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山崎 新 院長の独自取材記事

和光市歯科

(和光市/和光市駅)

最終更新日:2023/01/06

山崎新院長 和光市歯科 main

和光市駅南口から徒歩約1分。バスターミナルの横に立つビルの6階で、かかりつけ歯科医院として総合的な歯科診療に取り組んでいるのが、「和光市歯科」だ。インプラント治療専門の歯科医院などさまざまな歯科医院で研鑽を積んだ山崎新(やまざき・しん)院長はじめ、4人の歯科医師がインプラント治療や予防歯科、小児歯科、歯科口腔外科の難しい親知らずの抜歯に対応するなど、多様な患者のニーズに応えている。さらに、山崎院長は患者とのコミュニケーションを重視しながら、多くの人々が自分の口の中に目を向けるきっかけにしたいと、予防歯科の啓発にも力を注ぐ。そんな山崎院長に、同院の強みや歯科診療への思いについて話を聞いた。

(取材日2022年8月19日)

予防からインプラント治療まで総合的な歯科診療を提供

開院までの経緯を教えてください。

山崎新院長 和光市歯科1

歯学部を卒業後、まず「歯科医師なら院内のすべての仕事をわかっておくべき」という考えの歯科医院で鍛えられ、朝のトイレ掃除から診療後の片づけまで、院内の幅広い業務を経験しました。次に勤務した都内の大規模歯科医院では、日々さまざまな症状を診察しましたが、「インプラントをうまく活用することで、患者さんのニーズに応えられる部分も多い」と感じ、インプラント治療が専門の歯科医院へ。約3年間在籍し技術を磨きました。多くの患者さんの診療に携わらせていただき、自分が幅広い治療に対応できる自信がついたタイミングで開院しました。当院では、インプラントの専門技術や経験を生かしつつ、患者さんの多様なニーズに対応する総合的な診療に取り組んでいます。

平日は夜9時まで診療しているそうですね。

駅前であることの利点を生かして診療時間を朝9時から夜9時までにして、お昼もストップせずに診療しています。以前勤務していた歯科医院は朝7時から夜10時まで診療していて、日中は仕事などで通院できない患者さんがたくさん来ていたんです。なので、そういう患者さんのニーズがあることは知っていました。それに、定期的に長期間フォローして患者さんの口の中の情報を蓄積していくことで、虫歯一つにしてもリスクや経過などを総合的に判断して、できるだけ歯を削らずに済むような適切な選択肢を提案できるようになります。ですから、時間が合わないから受診できないということを極力なくしたいのです。患者さんにも、歯科医院で定期的に、継続して診てもらうことに大きなメリットがあることを知ってほしいと思います。

力を入れていることは何ですか?

山崎新院長 和光市歯科2

インプラント治療です。天然の歯と同じような噛み心地が期待できること、加えて、見た目も自然なことやブリッジや入れ歯のように周りの歯に負担をかけにくいこと、適切に治療を行いしっかりとメンテナンスを続けていれば長持ちすることなど、そのメリットは少なくありません。当院では、一般的なインプラント治療のほか、顎の骨が足りない場合に骨を増やす治療や、数本のインプラントで上顎や下顎のすべての歯を支えるタイプの治療など、難症例にも対応しています。また、私は開業する前も開業後も、数多くのインプラント手術やカウンセリング、トラブル対応などをしてきましたので、その経験も生かしながら、より安全で精度が高く、長持ちするインプラント治療をすることをめざしています。

先進のナビゲーションシステムによるインプラント手術

最近、ガイドシステムも導入されたと伺いました。

山崎新院長 和光市歯科3

はい。安全で精度の高いインプラント治療をめざすために、GPSを搭載した先進の3Dナビゲーションシステムを導入しました。GPSが、常に顎の骨と穴を開けるドリルの位置をリアルタイムで追っていて、画面上にわかりやすく表示をしてくれるので、治療計画と実際の治療での誤差を最小限に抑えることをめざせます。一方で、それだけに頼るのは危険なことも事実です。ナビゲーションシステムが常に100%信頼できるとは言い切れませんので、それに気づき適切に修正できる能力が必要です。つまり、このシステムがなくても、安全性に配慮して精度が高い治療を行う技術が大切で、私は以前からの経験などから、それがクリアできていると自負しています。

予防歯科の取り組みについても教えてください。

予防は、歯科衛生士の役割がとても大きいですね。虫歯を削る、埋めるなど、結果が目に見えるような治療が大事だと思っている患者さんは多いですが、口の中の環境が悪ければ、いくら治療しても再発と再治療を繰り返してしまいます。大切なのは患者さん自身の「口の中の環境を良くしよう、良い状態を保とう」というモチベーションを上げていくこと。6人いる歯科衛生士には、特にそこを頑張ってもらっています。加えて、「歯が揺れている気がする」「歯磨きをしたら血が出た」など、口の中のちょっとした異変でも気軽に話してもらえる関係づくりをしてほしいとも話しています。患者さんは、「自分の口の中に関心を持った上で歯科医院と付き合っていく」というスタンスで予防に取り組んでほしいと思っています。

診療で大事にしていることはありますか?

山崎新院長 和光市歯科4

患者さんの症状や治療にばかり目を向けるのではなく、「患者さん自身」をしっかり見て診療するようにしています。歯科医師が最良だと思う治療が、その患者さんの考えやニーズに合っているとは限りませんから、患者さんの考えなども踏まえて選択肢を提示することが大切だと思っています。選択肢は、こちらが患者さんの考えを理解しきれていなかったり、現状や見通しについての患者さんの理解を得られていなかったりすると、患者さんの希望とずれてしまいます。私たちが立てる治療計画は、その患者さんの都合や環境、私たちの技術力を含め総合的な要素を客観的に判断したものでなければなりません。保険診療と自由診療の枠組みもあり、保険診療では思うような治療計画を提案できないこともありますが、その制約の中でも常にベストなものを提供できるよう意識しています。

技術向上をめざし、休日も研鑽の日々

院長以外にも歯科医師が在籍しているのですね。

山崎新院長 和光市歯科5

私の考え方に賛同してくれる先生たちが増え、現在は私を含め歯科医師は4人。ほかに月に2回、矯正歯科専門の先生が1人来てくれています。病院の歯科口腔外科で研鑽を積んできた先生もいて、当院では親知らずの抜歯でも一般的な歯科医院では難しいようなリスクが高い症例を診ることも多く、急患なども可能な限り対応しています。もちろん、より専門性的な治療が必要なときには、適切な医療機関へ紹介しますが、できる限り受け皿を広げたいと考えています。また、当院の歯科医師や歯科衛生士、歯科助手などスタッフ全員が小児歯科の経験が豊富で、子どもたちへの接し方にも慣れています。子どもたちには、小さな頃から歯科医院に通うことに慣れて、当たり前のようにメンテナンスを受けてもらって、大切な自分の歯を守ってもらいたいですね。

お休みの日はどのように過ごされていますか?

開院当初は週7日で診療していたのですが、ほかの先生方が来てくれたことで週に2~3日お休みをもらえるようになりました。お休みの日は、自分の力量をさらに上げるため、毎週のように先進のインプラント治療を行う歯科医院に勉強しに行ったり、勉強会や出張手術などの時間に使ったりしています。時々大変に思うことはありますが、そういった小さな積み重ねのおかげで、無理に頑張らずとも自分の技術が向上していく「正のサイクル」が生み出せていると感じます。自分自身のためにも、このサイクルはこのまま維持していきたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

山崎新院長 和光市歯科6

歯科医院を「歯を治療するところ」とは考えず、お口の中のクリーニングや環境改善、環境維持をする場所だと思っていただきたいですね。問題がないから歯科医院へは通っていないという人はたくさんいますが、歯科医院はただ治療するだけでなく、時には経過観察などもしながら、問題が出たとしてもうまく付き合っていく方法を提案する場でもあります。そして、インプラントは細部にまでこだわって治療していますし、私を指名してもらえれば、もちろん担当させていただきますのでお声がけください。今後は、さまざまな難症例の受け入れも増やし、患者さんのニーズに対応しながら口の中の環境を改善するお手伝いをしていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※インプラント治療/44万円(1本)~、成人矯正/77万円~、小児矯正/33万円~

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