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坂本 亜衣子 院長の独自取材記事

りんご歯科クリニック

(札幌市清田区/福住駅)

最終更新日:2021/10/12

坂本亜衣子院長 りんご歯科クリニック main

2017年11月の開業以来、患者の笑顔につながる歯科診療をめざす「りんご歯科クリニック」。札幌市立清田南小学校の前にたたずみ、子どもから高齢者まで幅広い層の患者に親しまれている地域密着型の歯科医院だ。「町の歯医者さんとして、たくさんの方々に気軽に通っていただきたいですね」と話すのは、取材時も終始笑顔が絶えない坂本亜衣子院長。同じくフレンドリーなスタッフたちとともに、患者に寄り添う歯科診療を展開している。2児の母でもある坂本院長は、子ども一人ひとりに向き合う小児歯科・小児矯正にも力を注いでいるとか。取材では開業のきっかけや診療方針、患者層、こだわりの設備など、豊富な話題で語ってもらった。

(取材日2020年11月18日)

「坂本先生」と名前で親しんでもらえるように

小学校が目の前にあり、地域密着型の歯科医院だと感じました。

坂本亜衣子院長 りんご歯科クリニック1

そうですね。当院は赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い年齢層の患者さんにお越しいただいています。開業して3年が経過しましたが、院内では患者さん同士が知り合いでお話ししている光景も目にしますし、地域の方々の距離も近い土地なのかなと。たくさんの方々に気軽に通っていただけるように、地域に根差した歯科診療の提供を行っていきたいですね。虫歯や歯周病などの一般歯科はもちろん、小児歯科や小児矯正、入れ歯・義歯、ホワイトニング、予防歯科など、患者さんの幅広いご相談に対応できる体制を整えていますので、お困りのことがあればぜひご活用いただけるとうれしいです。

開業に至るまでの経緯をお聞かせください。

大学卒業後は5年ほど大学の先進保存学講座に所属し、顕微鏡を使った治療やできる限り歯の神経を残すための抗生物質を使った治療、歯周病の新しい薬の治験などに携わりながら研鑽を積んできました。そして、3年ほど歯科医院の分院長を経験し、開業を決意しました。というのも、分院長を務めた歯科医院は訪問歯科に力を入れており、患者さんは成人の方がメインだったんです。もちろんご高齢の方を診察するのも楽しかったのですが、もっと子どもの治療にも携わりたくて。町医者として、子どもから高齢者まで診療する歯科医院をつくりたいと思うようになりました。地域の方々から歯科医院の名前ではなくて、「この町にいる坂本先生」と私の名前で親しんでいただけるような歯科医院をめざしていきたいと考えています。

実際にどのような患者が多いですか?

坂本亜衣子院長 りんご歯科クリニック2

0歳児からご高齢の方まで、患者さんの層はさまざまです。当院の目の前が小学校ですので、夕方は学校帰りのお子さんがたくさん来られます。症状としては歯茎が腫れたり、虫歯が痛くなったりと、しばらく歯科医院に通っていなかった方が多い印象です。乳幼児や子どもは定期検診やフッ素塗布など予防目的で通っているケースも多く、虫歯の子どもが目立つわけではありません。とはいえ、虫歯の場合は大きな虫歯であったり、虫歯の本数が多かったりしますね。例えば、0歳児からフッ素塗布で通っていただくと、虫歯予防につながるだけでなく、歯科医院に自然となじみやすいので、何かあった場合でもスムーズに治療が受けられるはずです。老若男女問わず、気軽に通っていただけたらと思っています。

笑顔で定期検診に通ってもらうことが目標

診療の際に心がけていることは何でしょう?

坂本亜衣子院長 りんご歯科クリニック3

なるべく怖くなく、痛くなくすることです。「治療が怖い」と思うと力が入り、余計に痛く感じてしまいますので、それを防ぐために十分な説明を心がけています。具体的には、お口の状況や治療法などをきちんと事前にお伝えし、患者さんに納得いただいた上で治療を始めるようにしています。また、小さなお子さんに対しては、なるべく押さえつけるのではなく、少しずつ慣らしていくように工夫しています。治療の器具などを触ってもらい「怖くないんだよ」と理解してもらった上で、自分の意思で「治療を受ける!」となることが目標です。

歯科医院に苦手意識を持つ子どもは多いですか?

そうですね。歯医者嫌いな子どもは多く、当院には「どこかの歯科医院に行って怖かったから、ここに来た」という5歳前後の幼児もたくさんいます。過去に歯科医院に来るのが怖くて、待合室にいる時からずっと泣いているお子さんがいたのですが、特にそのお子さんのことが印象に残っていますね。というのも、2、3回目の診療で診療台に座ることができるようになり、その後は診療台の上で麻酔が打てるまでに成長し、そのうち治療の途中にいびきをかいて寝て、寝返りまでするようになったんです(笑)。少しずつ歯科医院に慣れてきて、笑顔で定期検診に通ってもらえるようになると、とてもうれしいですね。私自身も2児の母として、幼少期から口内環境を整えることの大切さをお母さんやお子さんたちに伝えていきたいと思っています。

小児矯正についても教えてください。

坂本亜衣子院長 りんご歯科クリニック4

最近、前歯がガタガタしている子どもが多いように感じています。奥歯は何ともないけど、前歯でご飯が食べられない子どもが増えたかなと。当院ではワイヤーやマウスピース型装置を用いた矯正ではなく、入れ歯のような器具を用いる小児矯正を行っています。学校から帰ってきてから朝まで器具を入れる必要がありますが、小さい頃から行える矯正で痛みも少なく、費用を抑えながら矯正を受けることができると思います。ご興味のある方は、ぜひご相談いただけたらと思います。

ずっと気軽に通える歯科医院をめざして

院内設備でこだわった点はありますか?

坂本亜衣子院長 りんご歯科クリニック5

正確な診断をめざして、歯科用CTを導入しています。「歯を抜く・抜かない」とか、「この治療をする・しない」などの診断に役立てていますよ。また、患者さんにリラックスして治療を受けていただけるように、明るく清潔感のある院内づくりを心がけています。半個室の診療室にはクリニック名にちなんで、りんごのデザインやカラーを埋め込んだり、待合室と診察室の両方にキッズルームを完備したりと、子どもたちに歯科医院に慣れてもらうための工夫も大切にしています。また、当院は3階建てで1階が駐車場、2階が受付・診療室となっていますが、1階からはエレベーターをご利用いただけます。院内はバリアフリーですので、ベビーカーや車いすの方でも安心してお越しいただけますよ。

お忙しい毎日だと思いますが、お休みの日はどのようにお過ごしですか?

今は新型コロナウイルスの影響で自粛していますが、子どもたちと温泉に行くのが好きなんです。近所の銭湯などにもよく行きますね。いいリフレッシュになっています。あとは、自分自身の歯の健康のために、歯科衛生士にチェックやクリーニングをしてもらっています。自分でチェックしたら若干甘くなってしまいますし、やっぱり専門家にやってもらうのが一番かなと(笑)。「ちゃんと歯磨きできていますか? 大丈夫ですか?」とチェックしてもらっています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

坂本亜衣子院長 りんご歯科クリニック6

私はよく子どもたちの診療が終わったら「また遊びに来てね」と声をかけているのですが、遊びに来るような感覚で、気軽に足を運んでいただけるクリニックであり続けたいと思っています。定期検診で来られる患者さんから「久しぶり! 元気だった?」と言っていただくことも多いですし、今後もこのような距離感を大切にしていきたいですね。何か困ったことなどがあれば、いつでも相談していただけたらと。「この地域で歯医者といえば、りんご歯科だよね」と、当院に来たら怖くなくて、痛みが少ない治療が受けられるという体制をずっと続けていきたいです。これからもスタッフたちとともに、患者さん一人ひとりに優しく寄り添い、地域に貢献できるような歯科医院をめざしていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正/12万円~、ホワイトニング/3万円~

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