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佐藤 恵理 院長、佐藤 工 先生の独自取材記事

白金三光クリニック

(港区/白金高輪駅)

最終更新日:2019/08/28

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白金高輪駅から徒歩5分に位置する「白金三光クリニック」は、麻酔科出身の佐藤恵理院長と、夫で外科出身の佐藤工(こう)先生の2人が診療にあたっている。地域のかかりつけ医として、診療科目を超えた医療を提供するとともに、患者に安心を届けることをめざしている。お互いを尊敬し合い仲の良さが伝わってくる2人に、クリニックについて詳しく話を聞いた。
(取材日2018年7月9日)

夫婦ならではの強みを生かした診療を

院内がとても落ち着いた雰囲気ですてきですね。どのような思いでクリニックを開院されたのですか?

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【恵理院長】生まれ育った白金の街で、医療の面から貢献できればと思い開院しました。今では高級住宅街といったイメージの強い街ですが、もともとは町工場が多い人情味あふれる下町です。来院される患者さんは、近くに住むファミリーの方から、昔からこの地域に住んでいるご高齢の方まで幅広くいらっしゃっていただいています。
【工先生】以前勤めていた病院は患者さんの数が多く、1時間以上待たせてしまうことが大半でした。そのため、どうすれば待ち時間を減らせるか、ずっと考えていましたが、発想を転換して「長時間待っても居心地の良い環境」をつくることにしました。喫茶店は長居しても気持ちが良いですよね。なので喫茶店を参考にして椅子や床の色までこだわり、患者さんがリラックスできる空間をめざしました。スタッフも個性豊かで優秀な人ばかり。一度足を運んでいただければ、当院の良さを実感していただけると思います。

ご夫婦で診療する強みはありますか?

【恵理院長】医師が2人いるので、患者さんをあまり待たせず治療できるのが強みです。また「女性の医師に相談したい」、「男性の医師に診てもらいたい」など要望にも柔軟に対応できます。また現在開院したばかりなので、急な風邪や病気で困っている患者さんも積極的に受けつけるようにしています。何かあれば気軽に相談しに来てください。
【工先生】私は普段大学病院で研究しているので、アメリカやヨーロッパで発表された先進のトピックスは夫婦で共有しています。それまで常識だと思っていた治療法や薬が、まるっきり新しい概念に覆されるのは面白いですね。そうやって、常に夫婦で先端の医療を勉強しています。

協力・連携しながら診療しているのですね。診療科目や治療において専門はございますか?

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【工先生】当院では地域のかかりつけ医として、内科から外科、皮膚科、精神科など診療科目の境目なく診ています。もともと院長は麻酔科、私は外科出身ですので、胃カメラや超音波検査、ペインクリニックも実施しています。患者さんのあらゆる悩みに対応するのが、プライマリケアの専門家の役割ですので。また、院長は好奇心旺盛なので、美容皮膚科も積極的に勉強しています。私は週に3回このクリニックで診療していますが、夫婦ともにかかりつけ医として幅広い分野をカバーしています。肛門疾患など、同性の医師に診てもらいたいという要望があった場合にも柔軟に応えています。
【恵理院長】このエリアには皮膚科があまりないので、あせもや水虫、アトピー性皮膚炎、ニキビ、湿疹などの症状で来院される方も多いです。美容に気を使っている方も多いので、しみなどにアプローチする外用薬や化粧品も扱っています。

「幅広く診療するかかりつけ医」として地域貢献

クリニックの特徴や強みを教えてください。

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【工先生】何でも幅広く診療できるのが何よりも強みだと思っています。乳がんや胃腸、糖尿病などどんなお悩みにも対応し、必要があれば専門の病院を紹介いたします。私たちは、先進の医療情報を常に勉強して、適切な治療をするのが当たり前だと考えています。その上で、どれだけ患者さんを安心させられるか。それこそが医師に求められるスキルだと思っています。
【恵理院長】例えば胃が痛いとき、何科の病院に行けば良いかわからないことがありますよね。また、専門的な病院だと対象の症状以外は診ておらず、別の病院に行き直さなければならないことも。かかりつけ医は診療科目に関わらずあらゆる可能性を考慮して診断するので、不安があれば気軽に相談できる場所です。腹痛の原因が心臓にあることもあれば、精神的な要素から痛みが出ている場合もあるため、さまざまな角度から疾患の本当の原因を探れるのも強みだと思います。

診察で心がけていることはありますか?

【工先生】患者さんが何を一番求めているのかを掴むことを心がけています。「大丈夫ですよ」と言ってもらいたいのか、検査をしてほしいのか、薬が欲しいのか、人によって医師に求めることはさまざまです。会話をする中で患者さんの要望を捉えて、一番安心できることを提供するよう心がけています。適切に診断して病気を特定することは、ある意味でコンピューターでもできてしまうことです。人間である医師がやらなければならないことは、患者さんを安心させてあげることです。
【恵理院長】患者さんが帰る時に満足していただけることをめざしています。「クリニックに来るとなんでも診てもらえるから便利で、安心できる」と思っていただけるとうれしいですね。

話が少し変わりますが、お二人が医師をめざしたきっかけを教えてください。

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【恵理院長】小学生の頃から算数が好きで、理数系に進みたい思いがありました。理数系といえばお医者さんというイメージがありました。ちょうどその頃、両親が入院し、病院に通っていた経験もあったため、医師をめざそうと思いましたね。
【工先生】私が通っていたのは誰も大学受験をしないような高校で、3年生になっても毎日終電まで渋谷で遊んでいました。ただ、将来何をやるか考えた時に、当時興味のあったターミナルケアに関わりたいと思い医学部に入りました。その後、私たちは2人ともケンブリッジ大学で研究していたのですが、そこでは研究したいテーマを3ヵ月かけてボスに説得する必要があるんです。日本人研究者は苦戦することが多い中、やりたい研究を実現できたのは、学生時代に培ったコミュニケーションスキルのおかげだと感じています。

患者が安心できる場所をめざして

印象に残っているエピソードはありますか?

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【工先生】印象に残っているエピソードはたくさんありますが、経験を積み勉強を重ねる中で価値観も変化します。そのため、その時の価値観によって印象的なエピソードが変わるというのが正直なところです。ただ、最近だと当院を存続させたいという思いから、足しげく通ってくださる方や、慣れない中インターネットのクチコミを投稿してくださる方など、たくさんの方に支えられ、その気持ちは涙が出るほどうれしかったです。当院に通ってくださっている患者さんへの感謝の気持ちは、いつまでも絶対に忘れません。

お忙しい日々だとは思いますが、休日はどのようにお過ごしですか。

【工先生】今はクラシックカーの修理にどっぷりハマっています。イギリスに住んでいた頃に乗っていた車を日本に持ってきて、さびている所や穴が開いている所をきれいに塗装したりしています。車は好きなのですが運転が嫌いなので、ドライブはあまりしないですね。それから天気の良い週末には、スタッフとその子どもと、私たち2人で一緒にピクニックしたりすることもありますよ。
【恵理院長】私はテレビ鑑賞が好きで、特に刑事ドラマはよく見ていますね。耳が良いので、声を聞いただけで犯人を当てられるんですよ。昔、テレビのイントロ当てクイズに出演して優勝したのがちょっとした自慢です。休日はそれぞれが好きなことをしながら一緒に過ごしています。

今後の目標を教えてください。

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【恵理院長】患者さんにとって安心できる場所にしていきたいです。そして、患者さんと医師の境目をなくしたいと考えています。例えば、孤独で寂しい思いをされている患者さんと一緒にごはんを食べに行くこともあるのですが、それは医者と患者という立場ではなく友達としてです。そうすることで、患者さんに安心を提供できると考えています。
【工先生】言い方が悪いかもしれませんが、私たち医師やスタッフと話をすることで「来てよかった。楽しかった」と思っていただけるような診療をしていきたいです。また、将来的には社会奉仕活動をしたいと思っています。以前、インドで病院を開いている友達にお世話になり、お礼で10万円渡したところ、看護師を2人育ててくれたんです。10万円でも、社会を変えられると実感したので、インドに学校や病院を立てて社会貢献することが夢ですね。

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