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佐藤 恵理 院長、佐藤 工 先生の独自取材記事

白金三光クリニック

(港区/白金高輪駅)

最終更新日:2023/12/12

佐藤恵理院長、佐藤工先生 白金三光クリニック main

白金高輪駅から徒歩5分、黒いシックな看板が目印の「白金三光クリニック」は2018年開院。この街が出身の佐藤恵理院長と夫の佐藤工(こう)先生が診療にあたり、明るく患者を迎え入れている。診療科目を超えた幅広い医療を提供し、訪問診療や慢性期病院との連携などにも注力。地域のかかりつけ医として、近隣住民の健康維持に貢献している。患者への思いやりを欠かさず、心まで元気にしてくれるような2人に、クリニックについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年10月20日)

あらゆる症状の窓口として、地域の健康を守り続けたい

どのような思いでクリニックを開院されたのでしょうか。

佐藤恵理院長、佐藤工先生 白金三光クリニック1

【恵理院長】生まれ育った白金の街で、医療の面から貢献できればと思い開院しました。知人や来院いただいた方々のご紹介で患者さんが増えていき、今では近くに住むファミリーの方から、昔からこの地域に住んでいる高齢の方まで幅広く来ていただいています。地域の皆さんにはすごく温かく接していただいており、感謝の気持ちを医療でお返ししていきたいです。
【工先生】開院当初から今でも変わらず、地域に根差して、患者さんに「このクリニックがあって良かった」と思っていただけるように日々診療にあたっています。どのような症状でも窓口になれるような存在でありたいという思いです。

幅広い診療を行われているクリニックなのですね。

【恵理院長】最初の頃は、内科や皮膚科だけのクリニックだと思っていらっしゃる患者さんが多かったようです。その中で、どちらの先生も幅広い診療が可能であることを患者さんによくご説明してきました。最近ではそれを理解してくれるようになったのか、診療科目に捉われず、さまざまな症状についてご相談をいただくことが増えたように思います。皆さんが日頃抱えていらっしゃるお悩みを見過ごすことなく、健康を守るお手伝いができたらうれしいですね。

診療科目や治療において専門はございますか?

佐藤恵理院長、佐藤工先生 白金三光クリニック2

【恵理院長】地域のかかりつけ医として、内科から外科、皮膚科など診療科目の境目なく診療しています。このエリアには皮膚科があまりないので、あせもや水虫、アトピー性皮膚炎、ニキビ、湿疹などの症状で来院される方も多いです。
【工先生】もともと院長は麻酔科、私は外科出身ですので、胃カメラや超音波検査、痛みに対する治療にも対応しています。患者さんのさまざまな悩みに対応するのが、プライマリケアの専門家の役割ですので。私は以前、海外で研究をしていた経験も生かし、世界で発表された先進のトピックスの情報を得るようにしています。それを夫婦で共有し、常に先端の医療を勉強しながら、良いと思えるものは積極的に取り入れるようにしています。

慢性期病院との連携にも注力

このクリニックの強みはどのようなところでしょうか。

佐藤恵理院長、佐藤工先生 白金三光クリニック3

【工先生】内科・外科治療から食事・運動療法、皮膚科まで、広く診療できるところが強みだと思っています。もちろん発熱や体調不良で来られる方もいらっしゃいますし、乳がんや胃腸、糖尿病など、さまざまなお悩みに対応し、必要であれば専門の病院を紹介いたします。花粉症を治療するための舌下免疫療法や、アトピー性皮膚炎には新たな注射薬を取り入れたり、先進の治療に対応しています。先進の医療情報を常に勉強して、適切な治療をするのが当たり前だと考えていますし、その上で、どれだけ患者さんを安心させられるか。それこそが医師に求められるスキルだと思っています。
【恵理院長】かかりつけ医は診療科目に関わらず、さまざまな可能性を考慮して診断するので、不安があれば気軽に相談できる場所です。さまざまな角度から疾患の本当の原因を探れるのも強みだと思います。

地域医療という面では、どのような取り組みを行われていますか?

【工先生】従来のクリニックといえば、急性期病院との連携に力を入れますよね。当クリニックでももちろん取り組んでいますが、さらに慢性期病院との連携にも注力しています。高齢の患者さんを自宅で介護されている中、ご家族の体調が悪くなったり、用事で家を空けなければいけなかったり、どうしても在宅で面倒を見ることが難しくなる場合がありますよね。そういったときに患者さんの行き先を確保する必要性を身にしみて感じていました。そのため現在は地域で在宅介護を受けている方の短期リハビリを目的とした入院に対応している慢性期病院との連携に取り組んでいます。
【恵理院長】退院すると筋力が落ちてしまう、なんていうこともよくあります。慢性期病院で、検査もしつつ運動にも取り組められれば、ご家族の心配も減ると思います。ご家族には日々の介護で疲弊されている方も多くいらっしゃるので、心身の負担を軽減するような時間も大切ですね。

患者さんはもちろん、ご家族も安心してかかることのできるクリニックですね。

佐藤恵理院長、佐藤工先生 白金三光クリニック4

【工先生】当クリニックではワクチン接種にも各種対応しているのですが、高齢の患者さんは新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、帯状疱疹といろいろあるので、わからなくなってしまう方も多いと思います。そこで近所にお住まいの方のワクチン接種スケジュールを組み、予定表を作って、ご自宅に配りに行くようにしています。

患者を思いやり地域に愛されるクリニックをめざして

すごく丁寧な対応をされているのですね。患者さんと接する際にはどのようなことを心がけていますか?

佐藤恵理院長、佐藤工先生 白金三光クリニック5

【恵理院長】患者さんが「ありがとう」と言って、フルーツや料理などを持ってきてくれたりするのですよ。本当に良くしていただいていて、ありがたい気持ちでいっぱいです。患者さんには、せっかく来ていただいたからには、満足してほしいという思いで対応しています。ものすごく相手のことを大事に思っていて、重くならないようにと心がけるくらいです(笑)。私たちと話して、明るい気持ちになって帰ってほしいですね。近所を歩くとたくさんの方が声をかけてくれたり、温かい方ばかりです。
【工先生】特別なことではありませんが、どのような患者さんにも「来て良かった」と思ってもらえるように接しています。会話をする中で患者さんの要望を捉えて、一番安心できることを提供するよう心がけていますね。

今後のご展望を教えてください。

【工先生】「来てよかった。楽しかった」と言っていただけるようなクリニックにしていきたいです。開業当初から待ち時間の短縮や、長時間待っても居心地の良い環境づくりをめざしてきました。今後もクリニックをより良くするため、工夫を重ねていきたいと思います。また私たちは、高齢化や体の不調で来院できなくなった患者さんへの訪問診療を行ったり、急変時や緊急時の往診の要請にも対応しています。ですが、タイミングにもよりますし、実際に対応できるのはごく一部かもしれません。その部分を今後改善し、より多く対応できるような仕組みづくりをしていきたいです。

院長はいかがでしょうか。

佐藤恵理院長、佐藤工先生 白金三光クリニック6

【恵理院長】患者さんがお薬を取りに来る負担を減らせるようなことができないかと考えています。最近あった例ですと、熱が出てインフルエンザかもしれないけれども、お子さんを自宅で一人にさせられないという方からお問い合わせをいただいたんです。そういった方のご要望にも応えられるよう、薬局などとも連携して医療を届けていけるようなクリニックになっていきたいです。

最後に、地域の方々や読者へのメッセージをお願いできますか?

【恵理院長】当クリニックは、どのような症状も広く、深く診ます。患者さんの訴えに対して、しっかり向き合って診療しておりますので、体のことで何かお困りのことがあるときはぜひお気軽にご相談ください。
【工先生】医療に対して真摯に取り組んでいるクリニックであると自負しています。来ていただいた患者さんに損をしてほしくないので、先進の治療を調べますし、慢性期病院との連携もしますし、やりたいことがたくさんあります。困っている方により良い医療を提供していきたいです。患者さんから電話をいただくとき「何科にかかったら良いかわからない」というお悩みをよく伺います。そのようなときはなおさら、白金三光クリニックにお越しください。お待ちしております。

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