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山内 康行 院長の独自取材記事

手広やまうち眼科

(鎌倉市/藤沢駅)

最終更新日:2020/01/07

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藤沢駅からバスで10分ほどの「手広やまうち眼科」。山内康行院長は東京医科大学を卒業後、母校の眼科に入局し20年以上大学病院で網膜硝子体疾患、白内障などの専門的な診療に携わってきた。その経験を生かし「町の眼科クリニックでも大学病院に劣らない眼科医療を提供したい」との思いから2018年に開業したという。眼科疾患は高齢者が罹患しやすい病気であるので、高齢者も通いやすい地元で、白内障手術や網膜硝子体手術をはじめとする専門的な治療を行っていきたいと意欲的な山内院長。「僕はマイペースですが、スタッフはとても優しくて当院の自慢です」とフランクな語り口も楽しい。豊富な眼科医療の経験を地域に生かしたいという山内院長に、同院の特徴や眼科医療についての思いを聞いた。
(取材日2019年11月13日)

白内障手術をはじめ、専門的な眼科医療を地域で提供

まず、このクリニックを開業した思いを教えてください。

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小さなクリニックではありますが、私が大学病院で行っていたことと同じ診断や治療ができるよう、専門性の高い機器をそろえて、一般的な眼科診療から、白内障手術、網膜硝子体疾患の手術まで多様な診療を行っています。私は藤沢市の出身で、小中学校は鎌倉市でしたから、地元に眼科医師として貢献したいと考えてここで開業しました。というのも、眼科は高齢者が罹患する疾患が多く、検査や治療によっては専門的な施設でしか受けられないものもあります。しかし、高齢の方が遠くの病院まで通うのは大変ですし、つき添いのご家族の負担も重くなります。そこで町のかかりつけ医の気軽さと大学病院で培った経験を両立させて、できるだけ多くの方に適切な眼科医療を提供したいと考えています。

どのような専門的な治療や検査が受けられるのですか。

長年、大学病院で手がけてきた白内障手術や糖尿病網膜症・網膜剥離に対する網膜硝子体手術、加齢黄斑変性などに対する硝子体注射、緑内障手術などを、当院でも同じように行っています。検査については、網膜の断面像の三次元的な撮影や、網膜、脈絡膜の血流が撮影できる断層血管撮影装置など専門的な機器もそろっています。通常、血管造影検査では造影剤が必要ですが、当院では造影剤を使わなくても検査が可能な機器を備えていますので、患者さんの負担も軽減できます。また視力検査と視力矯正のエキスパートである視能訓練士が在籍し、視力検査や視野検査、眼内レンズの度数測定などをできるだけ患者さんに負担のないように配慮しながら行っています。

白内障の日帰り手術にも力を入れていると聞きました。

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保険適用の単焦点レンズを用いた手術が可能です。また大学病院では、他院で手術がうまくいかなかった場合のリカバリー手術など難症例も多数経験していますので、安心してかかっていただきたいと思いますね。待ち時間を短くすることにも努力しており、受診から手術まで1ヵ月ぐらいで終わるように心がけています。白内障は誰でもかかる老化現象で、白髪のようなものです。50歳ぐらいから少しずつ進行し、70歳以上では9割に手術適応があるともいわれていますから「暗いところで見えにくくなった」「白と黒のコントラストが見にくい」というような方はご相談いただきたいですね。

白内障手術後の患者の喜びが、医師を志すきっかけに

緑内障の患者さんも多いようですね。

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緑内障は眼圧によって視神経に障害が起こり、次第に視野が欠ける病気で、40歳以上になると発症する人が徐々に増えるといわれています。目がビデオカメラだとすると、脳はテレビ画面、2つをつなぐケーブルが視神経です。このケーブルが痛んでしまうことで、画像が端から欠けてきたり、映りが悪くなったりするのが緑内障です。最近は研究が進み、点眼薬による治療が中心になっていますが、それでも改善が見られない場合は、レーザーや手術によって眼圧の抑制をめざす治療を行っています。一度障害を受けた視神経は再生されませんので、早期発見、早期治療が重要です。検査機器の進展で、視野が欠ける前の早い段階から治療に取り組めるようになってきていますので、40歳以上の方は定期的に眼科検診を受けていただきたいですね。

診療の上でどのようなことを大切にしていますか。

まず、患者さんの話をよく聞くことですね。何げない話の中にも病気に関わるヒントが隠れていることもあるので、じっくりお話を聞くようにしています。クリニックとしては当然のことですが、高齢の方や目が不自由な方が多いですから、患者さんには親切に丁寧に対応することを心がけています。スタッフが気配り上手で、マイペースな私を手助けしてくれて本当に助かっています。仕事に関しても優秀ですし、常に笑顔を絶やさない明るい雰囲気がいいなと思います。

そもそも眼科医師をめざしたきっかけは?

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きっかけは「普通の会社勤めより、手に職をつけたほうが良いんじゃない?」という母の言葉でした。大学受験を控えていた時に、たまたま医師だった作家の本を読んで、手術をした患者さんが喜んでいるシーンが印象的で、人の役に立って喜ばれる医師という仕事に興味を持ち、東京医科大学に進学しました。ですから、当初から手術ができる診療科が良いと思い、そして眼科の臨床実習で白内障手術を受けた患者さんがとても喜ばれているのを見て、これはやりがいのある仕事だと感じたんです。

白内障手術が、眼科医師を志す決め手でもあったのですね。

そうですね。白内障手術は、治療前と治療後では見え方が大きく変わる治療といえますからね。患者さんにその変化を実感していただきやすいのはこの仕事の醍醐味ですし、医師も含めてスタッフ全員が喜びを共有することができます。白内障に限らず、眼科は自分で多様な手術ができ、人の役に立ち、患者さんにも喜んでもらえる。結果的に、眼科はとてもやりがいのある自分に向いた仕事だと思いますね。

内科などとの診診連携で、地域医療の向上をめざす

ところで、プライベートな時間の過ごし方は?

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健康維持のために週に2回、スポーツジムで体を動かすようにしていますが、休日はもっぱらゴルフですね。ゴルフ仲間とは1年に1回、ベトナムやフィリピンなど手ごろな海外にゴルフ旅行に行くのが楽しみなんです。メンバーは医療関係者ではないので、私も日常から解放されて自分らしくなれて、とてもリフレッシュできますね。

これからの展望を聞かせてください。

検査や手術に関しては大学病院と遜色のない機器をそろえているつもりですし、自分の得意とする分野、白内障や網膜硝子体手術など経験を生かした治療をできるだけ多くの方に提供したいと考えています。特に白内障の潜在的な患者さんは多いと思いますので、手術などの治療を必要な方に提供することができるように、当院の診療内容や眼科医療の知識をもっとアピールしていきたいですね。設備面では測定できる視野範囲がそれぞれ異なる2種類の視野計を備えて、視野検査の精度をさらに高めたいと思っています。また、手術に対応していない眼科クリニックと連携しての治療や、眼科と関係の深い糖尿病を扱う内科クリニックとの連携にも取り組み、地域全体の眼科医療の向上をめざしたいと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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白内障や加齢黄斑変性は高齢者に多い病気ですが、緑内障や網膜剥離、糖尿病網膜症は働き盛りの方がかかることも少なくありません。定期的に眼科検診を受けてください。糖尿病網膜症は血糖値管理によってある程度の予防はできますが、網膜剥離は予防できないとされています。急に飛蚊症が増えたり視野が欠けたり、視力が落ちたりしたら、早期に眼科を受診することをお勧めします。当院は、地域の皆さんの目のかかりつけ医として、何でも気軽に相談ができ、そして専門的な眼科の検査や治療まで対応できるクリニックをめざしています。目や見え方のことで、気になることやお悩みがあれば、ぜひご相談ください。特に、白内障手術には力を入れ、白内障手術説明会を定期的に開催しています。興味のある方や、白内障と診断されて手術を受けようかどうしようかと悩まれている方などに、ぜひご参加いただきたいと思います。

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