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宮澤 禎 院長の独自取材記事

鶴瀬西口歯科

(富士見市/鶴瀬駅)

最終更新日:2024/03/05

宮澤禎院長 鶴瀬西口歯科 main

東武東上線鶴瀬駅西口を出てすぐ、ビルの2階に位置する「鶴瀬西口歯科」。待合室、診察室には観葉植物や金魚が泳ぐ水槽が置かれ、診療前の不安や緊張感が和らぎそうだ。2018年より院長兼理事長に就任した宮澤禎一先生は、「お口は患者さんのお体の一部です。治療法は一つでないからこそ、患者さんと対話を重ねながらお口の健康をサポートしていきたいと思います」と語り、患者とのコミュニケーション、複数の治療法を提案することを大切にしている。虫歯治療、歯列矯正、歯牙移植、小児歯科、口腔外科、インプラント治療、口腔リハビリテーション、歯周病治療など幅広い診療に対応する宮澤院長に、診療の特徴や今後の展望などについて聞いた。

(取材日2023年9月11日)

患者とのコミュニケーションを大切に

2018年より院長に就任されたのですね。こちらのクリニックの特徴について教えてください。

宮澤禎院長 鶴瀬西口歯科1

大学卒業後、各地の歯科医院に勤務し研鑽を重ねる中、ご縁をいただき2018年に当院の院長兼理事長として継承することになり、今に至ります。当院は、虫歯治療、歯列矯正、歯牙移植、小児歯科、口腔外科、インプラント治療、口腔リハビリテーション、歯周病治療など幅広い診療に対応しています。お口は患者さんのお体の一部です。治療法は一つでないからこそ、患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら生活習慣などについて詳しくお伺いし、一人ひとりの患者さんに即した治療の提供に努めているのが当院の大きな特徴です。例えば、歯を失ってしまった患者さんに対しては、入れ歯、ブリッジ、インプラント治療など複数の治療法を提案し、その中から選んでいただくようにしています。患者さんからのどのようなニーズにも応えることができるよう、日々診療しています。

患者さんとどのようにコミュニケーションを取られているのでしょうか。

まずは、患者さんがフランクに話していただけるような関係づくりに注力しています。私のヘアスタイルを話題にすると、患者さんにクスッと笑っていただくことも多いですね(笑)。それを入り口に、お口の悩みはもちろん生活習慣やライフスタイルなどについて、ざっくばらんにお話するようにしています。例えば、今年の夏は非常に暑く、クーラーをかけながらも寝苦しい日が続き、体力が消耗した方が多かったと思います。お口は体の一部なので、毎日きちんと歯磨きをするなど管理をしっかりしていても、体力の消耗により歯茎の状態が悪くなることがあるのです。その対処法として、お口のケアの方法だけではなく、食生活に関するアドバイスなどもさせていただきます。患者さんご自身のことを深く知り、真摯に向き合う姿勢を大切にしています。

患者さんが何でも言えるような歯科医院をめざされているのですね。

宮澤禎院長 鶴瀬西口歯科2

はい。実は私自身、小さい頃、歯科医院や病院が大の苦手だったのです。子どもだったこともあり、歯科医師から押さえつけられるような空気に恐怖を感じたのだと思います。そんな私が歯科医師になったわけです。歯科医師として患者さんのお口を診てお口のお話をして終わりにするのでなく、一個人としての私も患者さんに感じてほしいので、ヘアスタイルのことも含め(笑)、自分自身のことをお話しします。すると患者さんのほうも、いろいろなことを本音でお話してくれるようになると思うんですね。相性ももちろんありますが、患者さんといろいろな話をしながら理解を深めていくことが、診療の大きな手がかりとなることもあると考えています。ですので、患者さんと「一緒に」健康な歯をめざすことができればと思います。

噛み合わせの治療に注力

どのような患者さんが訪れるのでしょうか。また、治療はどのように進めていくのですか?

宮澤禎院長 鶴瀬西口歯科3

地域にお住まいの、60代から70代の患者さんの割合が多いですね。治療を進めていくにあたっては、先ほども申し上げましたが、患者さんの症状に応じて複数の治療計画を提案させていただきます。そして、患者さんの生活習慣やバックグラウンド、ご予算などを考慮しながら患者さんと対話を進め、消去法で絞っていき、患者さんに納得していただいた上で治療を進めていきます。中には選択肢が少ない治療もありますが、その場合は治療に用いる材料などを複数提示で選んでいただくようにしています。

噛み合わせの治療に力を入れていらっしゃるのですね。

お口のトラブルの根本的な改善をめざすためには噛み合わせの管理が欠かせないと考えています。そこで当院では噛み合わせ治療に力を入れています。具体的には、矯正治療、かぶせ物の治療時にも噛み合わせを考慮しながら整えていきます。顎関節は、一つの骨に二つの関節がついていますが、どちらかの関節の調子が悪いとき、もう片方の関節がそれをかばうことができず、放っておくと噛み合わせのバランスが悪くなり、歯がぐらぐらしてきて歯周病が進行してしまうなど、トラブルにつながるケースが少なくありません。噛み合わせが悪くて歯に負担をかけていれば、どんなに歯磨きや歯のケアを行っても歯周病は進行してしまいます。最初に虫歯の治療などで訪れた患者さんでも、噛み合わせが良くない場合は噛み合わせ治療をご提案するようにしています。

噛み合わせが悪いとどのような弊害があるのでしょうか。

宮澤禎院長 鶴瀬西口歯科4

私自身がそうだったのですが、原因不明の片頭痛が噛み合わせの影響であることも考えられます。もちろん「すべての片頭痛が噛み合わせに起因している」ということではありませんが、原因不明の体のトラブルが噛み合わせと関係していることもあり得るのです。噛み合わせの状態が良くないケースは、年齢がお若い方にも高齢の方にも見受けられるものです。噛み合わせは、歯のみならず、脳の働き、心身、顎や顔面の筋肉にまで影響を及ぼすことがあります。奥歯にものが挟まる感覚がある、片頭痛や肩凝りがある、顎関節に違和感を感じる、歯ぎしりを指摘された、イライラしやすいなどの症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。

患者に安心し、ほっこりしてもらいたい

こちらでは歯牙移植も行っているのですね。

宮澤禎院長 鶴瀬西口歯科5

歯牙移植とは、歯を失った場合に選択できる治療法の一つで、移植する歯がさまざまな条件を満たしていれば治療可能です。歯牙移植は、歯と歯茎のクッションやセンサー機能を持ち、さまざまな菌から歯茎を守る歯根膜も含めて自分の歯を移植します。そのため、「自然な歯の機能を生かすことができる」「健康な歯を削る必要がなく、他の歯への負担が少ない」「噛む力のコントロールが見込める」「アレルギーがない」などのメリットが期待できます。手技としては難しい治療になりますが、私はこれまで長きにわたって歯牙移植を行ってきました。歯を失ったときに、ご自身の歯を生かすこのような方法があることも知っていただきたいと思います。

歯牙移植についても患者さんと対話を重ねながら決めていくのですね。

そうですね。歯を失った場合、インプラント治療という選択肢もあり、当院ではインプラント治療も行っています。しかし、インプラント治療にも、メリット、デメリットがあります。患者さんの体にとってタブーではない、最良の治療法とは何かを考えながら、患者さんの思いを十分引き出した上で選択していただきます。治療を選ぶ権利は患者さんにありますので、そこに至るまでの十分な情報提供やケアを施すことが、歯科医師としての務めだと思っています。

今後の展望や患者さんへのメッセージをお願いします。

宮澤禎院長 鶴瀬西口歯科6

これまでどおり、患者さんにとって、お口の話題以外のことを含め、何でも話せる歯科医師であり続けたいですね。すべての患者さんと、本当の意味で深い信頼関係を築いていくには困難な部分もありますが、そこで諦めず、ここに来て私とお話しし、診療を受けていただくことで、少しでも安心していただりほっこりしていただいたりする部分があれば、とてもうれしく思います。先ほども申し上げましたが、噛み合わせはお口の中だけでなく、心身の健康につながり得る大事な要素です。全世代の方に噛み合わせの大切さについて知っていただき、興味を抱いてほしいと思います。老若男女、すべての患者さんを受け入れておりますので、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/37万8000円~、矯正治療/33万円~

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