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原田 忠宜 院長の独自取材記事

いたばし・ハートクリニック

(板橋区/板橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR埼京線・板橋駅西口から徒歩2分。 「いたばし・ハートクリニック」は6月4日に開業。内科、循環器内科、リハビリテーション科を標榜しており、心臓リハビリテーションを行っているのが大きな特徴だ。院長の原田忠宜(ただのり)先生は、同区内の帝京大学附属病院の心臓血管外科、循環器内科などに勤務。医学生時代、そして医師になってからも学び続けてきた板橋で、地域に密着したクリニックを開業したいという思いが強かったという。「医療は医師1人ではできない。スタッフ全員で患者を支えていけるクリニックをめざしています」と言う原田院長に、めざす医療や、患者・スタッフへの思いを聞いた。
(取材日2018年6月22日)

チーム医療で患者をサポート

はじめにクリニックの特色について教えてください。

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当院は、内科、循環器内科、リハビリテーション科を標榜していますが、心臓リハビリテーションを行っているのが大きな特徴です。「心臓リハビリ」といってもなじみのない方も多いと思います。正直、クリニックでここまでの心臓リハビリ設備を兼ねそろえている施設は珍しいと思います。心臓に疾患を抱えた患者さんが心臓リハビリを続けられる場所をつくりたいと考え続けました。患者さんが地域に戻って継続したリハビリが行えれば、通院に要する時間も待ち時間も短く、負担も軽減されると思います。ご本人だけでなく、ご家族の疾患の相談、風邪や生活習慣病など一般内科の診療も気軽にお越しいただけたらと思います。地域に根差したクリニックをめざし、スタッフ皆で頑張っていきたいです。医療は、私1人でできるものではありません。チーム医療という言葉があるように、医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、それぞれの専門家がいて成り立つと考えています。

スタッフあってのクリニックという思いを、とても大切にされているのですね。

特に心臓疾患は、入院・手術後だったり、慢性的な疾患である場合も多いですから、チームで一丸となって患者さんを支えていきたいと考えています。私は母校の大学附属病院で心臓血管外科・循環器内科に勤務し、心筋梗塞後など多くの急性期の患者さんを診てきましたが、早期に回復し、歩いて帰られる方がたくさんいらっしゃる一方で、冬になると再発して入院される患者さんもいました。心臓リハビリの目的のひとつに再発予防がありますが、前の段階で気づき、再入院する方を少しでも減らすことができたらと感じてきました。運動療法、食事療法、生活指導を包括的に診られる場所があれば……と思ったのが開業のきっかけでもあります。そのためには、それぞれの専門職が連携したチーム医療が大切になってきます。

スタッフの体制について教えてください。

医師である私、看護師3名、理学療法士1名、管理栄養士1名の6名です。私と理学療法士は心臓リハビリの知識を専門的に学び、看護師のうち1名は心臓リハビリ専属です。管理栄養士も常駐しており相談室できめ細かな指導、アドバイスを受けることができます。スタッフ全員、経験を積んできた信頼できるスタッフなので頼りにしています。スタッフが何でも話しやすいように、風通し良い雰囲気であることを心がけています。それがクリニック全体の雰囲気になり、患者さんにとってもプラスになると思います。

開院まだ間もないですが、患者層などについて教えていただけますか?

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心臓疾患はご高齢の方が多いですが、近隣の方や、ご家族が心疾患を抱えていたり心臓リハビリに関心を持たれた方など、さまざまな方が来院しています。地域の先生からの紹介も増えており、同じ循環器科のクリニックから心臓リハビリのみを当院でというお話や、大きな病院からも依頼があります。また、私が学び、勤務してきた帝京大学医学部と附属病院は同じ板橋区内にあるので、この町は私にとってホームタウンのような場所です。大学附属病院時代に診てきた患者さんも来院され、長い方は10年近く診させていただいています。

患者一人ひとりに合わせた、きめ細かな対応を

心臓リハビリテーションについて詳しく教えていただけますか?

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心臓に疾患を持つ患者さんが、地域で快適な家庭・社会生活を送ることを目標に、体力や自信の回復、再発の防止をめざし、多職種専門スタッフと個々の体力に合わせて運動療法や生活習慣の改善を行うというものです。運動強度をはかりチームで検討し、患者さんに合ったプログラムを作成し都度内容を見直します。1回のプログラムは、約30分の診察と1時間のリハビリから成ります。社会復帰された方も無理なく継続できるよう週3日の平日夜と、土曜も行っています。心不全の程度や状態によっては「心臓リハビリテーション」の適応に含まれない方もいらっしゃいます。ご不明点はお気軽にスタッフにご相談ください。一般の診察の中で、運動の推奨や食生活の確認をしても、具体的な指導がなければ患者さん自身で管理、実践するのは難しいものです。また通院し、私たちと関わる頻度が増えることで、少しの体調の変化なども気づいてアドバイスを提供できます。

リハビリ室は一面が鏡になっていて、ジムのような雰囲気ですね。

クリニックの無機質な感じではなく、ジムにいるような感じにすることで、患者さんの気持ちも違ってくるのではと考えました。実際、リハビリには一般のスポーツクラブで使われているトレーニングマシーンも使います。患者さんごとに作成したプログラムに基づき、専門の理学療法士が指導を行います。また、栄養士が常駐する相談室で、栄養指導、生活指導を行っています。

他の院内の設備についても教えてください。

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院内はバリアフリーで、明るく清潔感のある空間を大切にしました。入口にはスロープを設けています。リハビリ室の隣に更衣室も用意しました。検査室では、心疾患の有無や程度を調べる運動負荷試験や、心臓のポンプ能力や弁膜症の有無、程度を調べる心臓超音波検査などを行います。また当院ではさまざまな循環器関係の検査ができる設備を整えており、必要時には適切な病院へ迅速に紹介することが可能です。板橋は私の母校の帝京大学附属病院をはじめ、近隣に大規模病院が数多くあるので、病診連携もスムーズです。

医師として人として、育ててくれた町に恩返しをしたい

先生が診療で大切にされていることは何ですか?

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当たり前のことだと思いますが、患者さんとよく話をするようにしています。大学病院ではどうしても時間に追われてしまうことがありましたから、患者さんの気持ちをくみ取り、一人ひとりに寄り添った診療を心がけています。患者さんはご自身の病気や体調に不安を感じていますから、来院しやすく、何でも話しやすい雰囲気をつくることが大切だと改めて感じています。最初に接する受付の丁寧な対応で気持ちがほぐれたり、医師に言いにくいようなことを他のスタッフに話すことで不安が軽減されることもあると思います。スタッフ全員でそうした思いをくみ取りながら、日々患者さんと接していきたいです。

板橋という町の魅力はどんなところでしょうか?

下町のような気さくな雰囲気が好きです。なじみの飲食店もあり、先日はおかみさんが来院してくれました。大学時代から過ごしてきた場所で、医師として、人として育ててくれた町に恩返ししたいという思いが強いです。私の出身は大分県で、なかなか帰省はできませんが、開院後さまざまな患者さんと出会い、やりがいを感じる日々です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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心臓疾患はもちろん、風邪や生活習慣病、ちょっとした体の不調まで、気になることがあったら気軽にお越しいただけたらと思います。心臓リハビリに関心のある方、ご家族のことでもご相談ください。地域に親しまれるクリニックであるよう、スタッフ全員思いを一つにして地域医療に取り組んでいきます。

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