室のカーテン越しに母と面会しました。それが最後になると伝えられていたのですが、そこから奇跡的に回復したんです。それは担当医の皆さんはもちろん、母も頑張った結果だと思うのですが、「お医者さんってすごいんだよ!」と、3歳から母に刷り込まれ続けていて(笑)。私にとって、医師はヒーローだったんです。小学校の文集には「大人になったら、お医者さんになりたい」と書いてあるくらいですから、自分も誰かを救える仕事をしたいと、医学の道に進んだのは、それが大きなきっかけだったと思いますね。

毎日の診療で心がけていることを教えてください。

患者さんの気持ちに寄り添うことですね。これには、父の闘病生活での経験が影響しています。私が大学5年生の時に父は前立腺がんで亡くなりました。医師になろうと大学に通っていた時期に、家族の視点でも父の闘病生活を見ていました。ですから、患者さんが信頼でき、安心して体を任せることができる医師になりたいと強く思ったのです。患者さんはクリニックに来るまでにさんざん悩まれています。それで受診して医師から話を聞いても、次の外来までまた悩まれるでしょう。その悩みに私たちが関われるのは、一瞬でしかありません。けれどそのときに、「この先生に話して、ちょっと気持ちが楽になった」と思ってもらいたい。常に患者さんに寄り添う医師でありたいと思って医療に向き合っています。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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赤ちゃんの誕生は誰にとっても大切な存在で、皆がその誕生を待っています。本来は「家族みんなで一緒に来られる医院」をめざしていますので、キッズスペースやご家族の付き添いを制限する対応を取らざるを得ないことが心苦しいですね。また、当院は受診される患者さんが多く混雑しやすいため、待ち時間が長くなりがちです。完全予約制にして予約枠を制限すれば患者さんをお待たせすることはなくなります。しかし、一人でも多くの困っている患者さんを診察したい、具合が悪いときにすぐ受診できる場所でありたいという思いから、予約なしでの受診も受けつけています。お待たせしてしまうのは本当に申し訳ないのですが、いつでも気軽に相談できる町医者でありたいという思いをご理解いただけると幸いです。

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