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松田 敏明 院長の独自取材記事

コハルデンタルクリニック

(大阪市阿倍野区/文の里駅)

最終更新日:2019/08/28

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ガラス張りとウッドデッキからのぞく「コハルデンタルクリニック」は、カフェや美容院のような雰囲気。歯科クリニックに入る緊張感を少しでも取り除きたいとこだわったのは、同クリニックの院長である松田敏明先生だ。開院して2ヵ月足らずの真新しいクリニックだが、早くも40〜50代の働く世代を中心に、子どもから高齢者まで、幅広い患者が集まってきているそう。「地域になくてはならない存在」をめざしたいと語る松田先生に、歯科医師としての考え方や診療する上で心がけていること、さらに今後の展望まで、詳しく話を聞いた。
(取材日2018年7月13日)

入りやすい雰囲気づくりでカフェのようなクリニックに

最初に、開院までの経緯とクリニックの名前の由来を教えてください。

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私は大阪市の出身ですし、大学もこちら。それで最初からこの近辺で開院しようと思っていました。また、開院まで働いていたクリニックが和歌山だったので、地元の知人友人はなかなか診療に来てもらうことができなかったのですが、ここは駅前でアクセスも良いですから、最近ではようやく友人たちを診ることができるようになりました。クリニックの名前の由来はよく聞かれるのですが、祖父と父が商売をしていて、その屋号をもらったんです。祖父が屋号を「コハル」にしたのは、近所ではやっていた喫茶店の名前にあやかったらしいんですよ。それで、私も新しく歯科クリニックを立ち上げるにあたって、祖父・父の2代にわたり順調な経営ができてきた「コハル」という名前にあやかることにしました。

主に、どのような患者が来院されていますか?

まだ開院して2ヵ月足らずですが、小さなお子さんからお年寄りまで来られています。あえて言えば40代・50代の働く世代の方が一番多いですかね。そのせいか、きちんと勉強されている方が多く、口の中の環境が良い地域という印象です。虫歯を見つけるのが難しいくらいなんですよ。それは高齢の方でも言えることで、驚いたのが開院初日のこと。内覧会に来られていた80代の方が4人、早速来院されたのですが、そのうちの3人がほとんど歯を抜いていない、自分の歯がそろっている状態だったんです。定期的に歯科に通われていたそうで、それだけ意識が高いということなんですね。

カフェのような雰囲気のクリニックですが、どのようなこだわりがあったのですか?

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入った時のいかにも「歯医者さん」な感じの緊張感が嫌だったので、特に受付周りはカフェとか美容院のような感じにしたかったんです。私は結構歯が悪くて歯科に昔から通っていたんですが、その入った時の、真っ白で奥からは削る音や薬の匂いがして……というのが苦手だったんです。その子どもの頃の記憶から、入った時の雰囲気を違うものにしたいなというのはありました。ちょうど、高校時代からの仲の良い友人が内装業をやっていまして、その彼にお願いしたんです。彼はブランドショップや飲食関係が中心で、歯科クリニックは初めてだったようですが、その彼に加えて、歯科の仕事をよくやっているという設計士さんにも協力をお願いして、3人でいろいろ相談しながら進めることができました。お陰で、イメージをかなえてもらえたと思っています。

歯科は「予防するところ」というイメージに

そもそも、歯科医師をめざした理由はどのようなことですか?

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はっきりしないのですが、たぶん小学校の頃に歯科に何度も通っていたことが理由だと思っています。小学校の卒業文集にも「歯医者さんになりたい」と書いていましたから。行くのは怖いんですけど、行ったら痛いのが治る。歯科の治療はそれが顕著でしょう? だから、子ども心に「歯医者さんはすごいな」と思っていたんだと思うんですよね。高校生になって進路を考えた時、建築とか他のことを考えた時期もあったんですけど、理系クラスで仲良くなった友人たちで歯学部志望が何人かいたので、それで余計に引っ張られたということもあるかもしれません。いずれにしても、結局歯科医師になりたいという気持ちが一番だったんだと思います。

勤務医時代の専門についても聞かせてください。

実は、最初は口腔外科に憧れていたのですが、選んだのは総合診療科です。開業を考えていましたし、専門に進むよりも、まずは全般的にできるようになることが大切だと考えたからです。臨床研修では一般歯科の先生のところで勤務しました。開業前まで勤めていたクリニックでは、院長がインプラント治療をアメリカでずっとやっていらした方なのもあり、専門的な知識や技術を学ばせてもらうこともできました。私は患者さんに求められたら基本は断りたくないというのがあります。かといって、自分のできないことを無理してまでするのも違うと思うんです。しかし、患者さんのニーズにはできるだけ応えていきたいので、自分のできることを広げていけたらと思います。興味がある治療であったり、患者さんからのニーズがあればまず一度勉強してみて、そこから取捨選択をします。この治療は良いと思ったら、患者さんに提供できるように知識・技術を深めていきたいです。

予防歯科にも力を入れているとのことですが、どのような考えですか?

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基本的に、「歯医者は治療するところ」というのが日本でのイメージだと思いますが、アメリカですと「予防するところ」というのがあるんです。これは以前勤めていたクリニックの、アメリカ経験の長い院長の影響もあるのですが、もちろん、そのイメージを押しつけるつもりはありません。それでも来ていただく機会があったときに「口の中をもう一度考えてみましょう」というきっかけになればいいと思っているんです。「放っていても、治療が長くなるだけですよ」「定期的にメンテナンスに来てもらえれば、トラブルの初期段階で対応できますよ」という話をします。定期的にクリニックに通うことは、常に口内の状態を把握できるので、何かトラブルがあった場合でもすぐに対応でき、治療期間が短くなります。ありきたりですが、予防が一番大切なんです。ですから、気軽に通っていただけるような環境づくりに励みたいと思っています。

患者の求めに幅広く対応できるクリニックを

診療について、心がけていることを教えてください。

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診療の基本スタンスとして、治療に関する多くの選択肢について、長期的な視点からメリット・デメリットを説明することにしています。患者さんに歯の状態や治療について正しく理解していただき、治療のプランを練っていきます。そして、その際にはこちらが主導にならないように、まずは患者さんの希望を聞き、どの治療が最適かを一緒に悩みながら考えていきます。こちらで話を進めてしまうと、どうしても自分が良いと思う治療の話をしてしまいますので、そうならないように、患者さんが主導して、ニーズにかなった治療をしたいからです。カウンセリングルームも用意していますので、ゆっくりお話ができるように、あるいは個人的に話を聞かれたくないという希望の方にも対応できるようにしています。

今後の展望についても聞かせてください。

基本的には予防をメインにやっていきたいと思っています。加えて専門的な部分、例えばインプラント治療であったり、難しい症例であっても、患者さんが求めてくることに広く対応できるクリニックにしたいです。一方で、本当にもっと専門的な技術や知識が必要な場合には、自信過剰にならずにしっかりと専門の先生を紹介させてもらえたらと思います。この地域では歯科に対する意識が高い人が多いと感じていますが、クリニックに来る理由として、予防ではなく治療で来る方が大半であることも事実です。治療だけでなく予防で定期的に通ってくれる方を増やしていきたいですね。とにかく地域になくてはならない存在になれるように頑張りたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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言いたいことといえば、「しっかり歯を磨いてください」ということに尽きます。虫歯には体質も関係していて、まったく歯を磨いていなくても虫歯にならない方がいることも確かです。しかし、そういう方でも、歯周病はかなり進んでいるということがあります。他にも、歯ぎしりや食いしばりでも、さらには糖尿病などの生活習慣病も歯周病に影響すると考えられています。ですから、体質はいろいろあっても、口の中に違和感を感じたらまずは一度来ていただいて、相談してもらいたいと思います。とにかく後悔しないように、前もって相談して、自身の口の環境を良い状態にキープしてもらいたいですね。

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