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味八木 二郎 院長の独自取材記事

みやき整形外科・脊椎クリニック

(世田谷区/梅ヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/30

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小田急線・梅が丘駅から徒歩1分という場所に位置する「みやき整形外科・脊椎クリニック」は、2018年4月に開院したばかりの新しいクリニック。新しい機器と広々としたリハビリテーション室を備え、開院から間もないにも関わらず、多くの患者が訪れる。川崎市や小田急線沿線の総合病院に、20年以上勤務してきた味八木二郎院長は、脊椎脊髄外科、脊椎内視鏡を特に専門とする脊椎のスペシャリストとして、外傷から変形疾患、脊椎疾患まで毎年多くの手術に携わってきた。専門性の高い診療の合間に一般の疾患を診ることに限界を感じ、開業に至ったという味八木院長。「一日一日が勉強です」と語る謙虚な姿勢から、医療への真摯な思いが伝わってくる。専門性を生かした地域医療への貢献をめざす味八木院長に話を聞いた。
(取材日2018年5月18日)

専門性を生かし、幅広い診療をめざす

まずは、開院までの経緯を教えてください。

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私は20年以上、川崎市麻生区の総合病院で勤務医をしていて、外傷から変性疾患、脊椎疾患まで毎年多くの手術に関わってきました。脊椎を専門にしていたこともあって、総合病院ではどうしても専門的な手術に特化してしまい、患者さんも限られてきます。長年、いろいろな患者さんを診てきた中で、何でも診てほしいという患者さんの希望と専門性の高い診療との間にギャップを感じ、地域に根付いた医療をめざして開業に至りました。開院する場所を探していて、この梅が丘の地に、たまたまご縁をいただいたのですが、開院初日には、一度に20人以上の患者さんに来ていただきました。皆さん初診なので時間がかかる中、逆に僕の心配をしてくださって、「先生、お昼ご飯も食べていないでしょ」って、おっしゃってくださるんです。土地柄なのかなと思いますが、優しい方が多い地域だと思います。

こちらのクリニックの特徴は何でしょうか?

一番の特徴は、リハビリテーションが充実しているということ、そしてエックス線撮影室の機械をはじめとした設備の充実です。整形外科クリニックとしては珍しく、エックス線透視設備と超音波エコーも装備しているので、脊椎の選択的神経根ブロックという疼痛を和らげるためのブロック注射がその場ですぐにできます。ブロック注射にはいろいろな種類があって、一般的にクリニックで行うブロック注射とは異なり、責任病巣に限って選択的にブロックする、つまり悪い箇所を選んで注射をするので、神経痛などでつらい症状の方に適した療法です。選択的神経根ブロックを受けられるクリニックは、それほど多くはないですし、頚椎疾患、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患にも保険適用で日帰り治療ができるため、前職から診ている患者さんの中には、それを希望して遠くから来院される方もいらっしゃいます。

3階には広いリハビリテーション室がありますね。

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広々としたスペースを取るため、院長室は削りました(笑)。当院は、脊椎疾患以外の末梢神経障害や変形性関節症、腱鞘炎や外傷などにも対応しているため、リハビリテーション室にはさまざまなリハビリ設備を取りそろえています。例えば、近赤外線治療器は、患部に赤外線を照射するレーザー機器で、温熱効果が期待できます。首の前にある交感神経に麻酔薬を注射する星状神経ブロックという注射があるのですが、それと同じような効果が期待できるということで、患者さんの中にはわざわざこの治療を行っているクリニックを探して来られる方もいらっしゃいます。スポーツジムなどでも導入され、多くのスポーツ選手も使用しているトレーニングマシンは、振動を利用したリラクゼーションと筋肉強化のための機械です。リラクゼーションを目的とし、どの患者さんも受けられるウォーターベッドも置いています。

さまざまな患者を診ることは、一日一日が勉強

先生が医師をめざされたきっかけを教えてください。

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父が整形外科の開業医だったので、自然と医者の道を選びました。私は次男なので、親から医者になれとはあまり言われなかったのですが、本当にごく自然に医学部へ進みました。整形外科を選んだのは、父の影響もあると思いますが、整形外科に関わる疾患は良くなる、良くならないが、明らかという点も魅力と感じたことが大きいですね。もちろん、整形外科にも限度がなくはないのですが、整形外科で診る大抵の患者さんは、きっちり治療した上で良くなって帰られるので、そこにやりがいを感じられました。

先生は脊椎脊髄のスペシャリストですが、なぜその分野を選ばれたのですか?

脊椎脊髄は、整形外科の中では少し特殊な分野です。細かいテクニックも必要ですし、細心の注意を払わなければいけません。そこにやりがいを見つけました。昔は、背骨や背骨に関係する手術などは受けるものじゃないといった考え方もありましたが、医学が進歩し、今は良くなって当たり前の時代です。もちろん、症例は選ばなくてはいけませんし、疾患があまりにも進行している場合は、治療をしてもよくならないという方もいらっしゃいます。そのような点もしっかりと見極めて、適応する手術を行えば、多くの場合よくなると考えています。患者さんが医者を選ぶ時代ですから、患者さん自身が納得できる医療機関で治療することが大切だと思います。

先生が診療の際に心がけていることは何ですか?

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患者さんが納得のいくよう説明し、理解していただいた上で治療を進めていくということです。そのため、診療に時間がかかってしまって、患者さんをお待たせしてしまうこともあるのが心苦しいところです。前職から診ている患者さんの中には青森や大阪、九州からいらっしゃる方もいますし、それほど遠くからではありませんが90歳近い患者さんにも来院いただいています。「近くで良い先生を紹介しますね」と行っても来院してくださるので、とてもありがたいです。さまざまな患者さんを診させていただくことは、一日一日が勉強です。一人として同じ患者さんはいらっしゃらないので、その患者さんに合った治療を選んでいきたいと思っています。

患者の納得を得ながら治療を進めるスタイルを大切に

こちらでは、足底装具の作成も可能だそうですね。

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私は、昭和大学藤が丘病院の出身なのですが、当院で作成している足底装具(インソール)は、昭和大学藤が丘病院のリハビリテーション科におられた理学療法士さんが考案したものです。スポーツ選手のケアや治療までされていたようですが、その後、専門の研究所を立ち上げ、このインソールを広めていたようです。ちょうど前職で同じ時期に勤務していた理学療法士さんがそれを習得した方で、開業する際に一緒に来てくれました。マンツーマンで患者さんを診ながら作りますので、装具屋さんが作るインソールとは少し違うと思います。極端な話、うまく作れた方で、走り方が上手になったということもあるほどです。姿勢の悪さ、偏平足や外反母趾、肩こりや腰痛、変形性膝関節症や変形性股関節症による疼痛の改善なども期待できます。

休日は他院での手術もされているそうですね。大変ではないですか?

小平市にある一橋病院で週に1回外来を担当しています。私は脊椎脊髄外科について専門的に経験を積んでいますので、やはり脊椎疾患の患者さんが訪れることが多く、必要があればそこで手術もしています。当院では、平日夜7時まで診療していますが、前職の時はお昼を食べる時間もない毎日でしたから、それに比べたら今はお昼休みもあります。身体的には楽になりました。私はドライブが好きなのですが、住まいが神奈川県なので、毎日車で通勤しています。1時間ほどの運転ですが、音楽を聴きながらのドライブを楽しんでいます。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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これまで培ってきた脊椎脊髄分野の専門性を生かしながら、より地域に密着した一般整形外科にも取り組んでいきたいと思います。将来的には訪問介護なども取り入れて、クリニックでは診られなくなった患者さんのケアにも対応していきたいです。脊椎疾患はもちろんですが、それ以外のことに関しても親身になって考え、理解を得ながら治療していくというスタンスですから、何でも相談したいことがあればおっしゃっていただきたいと思います。他院で治療を受けている、あるいは手術を考えているがどうだろうかといったことでも、気軽に声をかけてくだされば、私のわかる範囲で相談に乗らせていただきます。

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