全国のドクター8,986人の想いを取材
クリニック・病院 161,453件の情報を掲載(2020年2月18日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 足立区
  4. 北綾瀬駅
  5. みながわ整形外科クリニック
  6. 皆川 和彦 院長

皆川 和彦 院長の独自取材記事

みながわ整形外科クリニック

(足立区/北綾瀬駅)

最終更新日:2019/08/28

20180628 bana

東京メトロ千代田線・北綾瀬駅から歩いて10分の場所にある「みながわ整形外科クリニック」は2018年5月に開院したばかり。近くの東京慈恵会医科大学葛飾医療センターに勤務していた皆川和彦院長は、「通うことでしっかりと症状が軽減する整形外科」をめざす。そのためにも理学療法士を採用して広いリハビリテーション室を備えた。診療時には患者の年齢や生活状況を考慮しながらその人に合った治療プランを立案するという。専門にする整形外科医師が少ないという足の症状への対応を得意としており、豊富な知識を生かして正確に診断することを心がける。「地域の患者さんに親しまれる、頼りにされるクリニックに成長したい」と話す皆川院長に、診療への思いや取り組みについて聞いた。
(取材日2018年6月15日)

「ここに来れば良くなる」と思われる整形外科をめざす

まずはこちらに開院された理由と現在の患者層についてお聞かせください。

1

こちらで開院したのは医師としてなじみのある土地だからです。私は開業する前に近くの東京慈恵会医科大学葛飾医療センターに勤務していました。今までに複数の地域で診療をしてきましたが、中でもこの地域の患者さんと特に相性が良かったのです。下町気質といいますか、心を開いてくれる方が多く、雑談を交わしながら良い関係性を築けることが多かったんですね。患者層としてはお子さんとご高齢の方が多いですが、20~40代の方もいらっしゃいます。お子さんは捻挫や骨折などのケガが、ご高齢の方は腰痛や五十肩、膝の痛み、坐骨神経痛にお悩みの方が目立ちます。

まさにこれからですが、先生はどんなクリニックをめざしていくお考えなのでしょう。

「ここに行ったら良くなる」。患者さんにそう思われる整形外科クリニックでありたいと考えています。今のところそういった声が多く聞かれていてうれしく思いますね。勤務医時代は手術をした患者さん以外の経過観察をすることがなかなか難しく、医師としてはジレンマを感じることが多々ありました。大学病院は重い病気の患者さんへの治療に力を入れる高度医療機関ですからそれは仕方のないことではあったのですが、開業したら患者さんにじっくりと向き合うことができると思ったのです。その結果、一人でも多くの患者さんが改善に向かえばと。リハビリテーションができる環境を整えていることも「良くなる」クリニックであるための一つの手立てです。

2階に広々としたリハビリ室がありますね。

20180628 2

ええ。当院は2階建てで、延べ床面積が約300平方メートルありますからクリニックでは広いほうでしょう。1階に診療室、処置室、エックス線検査室を、2階にリハビリ室を備えています。勤務医時代からリハビリをすることで症状が緩和するだろうと思う患者さんがたくさんいたんですね。リハビリの有用性は医師になって間もなく勤めた、横須賀市の病院時代に知りました。当時は手術を行うことが多かったのですが、手術室とリハビリ室が直結していて、医師もリハビリに取り組む患者さんの姿をよく見ることができたのです。そこで、「継続的にリハビリを行うと良くなるんだ」と実感を得ました。現在はリハビリに関する専門的な知識と技術を持つ理学療法士が4人在籍しています。

患者にとっては唯一の医師であることを意識して

診療時に心がけていることをお聞かせください。

3

初診時にはお話をお聞きするほかに患者さんにベッドに寝てもらい、痛みの感じるところを触ったり、動かしてみたりして医学所見を取ります。その後にエックス線写真を撮って説明をしていくわけですが、治療プランを立てる時には年齢や生活の状況を考慮しながらその方に合ったものをご提案するようにしていますね。例えば会社員の方で継続的にリハビリに通うのが難しい方は、その日にリハビリを行い、痛み止めの注射を打って経過を観察するなど。それと、なるべくパソコンに向く時間を減らして患者さんのお顔を見ながら話したいと考えています。僕にとっては多くの患者さんの中の一人かもしれませんが、患者さんにとっては頼みとする唯一の医師である可能性もありますから、患者さんに向き合っていますよ、ということは示したいですね。

先生は足の外科が専門とのことですが、整形外科医師の中でも珍しいのではないでしょうか。

そうですね、足の外科を専門にしている整形外科の医師は少ないです。整形外科では一般的に脊椎、股関節、膝、肘、手について勉強や臨床を重ねるケースが多く、医療機関としても足の専門班があるところは多くありません。その一方で、聖ヨゼフ病院に勤務した時に感じたことですが、思った以上に足のことで悩んでいる人が多かった。しかし、先輩に聞いても本を開いても問題を解決する方法がよくわからない。そもそも診断がつかない。湿布を貼って、インソールを作って様子を見ましょうという流れになりがちなのが実際のところなのです。そんな状況でしたから、そうであるならば私が専門にしようと考え、専門班のある東京慈恵会医科大学付属病院に移り、開業するまでの6年にわたって臨床を重ねてきました。

そのご経験が先生にとってどんなメリットがありましたか?

4

診断力がより身に付いたこと、ですかね。例えば「足が痛い」患者さんがいた場合に、痛みを引き起こす病気をどれほど知っているか。患部を触り、足を動かしてみて、さらに痛みが出るシチュエーションなどを細かく聞いていくことで、およその検討がつきます。足にしびれが起きるときに、足を専門に診た経験の少ないと、腰からくるしびれを想像すると思いますが、足そのものから来る症状の場合もあるんです。なので、幅広い知識を勉強してきたことで診断力は身についたと思います。

和気あいあいとした憩いの場にしたい

ところで、先生はなぜ医師を志されたのですか?

5

どんな仕事も人の役に立つものだと思いますが、医師の仕事は目の前の患者さんから直接にお礼を言われることがありますから、人の役に立っている実感を得やすそうだと思いました。整形外科を専攻したのは、研修の時にその魅力を知ったからです。当時は一般的に研修で整形外科を回ることはないんですが、私のいた厚木市立病院は整形外科に力を入れていたこともあって、研修でも必修でした。そして診療に携わってみると、想像していた以上に全身を幅広く診る診療科でした。体に関するさまざまな悩みに応えられることに惹かれたのです。

お忙しい中、休日はどんなふうに過ごしていますか?

至って普通ですよ(笑)。クリニックの経理に関することを処理したり、買い物をしたり、子どもの習い事の送り迎えをしたり。正直なところ、体が休まるのは休日よりも診療後なんです。3歳から7歳までの子どもが3人いて、みんなまだ小さいですから休みの日は「お父さん、お父さん」と駆け寄ってきて、うれしい一方で結構疲れる(笑)。診療終わりの帰宅後だと子どもはもう寝ていますから、妻に作ってもらった料理を温めて、お酒を飲みながらのんびりと味わえるのがいいですね。そしてテレビを見たり、ゲーム好きの子どもからこの日までに倒しといてねと頼まれていたボス戦を攻略しようとしたり(笑)。

最後に、改めて読者にメッセージをお願いします。

20180628 6

当院の近くには整形外科を標榜する医療機関がありませんから、まずは地域の方に親しまれる、頼りにされるクリニックとして成長していきたいです。リハビリを行えることが当院の大きな特徴ですので、その有用性を実感していただきたいですね。整形外科疾患も他の病気と同じように早期に治療を行うことで改善を図りやすくなりますから、今までに経験したことのない痛みが体にあれば、軽度の段階で来院されることをお勧めします。実際に「もっと早く来れば良かった」と後悔される方もいらっしゃいますから。既に当院の受診をきっかけに患者さん同士が顔見知りになることもあって、このまま順調に患者さんが増えればスタッフも増やして、一層、和やかな雰囲気の憩いの場になるようにしたいと考えています。

Access