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菅野 友太郎 院長の独自取材記事

沢田通り歯科

(大田区/平和島駅)

最終更新日:2021/10/12

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平和島駅から徒歩8分、大森駅から徒歩15分。下町情緒漂う街並みを進み、環状七号線と沢田通りが交わる角地に「沢田通り歯科」はある。シンプルで落ち着きのある待合室は、清潔感ある心地の良い空間。大きなユニットが置かれ、プライバシーの配慮がされた半個室の診療室ではリラックスして治療を受けられるだろう。爽やかな笑顔が印象的な菅野友太郎院長は、「歯科医療の提供を通して、患者さんを幸せにしたい」と話す。インプラントや根管治療を専門とする歯科医院で研鑽を積んできた歯科医師だ。最近ではメディカルトリートメントモデルの考えに基づいた予防歯科にも積極的に取り組み、歯の健康維持に注力している。同院のコンセプトや診療スタイル、今後の展望について話を聞いた。

(取材日2021年8月25日)

患者にも歯を守る意識を持ってもらえるように

2018年の開業当初から比べて、患者さんの変化はありますか?

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患者さんの意識、いわゆるデンタルIQは高まっていると感じます。この場所は当院が開業する以前も歯科医院だったこともあり、ふらっと立ち寄る昔ながらの患者さんが開業直後も多くいらっしゃいました。ですが「歯とお口の健康を守り、幸せな人生をつくる」という当院のコンセプトを明確に示すようになってからは、患者さんの意識が少しずつ変わっていったように思います。単に痛みを一時的に取り除いてもらえればいいというのではなく、インプラント治療のご相談や歯科用顕微鏡を用いた根管治療のご要望など、相談内容もワンランク上がった印象です。歯の健康を真剣に考えている30代や40代の若い患者さんも増えました。完全予約制としているため、待合室で待つ時間もなるべく少なく済むようにしています。

こちらのコンセプトはどのように浸透させていったのでしょうか?

最初が肝心だと思い、初診時に行うカウンセリングでコンセプトや当院が大切にしている考え方を説明してきました。加えて、口腔内のエックス線写真を撮影して、診断した上で治療方針のご提案に進みますので、初診でいきなり治療することはほとんどありません。日本では「虫歯になるのは仕方ない」、「歯医者でなんとかしてもらえばいい」という考えの方が多いと言われていますが、私たち歯科医師や歯科衛生士だけの努力でその歯を持たせられるとしても、せいぜい数年でしょう。患者さんが適切にセルフケアを行ってくれることで、80歳90歳まで健康な歯を保ち続けることもめざせるようになるんです。そのため、日々のケアの重要性も含めて、歯を守る意識を持っていただけるようお伝えしています。

幅広い診療メニューや治療プランをそろえているそうですね。

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私からは医学的な考え方と口腔の状態から予測できる治療期間や治療法をいくつか提示します。その中からご自身に、適していると思われる方法を選んでもらっています。開業したての頃は、歯の健康維持を重要視するあまり、お口に興味があまりない患者さんにも唾液検査や精密検査などを強く勧めていた時期もありました。確かに予防の観点からいえば精密検査を行って状態を把握できるのはいいことではありますが、検査やカウンセリングに長い時間を割くことにハードルの高さを感じる患者さんがいらっしゃるのも理解できます。であれば、短期集中かつ保険内で受けていただけるプランや、患部の治療のみ行うプランも用意して、環境や優先順位に合った方法で治療を進めていくのがベストだと思うんです。歯に対する価値観は千差万別ですし、時期や環境によってはどうしても時間を取れない場合があると考えています。

丁寧なサポートで、セルフケアのモチベーションを保つ

予防歯科にも積極的に取り組まれていらっしゃいます。

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メディカルトリートメントモデルの考え方を軸にした予防歯科に取り組んでいます。この予防歯科プログラムでは、歯周病の有無や状態を調べて口腔内の状態を整えていった後に虫歯などの治療を行い、メンテナンスへ移行します。私が関わるのは外科的処置などを要するタイミングのみで、歯周病ケアに要する通院の回数や時間の管理をはじめ、基本的には歯科衛生士が主導して進めています。先ほど重要だと話した歯磨きなどご自宅でのセルフケアの指導も、メディカルトリートメントモデルの患者さんには時間をかけて行っているのが特徴。マニュアルに沿って一方的にレクチャーしただけでは、日常生活で正しいケアを根づかせていくのは、とても難しいんです。

セルフケアを習慣化してもらうために、どのような指導をしているのでしょうか?

いかに自分事として捉えてもらえるかが一番大切なポイントです。人は誰かから聞いた言葉よりも、自分で考えて発信した言葉のほうが覚えているものですので指導というよりカウンセリングに近い形で、患者さんに「歯を保ちたい理由」や「歯磨きの必要性」を繰り返し問いかけます。その中で患者さんが歯磨きを継続していくためのモチベーションを歯科衛生士が探り当て、実践できるような方法をご提案していくのです。同じ人でもその日のテンションや環境の変化によって考え方も変わっていきますので、こうしたカウンセリングに終わりはありませんね。そのためには、患者さんの潜在意識を引き出す歯科衛生士の人間力も重要なんですよ。

スタッフ間の共有事項も多いのではないでしょうか?

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すべてのスタッフがアクセスできる社内コミュニケーションツールを導入し、全患者さんの情報はデータ上で共有しています。初診で話した内容、初期治療前後の状態、その他の重要事項などを記入してもらい、院内で確認できるような体制です。歯科衛生士と歯科医師間での認識違いなどがないように始めた取り組みなのですが、歯科衛生士も自身が担当した診療や施術の概要を文章化してアウトプットすることで、勉強になっているようです。過去のやりとりを時系列でさかのぼって確認できますし、会話では取りこぼしてしまう情報をキャッチアップできるという点においても、新たに入ったスタッフや成長意欲の高い歯科衛生士にとって、これ以上の教材はないと感じています。朝礼終礼の内容やマニュアルの更新、症例集や勉強会資料のアップロードもこのツールで行っています。

予防専用ユニットを増設し、本格的に予防歯科に注力

勉強会の開催や業務目標の設定など、スタッフの成長を促す取り組みも多いですね。

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成長している実感を持てる職場は楽しいと思うんですよね。週に1度、各自で掲げている個人目標の進捗も、先ほどのツール上で発信してもらっています。目標は言葉にしないと達成できないといわれていますし、ぼやっとなんとなく理想を持っているだけでなく、目標を数値化、明確化したほうが達成したときの喜びも大きいはず。大変かなと思いましたが意外と実行できるものですね(笑)。勉強会では歯科衛生士が学びたい題材を設定するのですが、「コミュニケーション力」や「幸せとは何か」といった目には見えないテクニックやマインドについてディスカッションする機会も多いです。正直、技術面は個人での勉強でもスキルアップが可能ですが、人間力は一人で向上させるのは簡単なことではありません。今何が問題か、仲間が何を考えているのか。共通の時間を使って話すことに意義があると思っています。

年明けに2階にフロアを増設予定と聞きました。

40坪のワンフロアに3ユニットという現在のスタイルは、歯科医院の中では小規模なほうでしょう。開業から3年たちオペレーション体制が整い、たまたまビルの2階が空いたため、増設を決めました。今のところ2階は完全個室の診療室を7室追加し、予防専門のフロアとする予定です。1階は治療、2階は予防とユニットを完全に区分けすることで、今日は治療をしに来たのか、メンテナンスに来たのか、患者さんに意識してもらいやすくなると思います。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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歯科医師として治療技術の研鑽を積んで治療に生かしていくことも大切ですが、今は患者さんが予防に取り組んでいけるような、仕組みの構築に力を入れたいと考えています。歯を守る環境と意識さえあれば、口腔内は良い状態で維持していくことも可能なのだと証明していきたいですね。ノウハウができれば周りと共有したり、次の世代にそのノウハウを受け継いだりすることもできるでしょう。大きな野望は、都内で大規模な予防歯科専門の施設を作ること。治療と予防を別の診察室で行うには、土地が限られている東京では限度があります。ですが今回2階の増床が決まり、その第一歩を踏み出せる気持ちでいます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・インプラント治療/47万3000円~
・歯列矯正(部分矯正)/22万円~
・歯列矯正(全体矯正)/66万円~
・根管治療/7万7000円~13万2000円
・自家歯牙移植/27万5000円~   ※すべて税込み

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