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根本 哲宏 院長の独自取材記事

ながつた脳神経外科

(横浜市緑区/長津田駅)

最終更新日:2021/10/22

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長津田駅南口から徒歩1分の場所にある「ながつた脳神経外科」。頭痛やめまい・認知症の治療から、脳の精密検査まで、脳に関わるさまざまな相談ができるクリニックだ。院長を務めるのは、人をホッとさせるような優しい笑顔が印象的な根本哲宏(ねもと・あきひろ)先生。15年にわたり脳神経外科病院で難症例の治療に携わってきた経験があり、「脳卒中で重症化する人をなくすには予防が何より大切」との考えから、運動や栄養指導、早期発見のための検診に力を注ぐ。患者を和ませるのが得意な根本先生に、どんな想いで診療に取り組んでいるのかじっくりと話を聞いた。

(取材日2021年5月25日)

薬だけに頼らず、原因を根本から解決することをめざす

クリニックの概要について教えてください。

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当院は脳の病気を専門的に診るクリニックです。以前ここにあった医院をリニューアルオープンする形で、3年前に開業しました。コンセプトは「予防のために気軽に通える脳神経外科」。というのも、脳の病気は発見が遅れると重篤な症状を引き起こしかねず、日頃から予防することがたいへん重要だと考えるからです。僕自身、勤務医時代に残念ながら意識が戻らないままの人や、障害が残ってしまうケースを目の当たりにしてきました。元気なうちに相談してもらえれば、手術や入院が必要になる前に病気を食い止めることも望めます。だから患者さんとの距離が近いクリニックをつくりたかったんですよ。病気の兆候に早く気づくために、当院にはCTやMRI、超音波検査機器や血管年齢を測る装置、めまいやふらつきの原因を調べる測定器などを備えていて、患者さんの症状によって使い分けています。

どのような方が多く来られますか?

3年間診療してきて、頭痛でお悩みの患者さんが予想以上に多いことに驚きました。10~20代の方も頻繁に来られますし、新型コロナウイルス感染症の流行の影響もあるのか、ストレスや運動不足による頭痛に悩む方も増えました。割合でいうと、自律神経の乱れが引き金となる肩凝りや頭痛が最も多いのですが、気圧の変動やストレス、疲れなど原因は人それぞれ違います。また軽い頭痛だと思って来院された方が、くも膜下出血だったというケースも過去にはありました。問診ではそういった根本の原因を探るために、例えば普段の生活でデスクワークが多いとか、どういう性状の頭痛なのか、といった情報を伺っています。重篤な病気を見逃さないため、検査は必ず行うようにします。

治療方針を教えてください。

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薬に頼りすぎない、薬漬けにしないというのが僕の方針です。例えば肩凝りから頭痛が来ている場合は、薬で痛みだけ取っても根本的な解決にはなりませんよね。そこで当院では症状の原因となる体の不調を改善するために、まず「体のケアをする習慣」を生活に取り入れてもらうよう提案しています。また、自律神経の状態を整えることを目的としたマッサージなどを受けていただくこともできます。そして、一番重要なのが病気になる前の「予防」です。脳卒中を予防するためには生活習慣病の改善が不可欠ですから、当院では管理栄養士による栄養指導も取り入れています。飲酒量のコントロールや、禁煙も大事です。僕も禁煙に成功したので、自分の経験を踏まえながら患者さんにアドバイスしています。

多職種と連携し認知症患者をサポート

先生はなぜ脳神経外科を専門にされたのですか?

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実は僕は最初、救命救急をしたくて医師を志したんです。幼い頃から「人の役に立つ仕事がしたい」と思っていて、漠然と医療に対する関心を持っていました。そんな子どもだったので、救命救急のドクターに密着したドキュメント番組をよく見ていて、憧れていたんですね。それで医学部に進学したのですが、救命救急に携わるのであれば専門分野があったほうがより現場で役立つのではないかと考え、脳か心臓を専門にしようと。そこから脳神経外科の道を進むに至ったのは5年生の時、先輩に脳を顕微鏡で見せてもらったことがきっかけです。拡大された脳の表面が、きらきらしていてとても神秘的だったんです。こんな神秘的な臓器が人の体をコントロールしている。そこに強く魅力を感じて、深く知りたいと思いました。あの瞬間に、僕の脳神経外科医師としての人生が始まったと言っていいでしょうね。

診療で心がけていることは何ですか?

話しやすい雰囲気づくりです。患者さんは脳に異常があるのではと心配して来られているので、安心して話してもらえるように必ず笑顔で接しています。僕は偉ぶった医師にだけはなりたくなくて、「一緒に考えましょう」という姿勢で患者さんときちんと向き合いたいんです。それから、結果をお話しするときの伝え方にも気をつけています。緊張していると、医師の言い方一つで余計に不安にさせてしまうことがありますよね。患者さんには、何もなければ「安心した」、何かあっても「早く見つかって良かった」と思って笑顔で帰っていただけるようにしたい。そんな安心感を与えるのが街のクリニックの役割だと思います。この点では、スタッフにとても助けられているんですよ。忙しいときにも患者さんによく声をかけてくれていて、すごいなと尊敬しています。

認知症に関する相談も多いと伺いました。

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認知症に関しては、ご家族が心配して連れて来られるケースが多いです。人は時間がたつと記憶が虫食い状態になるので、物忘れは誰にでも起きます。ですが、例えば「昨日の夕飯は何を食べたっけ」ではなく「昨日夕飯食べたっけ」と思い出せなくなるのは通常の物忘れとは違いますし、ヒントをあげても思い出せないことが増えると認知症が疑われるのでご相談いただければと思います。当院には認知症ケア専門士、言語聴覚士も在籍していますから、デイケア利用のアドバイスやリハビリテーション支援、ご家族のケアなど、幅広いサポートを提供できます。実際、リハビリで体を動かしたり人と触れ合ったりすることで、症状の進行を遅らせることにつながったケースもあるんですよ。スタッフがトレーニングや面談をした場合は、内容を記録して定期的に報告してもらいます。正確な経過観察ができるので、治療にも大いに役立っていますね。

脳卒中を起こす前の予防医療に注力

今後注力していきたいことは何ですか?

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脳出血や脳梗塞の予防には引き続き力を入れていきたいです。脳の病気は、発症すると多くの方に障害が残ってしまいます。そうなると、ご本人の日々の生活が変わってしまうだけでなく、ご家族の負担も大きなものとなります。病院勤務でそういった状況の方々をたくさん見てきたからこそ、予防の大切さを強く感じています。脳の病気は早期発見、早期治療が重要です。当院では平日に検診が受けられない人も脳の精密検査を行えるよう、日曜にスピード脳ドックをスタートさせました。受付から会計まで最短40分以内で検査が受けられ、結果は後日郵送でお送りしていますので、仕事で忙しい方でも利用しやすいのではと考えています。脳の病気以外でも血管の異常などが見つかることもありますから、早めの検査をご検討ください。

休日はどのようにお過ごしですか?

休みの日は、子どもと過ごすことが多いですね。小学生の男の子がいるので、一緒にテレビを見たりキャッチボールをしたりしています。子どもがいるおかげで、小さいお子さんが受診しに来たときは好きな番組の話など共通の話題で盛り上がれるので助かっています(笑)。他には、週末だけゆっくりとお酒を飲んでリラックスしています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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頭痛やめまい、しびれなどの症状がある場合はもちろん、脳の病気に関して気になることがあれば、些細なことでもご相談ください。寝たきりになる原因の多くは脳卒中や認知症だといわれています。脳の病気は早期発見が非常に大事ですから、何かが起こる前にチェックすることを心がけてほしいです。脳疾患だけでなく、脳卒中を引き起こす原因である高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病に対するサポートも行っています。また高齢の親がいる世代の方々は、ご両親の様子も気にかけてあげてください。認知機能は年齢を重ねれば必ず落ちますが、年齢相応なのか病気なのかは、検査をしないとわかりません。「受診を嫌がるので本人に知られず検査させたい」といったご相談にも応じていますから、お悩みの方がいらっしゃればぜひお問い合わせください。なんでも相談できる身近なクリニックとして、気軽にご利用いただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

スピード脳ドック/1万9800円

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