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根本 哲宏 院長の独自取材記事

ながつた脳神経外科

(横浜市緑区/長津田駅)

最終更新日:2020/04/01

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長津田駅南口から徒歩1分に位置する「ながつた脳神経外科」。院長の根本哲宏(ねもと・あきひろ)先生は、明るい笑顔でフランクに話す、親しみやすいドクターだ。15年にわたり脳神経外科病院で脳神経疾患の診断、治療に従事してきた経験から、予防の重要性を実感。患者との距離が近い通いやすいクリニックこそ予防に功を奏すると考え、2018年に同院をリニューアルオープンした。「脳内出血や脳梗塞は生活習慣病と深い関係があります。生活習慣病のコントロールはもちろん、特に脳血管や頸動脈に異常がないか診ていくことも非常に重要です」と語る根本先生に、予防の重要性や将来の展望まで、じっくりと話を聞いた。
(取材日2018年5月21日)

予防のために、気軽に通える脳神経外科をめざして開業

先生がこちらの院長になるまでの経緯をお聞かせください。

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大学を卒業後15年間、2つの脳神経外科病院に勤務していました。どちらの病院も脳の専門病院として症例数が多かったため、僕自身もたくさんの患者さんを診療することができました。そんな中で、残念ながら意識が戻らないままの人や、障害が残ってしまうケースも多く見てきたんです。大きな病院では緊急手術や入院が必要となる治療をすることができますが、そうなってからでは遅い場合も少なくありませんでした。前段階で食い止めなければならない、つまり病気の予防が重要だと痛感したんです。そのために患者さんと距離が近く、どんなことでも相談できるクリニックをつくりたいと思うようになった頃、ちょうど縁あってこのクリニックを紹介され、リニューアルオープンというかたちで開業することができました。

患者さんについて教えてください。

以前勤務していた病院から診ている患者さんに加え、近隣にお住まいの方も多いです。長津田は住宅街ですので、20代からご高齢の方まで幅広い年齢層の方が来院されます。当院はさまざまな検査機器を用意しておりますので、病院からの紹介で検査を受けに来る方が多い一方、「頭が痛い」「めまいがする」という症状を訴える新規の患者さんもご来院くださっています。頭痛やめまいというのは多様な原因がありますが、肩こりからきているものも少なくありません。一方で、軽い頭痛だと思って来院された方が、くも膜下出血というケースもありました。問診ではそういった根本の原因を探るために、例えば普段の生活でデスクワークが多いとか、どういう性状の頭痛なのか、といった情報を伺っています。先ほどの患者さんのように、たとえ軽い頭痛であってもそれがくも膜下出血などである可能性もありますから、検査は必ず行うようにしています。

どういった検査をするのですか?

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当院には設備としてMRIとCTがありますが、基本的には情報を多く抽出できるMRIによる検査が中心ですね。CT検査の場合、出血と骨の状態はよくわかるのですが、血管や脳梗塞を確認するためにはMRI検査が有効です。その他にも、超音波検査やABIという血管年齢を測る検査機器、重心動揺計というめまいやふらつきの原因や程度を検査する測定器もあります。患者さんの症状によって、それぞれの検査機器を使い分けて、頭痛やめまいの原因を探っています。

脳という臓器の神秘に魅了され、脳神経外科の道へ

なぜ脳神経外科を専門にされたのですか?

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実は僕は最初、救命救急をしたくて医師を志したんです。幼い頃から「人の役に立つ仕事がしたい」と思っていて、漠然と医療に対する関心を持っていました。そんな子どもだったので、救命救急のドクターに密着したドキュメント番組をよく見ていて、憧れていたんですね。それで医学部に進学したのですが、救命救急に携わるのであれば専門分野があったほうがより現場で役立つのではないかと考え、脳か心臓を専門にしようと。そこから脳神経外科の道を進むに至ったのは5年生の時、先輩に脳を顕微鏡で見せてもらったことがきっかけです。拡大された脳の表面が、きらきらしていてとても神秘的だったんです。こんな神秘的な臓器が人の体をコントロールしている。そこに強く魅力を感じて、深く知りたいと思いました。あの瞬間に、僕の脳神経外科医師としての人生が始まったと言っていいでしょうね。

診療で心がけていることは何ですか?

どんなことでも相談できる、親しみやすい、通いやすいクリニックにしたいので、必ず笑顔で患者さんと接するようにしています。余裕がある時は、診察室から出て患者さんを迎えています。「一緒に考えましょう」という姿勢で、患者さんときちんと向き合いたいんです。それから、結果をお話しするときの伝え方にも気をつけています。脳神経外科に来る患者さんは「もしかしたら、脳に何か異常があるんじゃないか」と、不安を抱えて来院されます。ですから言い方ひとつで、印象が変わってくると思うんですよね。僕は患者さんに、安心して笑顔で帰ってもらいたいので、何もなければ「安心した」、何かあっても「早く見つかって良かった」と思っていただけるようにしたい。患者さんの安心、安全を第一に考えた、地域の皆さんに信頼され、愛されるクリニックをめざしています。

力を入れている治療はありますか?

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先ほどもお話ししましたが、力を入れているのは治療はもちろん、脳出血や脳梗塞の予防ですね。脳の病気は、発症するとほとんどの人にまひが残ってしまいます。そうなると、ご本人の日々の生活が変わってしまうだけでなく、ご家族の負担も大きなものとなります。病院勤務でそういった状況の方々をたくさん見てきたからこそ、予防の大切さを強く感じています。脳の病気は早期発見、早期治療が重要です。ですから詳細な検査によって早期発見ができる医療設備を整えていますし、必要があれば適切な医療機関で早期治療ができるよう、綿密な連携も構築しています。できるだけ多くの方に予防に対する意識を持っていただいて、何か気になることがあったら気軽に来てもらえるクリニックにしたいのです。

患者の笑顔のために、安心で安全な医療を提供したい

今後、取り組みたいことなどございますか?

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僕のモットーは、諦めない治療、薬漬けにしない医療です。今まで培ってきた治療の知識と新しい治療を組み合わせて、薬だけに頼ることのない医療をめざします。また認知症サポート医の研修を受け、認知症に対するアドバイスや患者さんの診療など、地域の認知症医療・介護に貢献できる医師になりたいと考えています。さらに、より多くの方に当院の医療設備を利用していただくために、送迎システムも構築したいですね。当院のCTやMRI、エコーなどの医療設備は、脳だけでなくさまざまな臓器の検査にも対応しています。ですから、ゆくゆくは循環器や脊髄を専門とするドクターにも来ていただいて、多角的に脳血管をはじめとする血管の健康管理ができるようになりたいと思っています。

休日はどのようにお過ごしですか?

休みの日は、子どもと過ごすことが多いですね。小学校に入ったばかりの男の子ですが、釣り堀に行ったり、オタマジャクシを捕りに行ったりすることもあります(笑)。去年の夏はキャンプをする予定だったのですが計画倒れになってしまったので、今年は実行したいと思います。渓流釣りなんていいですよね。育児は妻に任せきりなので、体力系の遊びは僕が担当しています。今はまだいいですけれど、成長するに従ってますます体力が必要になってきますから、体力づくりのために少し走ろうかとも考えています。健康維持のためにも、適度な運動は欠かせませんからね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんには、安心して笑顔で帰っていただきたいと常に思っています。ですから頭痛やめまい、しびれなどの症状がある場合はもちろん、脳の病気に関して気になることがあれば、些細なことでもご相談ください。脳の病気は早期発見が非常に重要なのですが、病院に来ていただかなければ発見はできませんから、何かが起こる前にチェックすることを心がけてほしいのです。血管が細くなっていないか、くも膜下出血の原因となる動脈瘤がないか、そういったことはMRI検査でないとわかりません。検査によって何もないとわかれば安心ですし、危険因子があってもすぐに対応することで、大事に至る前に予防ができます。また当院では脳の疾患だけでなく、脳卒中を引き起こす原因である高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病に対するサポートも行っています。なんでも相談できる身近なクリニックとして、気軽にご利用ください。

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