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インプラント治療の際に
歯周病治療も欠かせない理由とは

かんばら歯科クリニック

(大阪市平野区/平野駅)

最終更新日:2025/10/15

かんばら歯科クリニック インプラント治療の際に 歯周病治療も欠かせない理由とは かんばら歯科クリニック インプラント治療の際に 歯周病治療も欠かせない理由とは
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失った歯を補うためのインプラント治療。自然に近い噛み心地や見た目、耐久性が期待できることに加え、周囲の歯に頼ることなくインプラントを埋入できるため「残っている歯を守る点からもお勧めです」と「かんばら歯科クリニック」の神原佑介院長は話す。そしてインプラントを適切に埋め込むためには、顎の骨の量とともに、歯茎など歯周組織の安定が欠かせないという。しかし、インプラント治療が必要な患者では「歯を失った原因が歯周病である場合が少なくありません」。そこで同院では、歯周病治療を前提にしたインプラント治療を積極的に提案。なぜインプラント治療を行うために歯周病治療が必要なのか、歯周病がどの程度改善すればインプラント治療ができるのか、など、2つの治療の関係性や治療の流れについて、神原院長に解説してもらった。

(取材日2025年9月30日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qインプラント治療の際は、状況に応じて歯周病の治療も行うとか。
A

インプラント治療を考えている人がもし歯周病で歯を失っていたら、その口腔内は細菌のコントロールが不十分で、炎症のリスクが高い状態だといえるでしょう。そこへインプラントを入れてもインプラント周囲炎になりやすいですし、インプラントが定着しない可能性もあります。「火事が起きたところへ火も消さずに家を建てても、家はまたすぐに燃えてしまいますよね」と患者さんにはお話ししています。歯茎などの歯周組織はつながっているので、一部でなく全体が健康でないと、インプラントをしっかりと支えられません。このため当院では原則的に「歯周病がきちんとコントロールできていないとインプラント治療はできない」とお伝えしています。

Q歯周病がどのような状態であればインプラント治療ができますか?
A

歯周病がある場合には、歯周病の検査や治療を行ってきちんとセルフケアを続け、炎症がコントロールできている、つまり歯茎が締まって出血しにくいような状態になればインプラント治療を考えます。ただしそうなるまでには、早くても3ヵ月程度はかかると思います。例えば失った歯が1本のみで、ほかの歯がすべて残っている場合には、当院では歯周病治療を前提にインプラント治療をお勧めします。あるいは歯が抜けていなくても重度の歯周病で抜歯が避けられないような場合は、先に戦略的に抜歯を行い、骨が残っている状態でインプラントを入れることもあります。

Qインプラント治療と聞くと、不安な点もあります。
A

痛みや腫れを心配される方は多いですが、外科的な処置に対する人体の自然な反応でもあり、痛み止めやマスクを使って回復を待つことをお伝えしています。また歯周病治療とインプラント治療にかかる期間や、インプラントは自費診療ですので費用などの情報も、カウンセリングでは詳しくお伝えします。さらに、インプラントを長持ちさせるためには、インプラントを入れた後も歯周病の予防ケアが欠かせません。患者さんの疑問点やこちらから行う説明は多岐にわたりますので、当院では専門のスタッフがカウンセリングを担当。歯科医師には聞きにくいような不安もきちんとお聞きして説明し、納得してから治療に進んでもらえるように努めています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1カウンセリングを受け、インプラント治療を選択
かんばら歯科クリニック カウンセリングを受け、インプラント治療を選択

診察と基本的な検査を受け、口腔内の今の状態や、歯を補うための治療の選択肢について歯科医師から説明がある。さらに、インプラント治療には状態によって事前に歯周病治療も必要であることや、治療の具体的な内容、リスクなども、専門のスタッフが画像などを交えてわかりやすく説明。全身疾患の既往歴を確認し、患者の疑問や悩みにも答える。わからないことはきちんと確認して、納得した上で治療を決めよう。

2詳しい検査を実施し、治療計画を立てる
かんばら歯科クリニック 詳しい検査を実施し、治療計画を立てる

歯科用CTや口腔内写真の撮影を実施。歯科用CTでは骨の形状や骨の量を確認し、骨量を補うための治療の必要性や治療方法を検討。口腔内スキャナーで得たデジタルデータから、パソコン上でインプラントの埋入手術の位置や角度、かぶせ物を含めた仕上がりの状態までシミュレーションできる。歯周病治療の内容や、インプラント治療とのタイミングも検討する。

3先に歯周病の治療を行い、土台を整えることも
かんばら歯科クリニック 先に歯周病の治療を行い、土台を整えることも

歯周病の状態や歯の有無などで、治療の進め方はさまざま。歯周病治療を先に行って炎症の状態が落ち着いてからインプラント治療を始めることもあるし、歯は残っているが支える骨が溶けている場合には、抜歯後すぐに感染を除去してインプラントを埋め込む場合もあるという。

4インプラント治療を実施
かんばら歯科クリニック インプラント治療を実施

基本的にはインプラントの下部構造を骨の中に埋め込み、定着したら連結部分を入れ、さらに上部構造であるかぶせ物を装着する。治療期間には幅があり、下顎で骨の量が十分にあれば3ヵ月程度でかぶせ物を作る型採りまで進める場合もあるが、症例によっては治療終了までに1年半程度かかることもあるという。

5定期的な通院でメンテナンスを継続
かんばら歯科クリニック 定期的な通院でメンテナンスを継続

インプラントの歯周炎であるインプラント周囲炎を防ぐことが何よりも重要。汚れを落とす日々のセルフケアが欠かせないが、歯周病の治療やメンテナンスと同じように3~6ヵ月間隔で受診して、歯茎の炎症や出血などをチェックする。

ドクターからのメッセージ

神原 佑介院長

インプラントは、自費診療であることや治療期間が長いなどの負担はありますが、きちんとケアできれば長持ちが期待できますし、ほかの歯への影響も少なく、失われた歯を補う方法として優れた治療です。ただ、手術前から手術後も炎症のコントロールを続け、清潔な状態を保つことが大前提です。また、歯周病治療もインプラント治療も、治療工程が複雑です。高度な技術が必要になることも多く、何一つおろそかにできない治療だといえるでしょう。インプラント治療を考える際には、こういったこともよく知っていただくことで、満足いく治療結果につながると思います。詳しく丁寧なカウンセリングが必要になりますので、まずは当院へご相談ください。

神原 佑介院長 かんばら歯科クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円

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