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杉山 昌彦 院長の独自取材記事

杉山歯科

(名古屋市港区/荒子川公園駅)

最終更新日:2019/07/22

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名古屋市営バス甚兵衛通から徒歩1分に、2018年に開院した「杉山歯科」がある。生まれ故郷に貢献し、地域の医療水準を高めたいという熱意を持って開業した。杉山院長は口腔外科での経験が長く、研鑽を積んだたため、一般歯科治療から小規模手術まで対応し、幅広い治療メニューを持つことが特徴だ。これまで培ってきた技術と知識を生かし、全身疾患に配慮した安全な治療を行うのがモットー。またキッズルームや保育士資格を持つ歯科助手の常駐など、子育て世代が来院しやすい環境づくりにも尽力している。スタッフそれぞれの特技を生かした歯科医院づくりをしたいと語る杉山院長に、同院や診療に対する想いを聞いた。
(取材日2019年7月4日)

クリニックでありながら、専門的な歯科医療を提供

開院された経緯などをお聞かせください。

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私は東北大学卒業後、名古屋大学医学部口腔外科に入局し、臨床では口腔外科の基礎からがん、骨折、再生医療に関わる臨床応用症例まで幅広く勉強しました。研究では歯髄幹細胞を用いた脳梗塞治療への応用というテーマで取り組み、多くの共同研究者とともに再生医療研究に携わり、研究成果を論文・特許取得につなげました。博士号取得後はアメリカのスクリプス研究所に研究留学し、帰国後は複数の総合病院で勤務しました。仕事にやりがいを感じていましたが、帰りは遅く、特に留学中や他県の総合病院勤務時代は単身赴任だったこともあり、子どもが成長するにつれ、家庭の時間が少ないことにジレンマも感じていました。残りの歯科医師人生を、家庭を大切にしつつ、経験を生かして自分らしく仕事をしたいと考え、開院を決めました。

開院にこの地を選んだ理由を教えてください。

開院先で長く医療を提供するのであれば、地元の方に喜んでいただきたいと思い、自分が育った神宮寺小学区中心に探し始め、学区内から道を隔てた隣の高木小学区内に現在の物件を見つけました。高木小学区も私が卒業した宝神中学区内ですし、以前祖父が高木小学校の教頭をしていたのでご縁も感じます。この地は口腔外科のある総合病院まで遠いので、一般歯科治療だけでなく、口腔外科でお困りの方も気軽に頼っていただけたらうれしいです。近隣の方々は、私の母校の先輩・同級生・後輩も多いかと思います。地域の方々を応援する気持ちで診療に取り組んでいます。

以前の口腔外科での経験はどう生きていますか?

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手術は多く担当したのでもちろんですが、総合病院で勤務したため他科医師・看護師・管理栄養士等との連携は日常的でした。そのため他職種の方が歯科に何を求め、こちらが何をお願いできるかもわかりますので、他科医院との連携にも苦労しません。また歯科も全身の一部であり、口の中だけわかればいいわけではありません。当院は、あくまで一般歯科治療がメインですが、さまざまな疾患を持つ方もう蝕・歯周病になります。それぞれ配慮すべき点は異なりますが、その際は口腔外科で培った全身管理の知識が生きます。また総合病院の口腔外科の歯科医師は何でも屋です。総合病院内の口腔外科には歯科に関わる院内の依頼がすべて来ます。他科入院中の患者さんの義歯作製もう蝕治療も病室回診もあります。当然服薬も多く、術前後のさまざまな制約もあり、長く歯科治療を受けておらず咬合崩壊した方の割合も多く、治療に難渋した場面も経験しました。

チームワークが大事、スタッフが楽しく働ける職場に

どのような患者層が来院されますか?

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開業当初は高齢者の方が多く、中には昔から私を知る方もいてうれしかったです。次に受診された方のご家族・ご友人が来院してくれました。受診した方に信頼していただけたからこその紹介なので、その信頼には今後も応えたいです。当院には保育士がおり、キッズルームで幼いお子さまの託児もできるので、保育士に会うのを楽しみに受診される方も多いです。また、妊娠中はホルモンバランスが崩れ歯肉炎になりやすく、使える薬も限られるため、こじらせると大変です。核家族化が進み預け先も少ない今、幼いお子さまを育て、かつ二人目を妊娠中のお母さまは、受診のハードルを高く感じることもあるかと思います。当院ではそのような方にも安心して治療が受けられる環境を整えました。

キッズルームで託児していただけるのはありがたいです。

ここは銀行跡地なので防音性の高い金庫室がありましたが、初めは倉庫にしていました。開院以来保育士もおり、受付横のキッズスペースで託児していましたが、お子さまが大声で泣いてしまうと、そわそわされるお母さまを見かけました。そのためチェア増設の際、思い切って金庫室もキッズルームにしました。どうせやるなら、とさまざまなしかけを作りました。たくさんの遊び道具、頭上を走る電車のおもちゃ、モニター、洗面台を準備し、室内の様子をチェアにいながらタブレットで見られるようにもしました。治療休憩中のお母さまはタブレットで保育士と遊ぶお子さまの様子を見守ることができます。託児の利用は、予約時に申し出てもらうようにしていて、治療が終わる頃にインカムで保育士に伝え、スムーズにお帰りいただけるようにもしています。

スタッフさんとの連携が素晴らしいです。育成にはどんな工夫をされていますか?

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他職種連携の経験を生かし、働く人の特技を生かしたチーム医療を当院でも意識しています。スタッフ全員の力の結集がその歯科医院の能力なので、私もスタッフも成長するため、院外講習に出かけたり、外部講師を招き知識を得て、当院ができることを増やしています。同時にスタッフが居心地よく働ける環境づくりも大切です。誕生日はケーキでお祝いし、会議はスイーツを食べながらフランクにやっています。休憩中のスタッフの笑い声が一番癒やされます。長く安心して働いてほしいので、厚生年金や産休制度など福利厚生も整えました。野球のようにその都度、トップの指示がないと動けない組織ではなく、サッカーのようにシステムや約束事は先に決め、仕事が始まったらそれぞれのプレーヤーが役割を自覚し、臨機応変に助け合いながら動ける組織をめざしています。 

地域を応援していけるようなクリニックに

院内のこだわりの設備を教えてください。

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院内土足OKで、車いすでも受診できるようバリアフリーにしています。また診断を確実に行いたいのでCTを導入し、細菌検査・病理検査もできます。器具滅菌も清潔にしたいのでヨーロッパ基準のクラスBを採用していますし、天井埋め込み式空気清浄装置も導入しました。チェアは横並びで5台、一番奥が個室です。それぞれの空間に壁があるのでプライバシーは守られます。チェアの2台はメンテナンス用で、マッサージ機能を備えています。オフィスホワイトニングなど待ち時間を要する治療でも、心地良く過ごせる環境にしました。

現在も研究に携わっているそうですね。

大学院時代の恩師に抜歯した歯を提供する研究協力をしています。歯の中には歯髄があり、その中には歯髄幹細胞があります。恩師は歯髄幹細胞を用いて歯髄再生をめざす研究者です。う蝕が大きいと痛みを取るため歯髄を抜く場合がありますが、歯髄を抜けば歯に栄養供給ができなくなります。その結果歯が折れやすくなり、歯を失うリスクも高くなります。歯髄を再生させることができれば、歯を長く維持でき、健康寿命を延ばすことにもつながります。歯髄幹細胞はさまざまな細胞に変化する可能性があり、若いほど元気なのです。そのため、研究が進めば、例えばお孫さんの歯から、病気を持ったお爺さんのために臓器を作れる世の中が来るかもしれません。再生医療を応援することも、私の経験を生かし、当院が社会に対しできることだと思っています。

今後の展望を教えてください。

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自院の経済状況や社会情勢を見極め、当院ができること・やりたいことを増やしていきます。矯正専門の先生に来てもらったり、代診が雇用できれば訪問診療も可能になります。私一人では無理でも、多くの方の協力を得ながら実現していきたいです。現在のスタッフは協力的で結束力もあり、いつも支えてくれるので、とても大切な存在です。今後も一緒に頑張っていきたいので、スタッフが将来結婚・出産の時期を迎えても復帰しやすいように、スタッフ向けの託児施設を作ることも検討中です。また地元に歯科衛生士になりたい若者がいたら、当院で働いていただけるのであれば自立の手助けをしたいと考えています。私もスタッフも成長し、さらに良いチームをつくり、地域の皆さまに「わが街の病院」として応援していただける歯科医院にしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オフィスホワイトニング/1回コース:3万円~、2回コース:3万5000円~ ホームホワイトニング/2万5000円~ など(※すべて税別)
さまざまなプランがありますので、詳しくは医療機関にお問い合わせください。

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