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鬼頭 昌大 院長の独自取材記事

きとう眼科クリニック

(長久手市/藤が丘駅)

最終更新日:2020/01/09

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名古屋市営地下鉄東山線藤が丘駅から徒歩8分の至便なところに「きとう眼科クリニック」はある。院長の鬼頭昌大先生は、母の実家が名古屋市名東区だったこともあり、幼少期から親しみ深いこの地の医療に貢献すべく2018年に開業した。広い駐車場完備、バリアフリー設計されたクリニック内は、ゆったりと快適な空間が広がっている。造影剤を使うことなく血管の検査を行うことができる光干渉断層計や短時間で測定できる自動視野計を導入し、患者への時間的・身体的負担を軽減できるように配慮がされている。「特に子どもの目に関することには積極的に診ていきたい」と優しく話す鬼頭院長の診療に対する思いを語ってもらった。
(取材日2019年12月16日)

先進の機器を導入し、患者ファーストの診療スタイル

医師になったきっかけをお聞かせください。

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私は非常に病弱な子どもで小学生の頃までたびたび入院をしていましたが、その時の主治医だった小児科の先生が非常に良い先生でした。痛みを伴う検査を受ける時も手をギュッと握ってくれたり、症状や治療について説明する時は親にだけでなく子どもの私にもきちんと説明してくれたのを覚えています。そんな先生との出会いから、「自分も大きくなったら同じように医師になって病気の人を治してあげたい」と思うようになりました。そして、受験を控えた高校3年生の時に今度は網膜剥離になり両目の手術をしなくてはいけなくなりました。「左目は見えなくなるかもしれない」と言われていましたが無事手術は成功しました。医師をめざした当初は小児科の医師になることをめざしていましたが、網膜剥離の手術を経験してから、眼科を専門として志すことも選択肢の1つとなりました。

研修医・勤務医時代の経験と独立を決めたきっかけを教えてください。

小児科にするか、眼科にするか、決めかねるまま研修医としてさまざまな診療科を経験しましたが、眼科であれば子どもから大人まで診ることができると思ったのと、目を手術してもらった時の経験から、同じ目の病気で悩んでいる方の治療に役立てたいと、眼科を専門とすることにしました。大学卒業後は勤務医として、昭和大学附属東病院や昭和大学横浜市北部病院で約9年間勤めました。勤務医時代は、眼科の外傷の治療を得意としていた病院だったこともあり、骨折や神経に関するけがなど幅広い経験を積むことができました。医師をめざした頃からゆくゆくは生まれ育った地元に戻って貢献したいと思っていたのですが、ちょうどこのクリニックの場所が区画整理されることを知り、自分自身のタイミング的にも良かったので独立することを決めました。

医院づくりでこだわったポイントを教えてください。

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この数年で眼科の機器はとても進歩しました。例えば、血管の状態が写真でわかる光干渉断層計は、以前であれば造影剤を使わなければできなかった検査が、造影剤を使うことなくできます。患者さんにとって時間的・身体的負担が少なくできるように、他にもレーザー手術機器や自動視野計などをはじめさまざまな機器を積極的に導入しました。また、視能訓練士や看護師、事務のスタッフはみんな、前向きな人ばかりで、良いクリニックづくりのためにスタッフ自らが働きやすい環境づくりを心がけてくれています。

視能訓練士と連携して小児眼科にも力を入れる

患者を診療する際に心がけていることを教えてください。

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患者さんの話をよく聞き、同じ「見づらい」という主訴でも「何をしている時に見づらいのか? 遠くが見づらい? 近くが見づらい?」など、「何に困っているか?」を丁寧にヒアリングして解決するお手伝いをしたいと思っています。また小さなお子さんの診断は難しく、ご両親や周りの人が気づかなくても、見づらいのに頑張って見ているケースもあります。当クリニックでは医師である私の診察に合わせて、視能訓練士とうまく連携することにより、そのような「見えにくい状態だけど、頑張って見ようとしている」症状の発見にも力を入れています。

どのような方が来院されていますか?

年齢により主訴は変わりますが、未就学児などは目やにや3歳児健康診査の視力でひっかかったお子さんが多いです。小学生より上になると学校の健診でひっかかったり、花粉やハウスダストなどのアレルギー症状やけがなどの外傷で来院されています。高齢者になると白内障や緑内障、健康診断で引っかかった人、大学病院で手術を受けた後のフォローなどで来院されています。エリア的には、歩いて来院される地域の方や電車や車で来院される長久手市や名古屋市内の方々が多い印象です。子育て世帯が多い地域性もあるせいか、当クリニックは小児眼科で受診される患者さんが非常に多いという特徴があり、これは「小児医療に関わりたい」という思いがある私にとっては非常にうれしいことです。

小児眼科は診断が難しいというのは?

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そもそも子ども自身は、自分が「見えにくい状態」であることの認識がないので周囲の大人に訴えることはあまりありません。「見えにくいけど何とか頑張って見ようとする」ケースがあり、健康診断でも「問題なし」と出ることもあります。しかし、そのように「見えにくいけど頑張って見ようとしている」お子さんたちの視力検査には、検査結果の数値にバラツキが出たり、物を立体に見ることができなかったりします。それに気づくのは検査を行う視能訓練士ですが、当クリニックでは視能訓練士と密に連携を取りながら小さなお子さんの視力に問題がないか、注意を働かせて診療にあたっており、早期の発見につながっているかと思います。

健康診断受診、自覚症状がない早期段階の治療こそ大切

どのような時に眼科を受診すると良いですか?

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見づらいなど、目に関する不自由があればいつでもご相談ください。健康診断で緑内障の項目に引っかかってしまった人は、特に相談してほしいです。早期の場合は自覚症状がなくて受診を後手にしがちかもしれませんが、緑内障の場合は、将来、視力を失う可能性もあります。視野が欠けたり、視力が低下する自覚症状が出る前に発見して、適切に治療を受けていただくことが大切です。

子どもの保護者へ「目」に関するアドバイスをお願いします。

子どもの視力は見ることで発達していきます。ただ、その成長期間は短く、8歳頃には成長が終了するといわれています。それまでに何か視力に関する異常があれば、それを見つけて必要な治療を行ってあげることが重要です。異常としては強い遠視や強い近視、乱視や左右の屈折度数の差、斜視などがあります。未治療のままだと視力が未発達の弱視の状態になったり、物を立体的に見ることができなくなってしまう可能性があります。正しく治療すれば、そうしたリスクを軽減することができますので、検診で異常があれば再検査の受診をお勧めしています。他にもお子さんの目に関して心配なことがあればお気軽にご相談ください。

読者へメッセージと今後の目標をお願いします。

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幼少期から親しみ深いこの地で、地域の方々のために貢献していきたいと思っています。また、まだまだ小児眼科に力を入れているクリニックが少ないことと、自分自身が医師をめざした当初に小児科の医師を志していたこともあり、小児眼科についてはこれからも積極的に関わっていきたいと思っています。個人的には、自分自身がそうであったようにいつか「先生みたいなお医者さんになりたい」と言ってくれるような子どもが出てきたらうれしいです。

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