全国のドクター9,287人の想いを取材
クリニック・病院 158,646件の情報を掲載(2024年4月19日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市旭区
  4. 二俣川駅
  5. ふたまたがわ歯科口腔外科
  6. 中谷 逸希 院長

中谷 逸希 院長の独自取材記事

ふたまたがわ歯科口腔外科

(横浜市旭区/二俣川駅)

最終更新日:2021/10/12

中谷逸希院長 ふたまたがわ歯科口腔外科 main

相鉄本線二俣川駅南口直結、コプレ二俣川7階にある「ふたまたがわ歯科口腔外科」。2018年開業の清潔感あふれる同院は、窓からの眺望も良好。中谷逸希院長は歯科口腔外科を専門とし、大規模病院で研鑽を重ねたエキスパート。親知らず、顎関節症、インプラントなどの外科領域の治療において病院口腔外科と同レベルの提供をめざす。一方で、患者の歯を残すための予防歯科にも注力し、さまざまな検診事業にも参加している。また、先鋭の滅菌器などを導入し衛生管理を徹底しているのも特徴。「なかなか総合病院に行けずに困っている患者を助けたい」という思いのもと、平日は夜まで診療を行い、子連れや仕事帰りの患者が通いやすい工夫も。長年、総合病院に勤務し、多くの患者を診てきた中谷院長に診療への想いを聞いた。

(取材日2021年6月11日)

衛生管理を徹底し、患者のこまやかな悩みに応える

まずは開業に至った経緯を教えてください。

中谷逸希院長 ふたまたがわ歯科口腔外科1

2006年に鶴見大学歯学部を卒業後、口腔外科の医局に入局して大学病院や総合病院に12年間勤務しました。初めから開業をめざしていたわけではなく、大きな手術を執刀できる環境で歯科口腔外科専門の歯科医師として働き続ける道も考えていました。その考えが変わったのは、病院の診療時間の短さに困っている患者さんの多さに気づいてからです。中でも歯科口腔外科は、午前中やお昼過ぎで診療が終了してしまいます。夜に診療をしていない、土曜日は休診で通えないなどの理由で治療を受けられない方の力になりたいと思いました。そして、開業するなら地元でという思いのもと、二俣川での開業を決意しました。ただ、「口腔は全身の一分野」という環境でなければ開業していなかったですね。医療モールを小さな総合病院として捉えて、その中の一つに歯科、つまり当院がある。医科としっかり連携ができる歯医者というのが、自分のスタイルなんです。

設備の面で、最も力を入れたところはどこですか?

一番こだわっているのは、医療器具の滅菌と消毒です。当院では高圧蒸気滅菌器はもちろん、滅菌前の洗浄のために医療用全自動洗浄機も導入しています。私たちは、開業してから一度も医療器具を手で洗ったことがありません。洗浄を自動化した理由は、手洗いだと洗浄力にばらつきが出ることも考えられ、不衛生な器具が出てしまうのを防ぐためです。この機器の導入を提案したのは、以前同じ総合病院の歯科口腔外科に勤務していた歯科衛生士でした。そこでのノウハウを当院で生かしてくれたおかげで、質の高さにこだわった感染症予防対策を実現しています。また、開院当初よりすべてのユニットには口腔外バキュームを設置し飛沫対策も徹底して行っています。

病院勤務時代の思い出を一つお聞かせください。

中谷逸希院長 ふたまたがわ歯科口腔外科2

病院では毎週のように大きな手術があり、私も数多くの症例の手術に携わってきました。交通外傷を専門に担当する部署で勤務していた時のことは、特に印象に残っています。ひどい骨折や裂傷で運ばれてくる患者さんを一刻も早く助けなければならないという、かなり過酷な状況下で手術を行っていました。深夜までかかる手術や、病院からの呼び出しで、まともに睡眠をとれないこともあり、体力と集中力はそこでかなり養われたと感じています。大変な手術を乗り越えた患者さんから感謝の言葉を頂けた時の安堵感は忘れられません。今は、これまでに培った技術とクオリティーを維持し、そのまま現在の診療に落とし込んでいます。開業医になっても基本的な診療スタンスはあまり変わっていないですね。

病診連携を重視し歯科口腔外科に注力。予防への啓発も

どんな患者さんが多いのでしょうか? また、力を入れている診療は?

中谷逸希院長 ふたまたがわ歯科口腔外科3

口腔外科疾患、親知らず、粘膜疾患、顎関節症、外傷など、歯科口腔外科の患者さんはもともと多かったんですが、口腔がん検診と一緒に予防歯科に対してもずっと力を入れてきたので、クリーニングなどのメンテナンスに来てくださる患者さんも非常に多いですね。また、相鉄線沿線の医科・歯科医院の先生方からの紹介患者さんがかなり増えました。専門分野で自分の力が発揮できていると実感でき、ここで開業して本当に良かったと思っています。また、難しい入れ歯や歯周病治療などは、大学病院で勤務していた先生方をお呼びし専門的な治療の提供もしています。歯科衛生士も8人体制で予防歯科により力を入れています。専門家が専門分野を担うことは歯科医師側にとっても本望ですし、患者さんにとっても幸せなことなのではと思っています。

患者さんからの信頼も厚そうですね。

今まで歯科にほとんど行ったことがない患者さんから「歯ってこんなに大切なんだね」と、定期的に通うことの重要性をわかっていただいたり、フラッと顔を見せに来てくれる患者さんなどもいて、とてもうれしいです。痛いから歯医者に行く、ではなくて、痛くないうちから通って「歯医者はスッキリ・さっぱりするところ」だと感じてほしいですね。また、間が空いてしまっても、クリーニングをしてほしいと来てくださる患者さんが増えています。結局、大切なのは定期検診と予防歯科ですよね。スタッフも私の意志を受け取って、みんなすごく頑張ってくれています。持てる力を存分に発揮し、患者さんに寄り添った治療をめざしています。

診療の際に心がけていることは何でしょうか?

中谷逸希院長 ふたまたがわ歯科口腔外科4

ここに来て少しでも歯に関心をもって帰っていただくことです。当クリニックが開業当初から掲げているのは「Welcome to our clinic」。ここに訪れるすべての人に対して「ようこそわが家へ」という気持ちを持って接しています。また、難症例や全身麻酔での手術が必要なケースについては、過去に一緒に働いてきた大学病院や総合病院の先生たちと密に連携し、協力体制を整えていますからご安心ください。私が診断をして、適切なご紹介ができることも、患者さんにとって大きなメリットだと思います。

患者一人ひとりに向き合い地域に頼られる歯科をめざす

さらに力を入れていきたい治療があるそうですね。

中谷逸希院長 ふたまたがわ歯科口腔外科5

親知らずの治療に一層力を入れていきたいと考えています。今の若い人は虫歯が少ないので、歯科に行く機会があまりないかもしれません。ただ、親知らずの治療をきっかけに歯科に行く習慣ができれば、若いうちからお口の状態に意識をもってもらえるのではないかと思うんです。大きな病院では、多くの場合、親知らずだけ抜歯してそれで終わりとなってしまいますからね。当院が少しでも若い世代に予防に関する啓発ができたらと思います。痛くなくても抜いたほうがいい親知らずはありますし、若いうちに抜いたほうが痛みも抑えやすいこともあります。ぜひ、親知らずがあるかないかを調べるだけでもいいので来てください。ここに歯科口腔外科があるということで、地域の方々に安心して過ごしていただけるとうれしいです。

今後の展望についてお伺いします。

今後も、設備投資を積極的にしていきたいです。それが患者さんに対しての貢献にもつながりますから。最近では手術顕微鏡を導入しました。今後も新しいものをどんどん入れていく予定です。ユニットは開業当初4台だったのが7台になりました。もちろん、すべてに口腔外バキュームを設置。滅菌器は3台に増えています。感染症予防対策に関しては開業当初から徹底していましたから、どんな時も動揺なく対応しており、このスタンスを保ち続けていきます。あとは、デジタル化を推し進め、システマティックな管理を見据えて準備を進めています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

中谷逸希院長 ふたまたがわ歯科口腔外科6

誰もが歯科医院は怖くて嫌なところというイメージをお持ちでしょう。しかし、私たちはそのイメージを少しでも軽減できればと思っています。困っていることがありましたら、些細なことでも構いませんので、ぜひその悩みをお聞かせください。今ある歯を健康的な状態で保つことができれば、生涯多くの歯を残すことも期待できます。患者さん一人ひとりと真摯に向き合い、悩みを少しでも解消できるようにお手伝いいたします。当院は景色が良く、とても開放的な空間となっています。また、車いすを利用される方や足腰が弱ってきて大変という方も、院内はバリアフリーですのでどうぞ安心して受診していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/42万円~

Access