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西村 治男 院長の独自取材記事

にしむら内科・糖尿病クリニック

(大阪市北区/大阪駅)

最終更新日:2020/06/10

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梅田駅から徒歩約5分、糖尿病や代謝、甲状腺の専門治療を行う「にしむら内科・糖尿病クリニック」。院長の西村治男先生は、京都大学大学院医学研究科博士課程を修了後、米国国立衛生研究所に留学。帰国後は静岡県立総合病院、静岡市立病院、京都大学医学部附属病院、大阪府済生会中津病院に勤務。内分泌科の医師として30年以上のキャリアを積み、2018年3月に同クリニックを開院した。大阪府済生会中津病院からは徒歩3分の立地にあり、緊急時には連携できるような体制をとっている。専門性の高い医療知識と治療を求め、糖尿病で悩む患者が県外や海外からも来院するという。「患者さんが笑顔で帰れるクリニックをめざす」と語る西村院長。診療時の心がけやこれからの展望など、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2019年5月9日)

糖尿病の専門チームで、こまやかに治療を行う

内分泌科を専門に選んだきっかけは何だったのでしょうか?

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研修医時代は消化器科、循環器科、血液内科など、一通りの科を経験しました。その中で、ただ一つわからなかったのが内分泌科だったんです。内分泌科は、糖尿病や高脂血症をはじめ、甲状腺疾患や下垂体疾患、副腎疾患などの病気を扱う分野です。ホルモンを分泌する臓器に何らかの異常が起こるのですが、目では見えないですし、患者さん自身も最初から内分泌科を受診することはあまりありません。だから、医師が内分泌疾患を疑い、発見していく姿勢が求められます。とても奥が深い分野だと感じました。もっと勉強したいと思い、大学院で専門的に学ぶ決心をしました。

クリニックに来院する患者さんは、どのような方が多いですか。

7割は糖尿病、ほかには甲状腺などの内分泌疾患、高血圧の患者さんです。近隣には私が副院長・地域医療連携センター長をしていた大阪府済生会中津病院をはじめ、さまざまな病院があるので、そこからの紹介も多いです。あとは、インターネットでの検索や、クチコミをもとに来られる方もいらっしゃいます。遠方の方や会社帰りの方も多いので、通いやすい立地にこだわりました。

診療体制について教えてください。

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常勤医師1人、非常勤医師2人、看護師3人、管理栄養士1人、検査技師1人が常駐し、きめ細かにケアを行っています。当院には、日本看護協会の糖尿病看護認定看護師や糖尿病の患者さんの生活をサポートする療養指導を勉強したスタッフが在籍しています。糖尿病看護認定看護師は、糖尿病の概要について説明したり、合併症が起きないようにするための指導を行ったりします。糖尿病の合併症の1つに足病変がありますが、悪化すると足を切断しなければならない場合も。この予防として、足のお手入れ方法を指導したり、必要があれば爪をきれいに切ってあげるなどのケアを行うことも、大切な仕事です。また、生活習慣病である糖尿病には、適切な食事管理が重要です。管理栄養士が常駐していることで、受診したその日のうちに適切な栄養指導ができるように配慮しています。

IT技術を駆使し、遠方の患者や忙しい現代人に配慮

診察のときに心がけていることはありますか?

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患者さんにとって優しいクリニックです。糖尿病の治療は、昔は根性主義が根づいていました。「あなたがやせないのは、生活管理に対する努力が足らないからだ」といった感じですね。患者さんの多くが次第に定期通院しなくなるのは、先生に怒られるから。だから、私は褒めることを大切にしています。糖尿病は普段の生活が大切なので、定期通院も1ヵ月に1回に設定しているんですよ。勤務医のときは大体3ヵ月に1回だったのですが、そうすると病院に来る直前だけ食事制限を頑張るという患者さんが多かったんです。でも、1ヵ月おきだと、頑張るのが習慣になりますよね。そこで褒められると、さらにやる気が出る。目に見えて結果が出るんです。私は、患者さんが楽に、幸せな人生を送れるようなお手伝いをしたいと考えています。

糖尿病の治療について教えてください。

今まではインスリン注射が主流でしたが、太りやすくなる、低血糖を引き起こすといった問題点がありました。2型糖尿病の患者さんに用いるGLP-1受容体作動薬という新しく出た注射は、膵臓の働きを良くしていくものですが、低血糖も起こさず、体重も増えにくいという特徴があります。一週間に1回打つだけという手軽さで、注射の概念を変えました。長期的に見て、脳卒中や心筋梗塞といった合併症が減るというデータもあります。また、肥満型糖尿病の人にとっては、糖を尿中に排出することで血糖を下げ、かつ体重を減少させる飲み薬も開発されています。このように、医学は日々進歩し、患者さんのストレスも大幅に減らせるようになってきています。

診療にはITを導入されているそうですね。

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インターネット診察予約のほか、当院かかりつけ患者さんが検査結果を無料で閲覧できるようなオンライン診療を導入しています。これまでは、がん検査など、結果が出るまでに日数がかかる検査は、数日後に再び来院していただく必要がありました。しかし、海外など遠方の患者さんにとっての負担を減らすため、オンラインで自宅にいながら検査結果を確認できるようにしました。また、自由診療ですが、オンラインで糖尿病の療養相談を受けることも可能です。さらに、済生会中津病院をはじめとする近隣の病院と連携し、レントゲンなどの電子カルテを共有しています。一元的に情報を集約することで、他院で結果が思わしくない患者さんが別の治療を試し、状態が良いほうに向かうことも多いんですよ。

予防医療に注力し患者の自己再生能力を高めていきたい

充実した日々を送られているようですが、医師をめざそうと思ったきっかけは何だったのですか?

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医師を志したのは中学生のときです。何か手に職をつける仕事がしたいなと思ったからです。医学は5年後、10年後と常に進歩するので、自分自身も成長していけるでしょうし、その度に新しい発見もあるだろう、と。それを想像するのが楽しみでした。そこで、医学部に入ることを決意したのですが、担任の先生に話したら「お前には無理だ」と言われました。それがとても悔しくて、「絶対に見返してやる」と一生懸命勉強を頑張って、京都大学医学部に合格しました。先生に出会っていなかったら、今ごろはまったく違う人生を歩んでいたと思います。合格したことを報告しに行ったら、「まさか本当に合格するとは」と言われましたけど(笑)、担任の先生には本当に感謝していますね。

お忙しい毎日だと思いますが、休みの日の過ごし方について教えてください。

孫が2歳と4歳の女の子で、一緒に遊ぶことが何よりのリフレッシュになっています。2週間に1回ほど遊びに来るのですが、おもちゃをねだられることが多いですね。ほかには、韓流ドラマが好きでよく観ています。朝鮮王朝時代を描いた作品で、漢方を使った治療が出てくることがあるので、興味深く鑑賞していますね。

最期に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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人間の体にはもともと自己再生能力があります。より早期に病気を発見して臓器を保護してあげれば、自己再生能力を向上することができるので、今後は予防医学に力を入れたいと思っています。北梅田健康医学研究所を立ち上げ、過去30年分の論文や業績をまとめ、研究しています。勤務医の頃はいろいろと時間などの制限がありましたが、今は自由に何でもできるので、毎日とてもやりがいがありますね。糖尿病は、かかりつけ医に診てもらうだけでも症状のコントロールはできますが、そこでコントロールできなくなったら専門家の受診をお勧めします。当院では皆さまの満足度と幸福度を高められるよう、常に新しい医学知識と治療技術にアップデートして診療を行っていくつもりです。悩んでいることがございましたら、ぜひご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オンラインでの糖尿病の療養相談/15分間3000円(10分延長ごとに1000円)

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