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竹迫 倫太郎 院長の独自取材記事

梅華会わくわくこどもクリニック

(尼崎市/武庫之荘駅)

最終更新日:2020/02/14

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「梅華会わくわくこどもクリニック」は、阪神間でクリニックを展開する医療法人梅華会グループが手がけるクリニックの1つで、その理念に共感した竹迫倫太郎院長が2018年4月の同クリニック開院と同時に院長に就任した。武庫之荘駅から徒歩1分の便利な場所で、近隣の子どもたちの健やかな成長を見守る。冷静で落ち着いた印象だが、こちらが少しでも理解できない様子を見せるとさらに丁寧に説明してくれた竹迫院長。優しく誠実な人柄と患者から慕われている様子が感じられる。一方で、実は音楽家としての顔も持ち、今でもライフワークとして音楽活動を続けているという一面も。そんな竹迫院長に、小児科医師になった理由や診療方針、子どもたちへの想い、さらに音楽についても語ってもらった。
(取材日2019年2月25日)

接遇まで徹底する理念に共感。やりがいを感じ院長に

医療法人梅華会グループのクリニックとして開院されたそうですが、院長に就任された経緯を教えてください。

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医療の世界でサービス精神やおもてなしの心を重視するところはあまりないかと思うのですが、梅華会は診療はもちろん接遇にも徹底的に注力しています。大阪の病院に勤めていた時、梅華会の梅岡比俊理事長にお声がけいただき熱い想いをお聞きするうちに、その理念に共感し「ここならやりがいを持って診療できる」と思い、お話をお受けしました。診療は患者さんといかに信頼関係を築けるかに尽きると思うんです。それがうまくいかずに診療行為自体が中途半端になるのはとてももったいない。質の高い医療を提供するという最終目標のために接遇にも力を入れるスタンスは合理的だと思いますし、僕自身、梅華会の一員になることでそういう姿勢を身につけたいという思いもありました。

こちらのクリニックは、足を踏み入れた瞬間、楽しくなるような空間が広がっていますね。

淡い緑色と木目を基調に、天井には空の模様の壁紙、キッズスペースは森の中にいるようなイメージで、わくわくするような雰囲気を演出しています。病院は怖いところというイメージを払拭するために、楽しくなるような内装をめざしました。「わくわくこどもクリニック」という名称も、まさにわくわくした気分で来ていただけるようにという想いを込めています。予防医学が進み、これからの小児科は病気になったから行くところではなく、予防接種や健康診断など健康でも行くところになっていくと思うので、元気な時も前向きに足を運んでいただける場所になればと考えています。そんな想いが伝わっているのか、診療が終わっても帰ろうとしないお子さんも多いですね(笑)。

患者さんと接するときに心がけているのはどんなことですか?

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患者さんにきちんと納得していただくことです。こちらは当然わかるだろうと思って話をしても、患者さんからしたら初耳の病名を言われてお薬を出されて「どういう意味だったんだろう?」と疑問に思うことってありますよね。頭の中に疑問を残すと、よその病院に行ってみようかとなってしまう。ですから、理解していただきたいことが伝わるまでしっかりとご説明します。対話の相手は親御さんですが、僕らの患者さんはお子さんです。お子さんのためには、まず親御さんに理解、納得していただくことが大切だと思っているんです。

子どもの元気になる力に感動し、小児科医師の道へ

医師になったきっかけと小児科を選んだ理由を教えてください。

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父が小児科医師で小さい頃から診てもらっていて、物心ついたときから僕も父のような医師になるんだと漠然と思っていました。そのため、大学受験の段階で医学部に進むことに迷いはありませんでした。ただ、高校時代に作詞、作曲を始めて、大学時代にはCDをリリースしたこともあり、音楽を仕事にできたらと思った時期もあったんです。でも、卒業が近づくとさすがに音楽を続けるのは難しくなり、医師の道一本に絞りました。小児科を選んだのは、子どもの回復力の早さに感動したからですね。子どもは具合が悪くなるのが早いですが、回復するのも早いんですよ。前日までぐったりしていても翌日は元気に笑っている。そんな姿を目の当たりにするとこちらまで元気になって、人生をかけて取り組むのにこんなに素晴らしい仕事はない、これならいつまでもモチベーションを保って走っていけるのではないかと思ったんです。

腹部エコー(超音波)での診療を積極的に行っているそうですね。

小児科では注射だけでも手間がかかるので、症状や経過から推察して診療方針を立てることが多いのですが、それでは限界があるんですよね。でも、腹部エコー検査をすると、おなかの中で起こっていることが手に取るようにわかります。子どものおなかの病気で多いのは便秘ですが、エコーを当てれば便があるのが一目瞭然。言葉だけの説明だと疑心暗鬼になる親御さんもいらっしゃいますが、目で見てわかるように説明すると安心していただけます。小児科で腹部エコーを行うクリニックは多くないと思うのですが、僕は非常に有用な検査だと思っています。実は研修医時代に恩師から「小児科でも目に見える診療を」とエコー検査の重要性を教えていただいて以来、実践しているんです。その先生には「教科書をうのみにするな」とも教えていただき、自分で見て感じることをもとに判断する姿勢も大切にしています。

お子さんの具合が悪いと病院に行くべきか迷う親御さんが多いと思いますが、アドバイスをいただけますか?

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基本的には、お子さんが元気かどうかが最もわかりやすい目安になりますね。熱があってもけろっとしていたら緊急性は高くありません。ほとんどの場合は、次の日にクリニックに行っても間に合うでしょう。ただ、咳が出て眠れないなど症状が続く場合は、実は喘息だったということもあるので、早めの受診が必要です。お子さんのおなかのトラブルで便秘の次に多いのがノロウイルス、ロタウイルスなどの胃腸炎ですけれども、これらは整腸剤を飲んで安静にすれば対処できると思います。最初に嘔吐し、その後は下痢が主症状となるケースが多いですが、嘔吐が何日も続くような場合は胃腸炎以外の病気の可能性もあるので、早めに受診してください。

子どもが幸せになるための「子どもファースト」の診療

スタッフの皆さんにはどのような指導をされていますか?

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開院して最初に伝えたのは「子どもファースト」の精神ですね。小児科は常に子どもが主役で、子どもをハッピーにするために医療を提供しているところです。それなのに仕事がうまくいかないからといってスタッフがイライラしたり怒ったりしたら、子どもたちはどう感じるのか。自分の行動が子どもたちにどういう影響を与えるのかを考えれば、おのずと答えが見えてくるはずですよね。この考え方を頭にきちんと置いておけば大きな間違いはしないと僕は思っています。自分の診察やスタッフの対応が子どもたちの笑顔や喜びにつながるのかということは、常に自問していますね。

今もライフワークとして音楽を続けているそうですが、医療と音楽に何か共通点はありますか?

ちょっとくさいかもしれませんが、「愛」ではないでしょうか。僕は家族や恋人など人を愛する気持ちが根っこにある音楽が好きなんです。切ない曲でも、その向こうに希望や未来が感じられる曲は好きですね。一方で、子どもは存在自体が未来であり、希望です。そして、これからの日本、世界をつくっていく宝物でもありますから、彼らにいくら愛を注いでも注ぎ足りません。僕たち小児科医師の仕事は愛を育むことをサポートすることだと思っていて、そこにハッピーな音楽が流れていればもっとハッピーになるはず。「愛」という意味では、音楽と小児科の仕事は根っこの部分でつながっていると思いますね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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武庫之荘をはじめとした近隣のお子さんが生まれた時から成人するまで、相談したら何かしら答えを出してくれると頼りにしていただける、地域の皆さんにとっての精神的支柱のような存在になれたらと思っています。看護師を中心にスタッフは僕の考え方や想いをよく理解してくれていますから、僕に言いにくければ看護師に声をかけていただいても構いません。全員一丸となって診療にあたっていますので、クリニック全体で頼りにしていただけたらと思います。今後も地域の子どもたちが笑顔ですくすくと成長できるよう全力でサポートさせていただきます。

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