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梅澤 裕美 院長の独自取材記事

ひろみ皮フ科クリニック

(世田谷区/経堂駅)

最終更新日:2025/01/31

梅澤裕美院長 ひろみ皮フ科クリニック main

小田急線・経堂駅から徒歩3分、昔ながらの商店街がある本町通りに立つ「ひろみ皮フ科クリニック」。院長の梅澤裕美先生が開業したのは2018年だが、この地域で長年にわたり地域医療に貢献してきた皮膚科のクリニックを継承してのことだった。玄関前には患者の自転車が並び、旧医院をかかりつけとしていた近隣住民のほか、最近ではインターネットで検索して訪れる遠方からの患者も増えているという。一般的な皮膚科治療はもちろん、誰もが利用しやすい美容皮膚科に力を入れているのも特色の一つ。保険診療で来院した患者の「一緒にしみも取ってほしい」といった要望が想像以上に多く、自然と診療の幅が広がっていったとのことだ。皮膚だけではなく爪や髪の悩みにも対応する梅澤院長に、診療方針など詳しく話を聞いた。

(取材日2024年9月5日)

皮膚科の悩みから外科手術、美容まで広いニーズに対応

クリニックの成り立ちと特徴を教えてください。

梅澤裕美院長 ひろみ皮フ科クリニック1

当地で長く診療を続けられてきた皮膚科のクリニックを継承し、2018年にオープンした皮膚科クリニックです。私を中心とする皮膚科の専門医師が、皮膚や爪、髪の悩みに応える診療を提供するため、保険診療を軸に一部自費診療も導入しています。乾燥や湿疹、かゆみ、アトピー性皮膚炎といった皮膚の悩みはもちろん、多汗症、巻き爪、脱毛症など、ご相談内容は幅広く、生後間もない赤ちゃんから100歳を超えた方まで多様な患者さんにご来院いただいています。ほくろや粉瘤の切除術や、陥入爪に対しては保険診療のフェノール法に対応しています。特にデリケートゾーンにできることもある粉瘤では、「女性医師」で検索して遠方から来られる女性もいらっしゃいます。当院で積極的に提供しているのは、くりぬき法という、傷痕が小さく目立ちにくい手術方法です。強い痛みがある場合などには、可能な限り当日の手術対応もしています。

美容皮膚科での自費診療にも注力しているとか。

開業当初からIPL光治療にのみ対応していましたが、ピコレーザーを用いたケアも始めました。きっかけは、保険診療で来て「しみも一緒に診てほしい」という患者さんが、とても多かったことです。ピコレーザーを使った施術はアフターケアも大事なので、化粧品に関するご相談にも対応しています。ピコレーザーを用いたケアは、30代から80代までさまざまな患者さんが希望されており、中には男性もいます。自費診療の値段は、「自分ならこの金額でやりたいと思うだろうか?」という観点を忘れず設定するようにしています。より多くの人に体験してほしいという思いからです。

皮膚科に限らない診療も幅広く提供されていると伺いました。

梅澤裕美院長 ひろみ皮フ科クリニック2

形成外科やアレルギー科も標榜しているため、縫合が必要なけがの方、花粉症などの方も結構いらっしゃいます。また、皮膚科に限らず地域医療に貢献することができればと考え、2年ほど前に医師会に加入しました。地域の皆さまの健康維持のためには、病気の予防・早期発見が重要と考え、帯状疱疹や子宮頸がんなどのワクチン接種のほか、特定健診、長寿健診も気軽に受けて頂く環境を整えました。

対等な立場で問いかけ、しっかりと聞くことを大切に

多汗症や脱毛症などの治療も受けられるそうですね。

梅澤裕美院長 ひろみ皮フ科クリニック3

脇の下や手足などに多量の汗をかく多汗症は、単なる汗っかきとして放置されているケースもあるようです。しかし、日常生活に支障を来すほどであれば、保険適用で治療を受けられます。従来用いられてきた塩化アルミニウム製剤に加え、近年保険診療での外用薬の選択肢が広がってきました。また、内服薬やボツリヌストキシン製剤による治療、手足の多汗症の治療をいろいろ試したけれど結果が出なかったという方には、イオントフォレーシスといった選択肢もあります。脱毛症では、円形脱毛症への保険診療のほか、男性型脱毛症(AGA)に対する自費診療も実施しています。市販薬もありますが、採血などもしながら慎重に進めていくクリニックでの治療を、ぜひ検討していただければと思います。

診療で大切にしていることがあればお聞かせください。

誰に対しても丁寧な言葉遣いを心がけることでしょうか。たとえ年下の患者さんだとしても、こちらが年長者だからとなれなれしくしては、喋りにくいこともあるかもしれません。どのような患者さんでも、対等な立場でなんでも相談していただけるよう問いかけ、しっかりとお話を伺うようにしています。耳が遠い高齢の方とは筆談もします。予防接種を思い出すのか来院の際に泣いてしまうお子さんもいますが、そういった場合も優しく声をかけ、治療に臨めたら「偉かったね」と褒めるようにしています。私は子どもも大好きなので、もし泣いていた子が帰り際に笑顔で手を振ってくれたら、こちらもついほほ笑んでしまいますね。

スタッフさんについても教えていただけますか?

梅澤裕美院長 ひろみ皮フ科クリニック4

常勤のスタッフは2人で、あとは週に数日ずつのパートタイム勤務ですが、コミュニケーションも豊富で、職種を問わず良い連携が取れていると感じています。40〜50代の女性スタッフが多く、子育て経験者もいるのでお子さんのフォローなども安心です。当院では患者さんも8割が女性といって良いほどなので、同じ女性同士、良い空気感の中で対応できているのではないでしょうか。

待ち時間も最小限に抑え、「通いたい」と思える拠点に

医師を志したきっかけなどを教えてください。

梅澤裕美院長 ひろみ皮フ科クリニック5

小学生の文集にすでに「医師になりたい」と、書いていました。当時、天才外科医が主人公の医療ドラマが人気で、子ども心に抱いた憧れがスタートだったかもしれません。「総合的な診療ができるホームドクター」が夢だったので、佐賀大学卒業後は虎の門病院ですべての内科を回るプログラムに参加しました。その中で内科に入院している患者さんを皮膚科に紹介する機会が度々あったんです。皮膚科の先生方は高い専門性を持ちながら、他科と連携し、手術もします。その姿に「幅広い治療をしたい」という理想は、皮膚科でもかなえられるのではないかと考えるようになりました。皮膚科は見た目で診断がつきやすく、治療のプロセスもわかりやすい、そんな点にも惹かれましたね。

忙しい毎日をお過ごしと存じますがリフレッシュ法などはありますか?

庭で植物を育てることでしょうか。冬の間にチューリップなどの球根を植えて、春に花が咲いた時はうれしいですね。夏はトマトなどの野菜を収穫するのも楽しみです。イングリッシュ・ローズのカタログを眺めているだけでも心癒やされます。また、柴犬を飼っており、毎日の散歩もリフレッシュできるひと時です。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

梅澤裕美院長 ひろみ皮フ科クリニック6

これからも、患者さんのさまざまなニーズに応えつつ、院内で可能な治療の幅をどんどん広げていきたいと考えています。ただ、どうしても高度医療が必要なケースもあります。そのような場合は、関東中央病院、東京大学医学部附属病院、聖マリアンナ医科大学病院、虎の門病院などを紹介できますのでご安心ください。これらの病院で診ていただいた後、当院で経過観察することも可能です。待ち時間を最小限に抑えられるよう、電子カルテと連動する新しい予約システムを導入し、完全予約制にしました。この予約システムの導入により、ご希望があればオンライン決済が可能となり、診察後、受付でのお会計なくそのままお帰りいただけるようになりました。目標は「通いたい」と思っていただけるようなクリニックです。どんな小さなことでも、まずはご相談ください。病院と気構えずにコンビニに寄るくらいの感じで、気楽に足を運んでいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

男性型脱毛症(AGA)治療薬/5500円~、しみケア(ピコレーザー)1回/1万5400円~、IPL光治療/1万9800円、帯状疱疹ワクチン/1万2000円~(助成あり)、ヒアルロン酸注射/5万5000円、ボツリヌストキシン製剤注射/2万2000円

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