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潟山 亮平 院長の独自取材記事

にじいろ子どもクリニック

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/28

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待合室もトイレも、やわらかな色彩にあふれている。待合室の奥にはダイニングセットが置かれ、小学生が絵を描いて遊び、中ほどにあるキッズスペースではもっと幼い子どもたちがおもちゃで遊ぶ。それが「にじいろ子どもクリニック」だ。診察室の入り口脇に置かれた椅子はレインボーカラー。壁も7色だ。クリニック名を意識したのかと質問すると「虹色は、元気になれる色合い。明るい色で、気軽に来られる雰囲気にしたかった」と潟山亮平(がたやま・りょうへい)院長がほほ笑む。患者を家族や親戚のように思い、子どもたちが成長していく様を見守りたい、地域の一員として健康をサポートする存在でありたいと語る院長に話を聞いた。
(取材日2018年8月10日)

愛娘がデザインしたライオンのキャラクターが目印

新百合ヶ丘で開業した経緯を教えてください。

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開業する上でいろいろな場所を見て歩いたのですが、新百合ヶ丘に来た時に、ここに住んでいるご家族の雰囲気がとてもすてきだなと思ったんです。空が広々していて緑も多く、私自身もここに住みたい、ここで働き続けたいと思いました。小児科の良いところは、赤ちゃんから子どもたちががだんだん大きくなるのを見守っていけるところ。家族の仲間に入れてもらって一緒に成長を楽しめるところです。もともと大学病院や総合病院の小児科で働いていたのですが、大きな病院は入院が必要な患者さんが来ることが多く、子どもの成長を長く見守るのが難しい環境でした。地域の子どもたちの成長を見守り、長くお付き合いしたいという思いで開院しましたので、病気のときはもちろん、元気な時もふらりと立ち寄れ、日常の些細な相談もできる場所になれば良いと思っています。

とてもかわいらしい院内ですね。

診察室の入り口の上にいるライオンは、にじまるくんという当院のキャラクターで、私の娘が作ってくれました。最初に「にじいろ子どもクリニック」という名前が決まっていたので「にじいろだから、カラフルにして、少しでも明るい気持ちでクリニックに来てもらおうね」と言って。隣のリスとハリネズミも娘のデザインなんです。娘から見て、父のイメージはライオンなんですかね。キャラクターをはじめ、クリニックを開院するにあたり、家族がだいぶ助けてくれました。

患者さんはどのような方が多いですか。

ご近所の方や近隣の駅の方が多いです。小児科なので、0歳から中学生まで診ていますが、中学生は病気になることがあまりないので、0歳~6歳前後の患者さんが中心です。もちろん、小中学生も具合が悪ければ来院していただければと思います。風邪やお熱で来られる方が中心ですが、ホームドクター、ホームクリニックとして何でも相談していただければと思っています。

子どもの生活における悩みなど、ご相談できるのでしょうか。

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もちろんです。普段の診療の中で、そのような内容もご相談していただればと思っています。例えば便秘や肌荒れは、それが普通であまり悩んでいないかもしれません。しかし良くなると「あの時つらかったな」と思い返します。便秘は放っておいても大丈夫かもしれませんが、すっきり出ていると気持ち良いです。こんなことで病院に行っていいのかなと、誰にも相談できない親御さんもいるかもしれません。良くなれば日常をもっと頑張れると思います。週に2回以上便通がない、おなかが張っている場合はぜひご相談ください。肌については子どもでも見た目が気になることもありますし、かゆみがあれば機嫌が悪くなったり、夜眠れないこともあります。全身を診る小児科として、お手伝いさせていただければと思います。

家族の気づきを大切にし、事前のサインを見逃さずに

診察の際に心がけていることはありますか?

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子どもの表情をよく見ること、そしてご家族が何を感じているのかを聞き取ることです。風邪をひいて咳をしているときに、このくらいなら大丈夫と考える人と心配になる人といます。お子さんの症状に対して、私の目線から大丈夫、大丈夫じゃないという判断をするのではなく、ご家族がそれをどう考えているのかを重視しています。子どもはなかなか自分で自分の症状を伝えられません。毎日一緒にいるご家族が、どれだけ本人がつらそうにしているか、いつもと違うかを教えてほしいのです。見た目が元気そうでも、ご家族が「何かおかしい」と感じるのであれば、それは病気のサインかもしれません。過去の経験においても、最初のご家族の気づきが大切だったというケースはよくありますので、ご家族のお話は注意深く聞いています。

どんなスタッフさんがいらっしゃるのでしょうか?

スタッフは皆子ども好きですし、子育て経験のあるスタッフも多くいます。ですからクリニック全体で家族や親としての経験を生かしてサポートしていきたいです。スタッフも少し多めにいるのは、診療の時以外でもご相談できるようにしたかったから。雑談の中から患者さんの相談に乗ることもできますので、待合室にいる間などもスタッフにお気軽に声をかけていただきたいですね。

病院勤務時代は、小児循環器も診療していたとお聞きしました。

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病院勤務時代は、先天的な心臓病など小児循環器の専門的な診療をしてきました。当院では超音波検査を導入しています。例えば、学校や定期検診で「心臓に雑音がある」と言われた時には、超音波検査を使うことで、心臓に問題があるかどうかを確認できます。また、心臓疾患や先天的な病気があるお子さんや親御さんは、「病気のことを理解してもらえるだろうか」という不安から、大きな病院以外には行きにくいといいます。心臓の病気やNICUに関しても診療経験がありますので、何でもご相談いだだければと思います。

ともに、子どもの成長を見届けたい

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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水泳をずっとやっていまして、もっと早く泳ぐために体のことを勉強したいと思っていました。「体のことなら医学だ」と思ったのがスタートです。医学部に入ってみると、元気な人の肉体について学ぶより、病気の人のサポートをして役に立ちたいと考えるようになりました。小児科を選んだのは、私が考える医師のイメージに小児科の医師が一番近かったからです。“何でも相談できる、何でも屋”というのが私が抱いていた医師のイメージ。小児科では手術以外は何でも診ますし、子どもに関してはどんな相談も受けます。子どもは日々成長するので、部分部分ではありますが、それを見守れる楽しさがあります。また、自分も小児科の医師として、子どもたちと一緒に成長できている感覚があるのも良いですね。

休日はどのように過ごされていますか?

なるべく自然に触れたいと思い、海に遊びに行くようにしています。ウィンドサーフィンを少し前から始めたんです。また、最近、2人目の子どもが生まれました。1人目のときは忙しくて子育てに参加できなかったので、今回は参加しています。日々の子育ては、大変なこともあるけど、うれしいこともたくさんあるんだな、と新たな気持ちで過ごしています。

今後の展望を教えてください。

にじいろ子どもクリニックは、私もスタッフも「にっこり、じっくり、一緒に、がんばろう」というのをモットーに掲げていて、地域の中でご家族の生活をサポートし続けていきたいという考えが根底にあります。その瞬間だけでなく継続的に、ご家族の価値観を大事しながら一緒に考えて、一緒に歩んでいきたいですね。また病気を治すだけではなく、医療を通じてお子さんの生活の質を上げ、成長を一緒に見守れたらと考えています。

読者の方へ、メッセージをお願いします。

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子どもはどうしても夜に調子が悪くなりやすいのですが、夜はクリニックが閉まっています。日中に「いつもと違うな」「咳やおなかの症状が出ているな」と思ったら、早めに来ていただけると安心です。診療の中で、夜具合が悪くなったときの対処方法をご説明できますし、「こういうふうになりそうだよ」という見通しもお話しできます。気になり始めたタイミングでご相談ください。風邪の時だけ行くというより、食欲や便通のことなど、ちょっとしたことを気軽に相談できる場所として、来院していただけるとうれしいです。

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