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高橋 永子 院長の独自取材記事

西立川おとなとこどものクリニック

(立川市/西立川駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR青梅線・西立川駅南口から徒歩で3分。のどかな住宅街に立つクリニックビルの2階に位置し、2018年6月に開院した「西立川おとなとこどものクリニック」。院内はバリアフリー設計で、広々とした待合室はエリア分けもされており、隔離室も配置するなど、幅広い年齢層の患者に配慮がされている。院長の高橋永子先生は、千葉大学医学部卒業後、立川相互病院をはじめさまざまな医療機関で多岐にわたる診療科目を経験。「地域に住む親子3世代、赤ちゃんからご高齢の方まで誰もが安心して通えるかかりつけ医をめざします」と話す高橋院長。3人の子どもの母親でもあり、はきはきとした口調から優しさや温かさも感じさせてくれる高橋院長に、開業までの経緯や診療の特徴などについて聞いた。
(取材日2018年7月20日)

地域のすべての年齢層をサポートしたい

開業までの経緯を教えてください。院内が広々としていてきれいですね。

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千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部附属病院、立川相互病院をはじめさまざまな医療機関で、麻酔科、内科、整形外科、在宅診療、小児科、皮膚科などを経験してきました。このまま勤務医として働き続けるという選択肢もあったのですが、キャリアを重ねながら、「自分が理想とする医療は何か」について真剣に考え続けてきました。その結果、体調がすぐれない時だけでなく、ケガをした時や育児や介護などで不安や悩みがある時など、どんな相談にも対応でき、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方が気軽に通える「総合診療のできるクリニックをつくりたい」という気持ちから開業を決めました。院内はバリアフリー設計にし、待合室は奥側にキッズスペースを設置した親子スペース、入り口側を成人の方のためのスペースにし、お互いが気持ち良く過ごせるよう配慮しました。

なぜ、総合診療のできるクリニックをめざしたのですか?

私が医学部を卒業した頃、総合診療科は存在しませんでした。患者さんの全身を診ることのできる科を探していたところ、麻酔科の先生に「麻酔科は全身管理ができ、全科の病気の知識も学べる」と勧められ、麻酔科で医師人生をスタートしました。その後、家庭の事情もあり実家の近くの立川相互病院で内科の医師として勤務した後、さまざまな病院でご縁をいただき、整形外科、在宅医療、皮膚科、脳外科、精神科、耳鼻科など、あらゆる疾患を治療しました。幅広い診療科目で、臨床経験を積み重ねるうち、すべての年齢層の患者さんの全身を診ることが、医師としてのやりがいであると自覚するようになったのです。勤務医ですと、自分がめざす医療を実践することが難しく、それならば自分でつくろうと考え、今に至ります。

どのような患者さんがいらっしゃいますか。

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この辺りは小児科が少ないので、小児科の患者さんがたくさんいらっしゃるかと思っていたのですが、お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。ご家族全員で受診される方も多いです。私自身、実家は三鷹なのですが、勤務医時代から立川市に住み始め、3人の子どもたちも市内の保育園、小学校にお世話になりました。立川市は、多摩地域の中心地で駅前はとても開けていますが、少し離れると公園なども多く、豊かな自然にあふれた住みやすい街です。保育園、老人ホームも多く、大きな病院もたくさんあって医療も充実しているので、ご高齢の方も生活しやすい地域だと思います。私をはじめ、スタッフ全員が地元出身で、地域の医療事情や生活背景をよく理解しているため、地域性に沿った医療や福祉サービスを提供できるのも、当院の大きな特徴です。

複数疾患をもつ高齢者もここで治療が完結できるように

さまざまな診療科目に対応していらっしゃるので、患者さんにとっても通いやすいのではないでしょうか。

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内科に加えて整形外科や在宅医療も経験し、外科的な処置や、医療設備がない中で医学的判断を行う経験を重ねてきましたし、認知症の診断や治療も行ってきました。特にご高齢の方は、内科疾患や整形外科疾患など複数の疾患を抱えている方が多いものです。疾患ごとに別のクリニックに足を運ぶことは負担になりますが、当院は足を運んでいただければ、ここで完結できるように努めていますので、患者さんやご家族の方にも喜んでいただけています。私自身、身内の介護の経験があり、介護をする方のご苦労や悩みもよくわかります。当事者である患者さんだけでなく、患者さんをとりまくご家族の方の心にも寄り添い、一緒に診療させていただいています。

小児科の特徴について教えてください。

お子さんを診ることはもちろん、お子さんを連れてきたお母さんの心にも寄り添い、その子にとって最適だと思われる治療についても、お母さんにとってハードルが高いと判断したら別の治療法を提案するなど、お母さんにも重きをおいて診療させていただいています。私も3人の子どもを育ててきて、育児の大変さは身にしみてわかっているつもりです。子育ては一生続くもので、あまりきちんとやりすぎるとお母さんも子どももつらくなってしまいます。子育ての不安を感じるお母さんやお父さんの良き相談相手となり、常に子どもたちの味方である存在であるよう心がけています。予防接種や健診はもちろん、赤ちゃんのお風呂の入れ方や母乳のあげ方などのアドバイスなども随時行っていますので、気軽に相談いただければと思います。

内科の診療内容や、導入されている医療機器の特徴について教えてください。

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当院では、糖尿病や高血圧、高脂血症をはじめとした生活習慣病、禁煙治療などの治療にも力を入れています。生活習慣病は、生活習慣の改善や食事療法、ならびに運動療法が治療の中心になり、必要に応じて薬物療法も併用しています。最近では、クリニックによっては薬の過剰投与も多いため、薬の見直し相談も受けつけていますので、処方されている薬に疑問を抱いている方も来院していただきたいです。医療機器は、低線量のエックス線撮影装置、血圧・脈波測定器、呼吸機能検査器、感染症の迅速検査機器、血液・尿院内迅速検査機器、超音波診断装置、ネブライザー、吸引器など、総合診療に必要なものを一通り取りそろえました。ネブライザーは耳鼻科でないのに置いてあるんですねと患者さんからも好評です。

自分にしかできない医療を提供したい

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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中学生の時に、父が病気になって入退院を繰り返すようになったのです。母は専業主婦でしたので、自分はこの先どうなるのか、子どもなりに不安になりました。そのような中で自分の将来について考えた時、何か資格をとって、自分一人でも生きていけるような力を身につけないといけないと思いました。そうしていろいろ調べて、社会の役に立つ医師という職業にたどりついたのです。もともと文系人間でしたので、向いてはいなかったと思うのですが、なんとか国立大学の医学部に合格することができました。医師家系でない私がなんとか医師になることができ、医療の現場でさまざまな経験を重ねながらここまできましたが、医師の資格が自分自身をずっと守ってきてくれたように思います。

お忙しい中、休日はどのようにお過ごしですか?

平日は帰りが遅くなるので、好きでしているわけではないのですが、日曜日に食材を買いこみ、1週間分のおかずを20品くらい作って冷蔵庫に保管しています。3時間くらいかかりますが、3人の子どもたちのお弁当や夕食になるので、何とか続いています。平日の休みは、子どもの保護者会や事務仕事などで終わってしまいます。趣味の時間はゼロなんですけど、スタッフも私が信頼できる友人たちなので、仕事も楽しく働けています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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クリニックには、体の具合が悪い方も心の具合が悪い方もいらっしゃいます。そんな時に、心も体も丸ごと丁寧に診て、少しでも元気になり、笑顔になって帰ってもらえるようなクリニックをめざしています。高度な専門医療を提供する病院は、世間にたくさんありますが、さまざまな診療科目の臨床経験を重ね、女性であり母親でもある立場の自分にしかできない医療があると思っていますので、どの年齢の方も、症状のない方も遠慮なくいらしてください。

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