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千原 明得 院長の独自取材記事

元町デンタルクリニック

(岐阜市/名鉄岐阜駅)

最終更新日:2021/10/12

千原明得院長 元町デンタルクリニック main

名鉄岐阜駅近くにある「元町デンタルクリニック」は、2012年に千原明得院長が開業した。千原院長にとっては、10年前に開設した神奈川県の歯科クリニックに続き、2つ目のクリニックとなる。院内に設置された器具や設備は「正確な検査・診断・治療」を重要視する千原院長の治療ポリシーの現れ。患者と対話する姿勢を大切にし、診断や治療方針の説明にはじっくり時間をかけていくのが特徴である。リスクとベネフィットを共有して、真に患者のためになる治療をしたいという思い、また近年特に力を入れてる訪問歯科診療と感染症対策についても、詳しく話を聞いた。

(取材日2021年3月12日)

先端の設備と患者との対話で、最善の治療をめざす

院内の設備が充実していますね。どんなこだわりがありますか?

千原明得院長 元町デンタルクリニック1

2012年に開業し、その4年後に理想とする場所と物件に縁があり移転をいたしました。設備に対してはかなりこだわりを持っています。ユニット4台すべてに大きなモニター画面を設置して、患者さんにも歯の状態の動画や写真を常に見ていただきながら治療を進めています。また、マイクロスコープもすべてのユニットに設置しており、検査や診断、治療の際には必ず使用します。マイクロスコープでは肉眼で見ることができない細部まで、高い精度を保って治療を行うことができます。そして、さらに重要なのは記録ができることです。治療後は、患者さんにその日行ったことや、どこが問題なのかをマイクロスコープで撮った動画や写真を実際に見ていただきながら説明して終了します。患者さんからは「こんなに詳しいのは初めて」「歯の状態がよく理解できた」という声も寄せられています。

治療において心がけていらっしゃることは?

初診では、エックス線撮影、口腔内写真撮影、歯周病組織検査を行った上で何が原因なのかをきちんと患者さんにご説明していきます。治療前のこういった時間を非常に重要視しており、長くて1時間以上、時に2~3回に分けて行う方もいらっしゃいますね。例えば、靴を作る際に職人と顧客が対話をして一つのものを作り上げていくという方法、または概念をビスポークといいますが、これが私のめざしているスタイルで、治療前だけでなく治療後の説明に時間をかけるのもそういった理由からです。きちんと説明をして患者さんに納得をいただいた上で治療計画を立てていきます。中には、お話をしていて特に治療をしなくていいケースも出てきますが、治療をしないことも治療だとお伝えすることもあります。抜歯のリスクや治療期間なども含め、メリット・デメリットを最大限にお伝えし、多くの選択肢から最終的には患者さん自身に判断していただくことを心がけています。

治療前だけでなく、治療後の説明も非常に丁寧に行っているんですね。

千原明得院長 元町デンタルクリニック2

例えば「詰め物を入れられた」「歯を削られた」というような受け身ではなく、患者さんと歯科医師の双方が積極的に治療に取り組んでいく姿勢が大切だと思っています。そのために、きちんとした説明をし、患者さんと知識を共有しながら進めていくことをいつも念頭に置いています。外科の先生の方法を参考にしたりしますが、外科では手術が終わってすぐに説明はしませんよね。だいたい後でしっかりと時間をとって、どんな状況だったのか、どんな治療をしたかなどきちんと説明されると思います。当クリニックでも治療前だけでなく、治療後の説明にも十分な時間をかけるようにしています。歯の掃除などのメンテナンス後も、歯科衛生士から説明をさせていただいていますよ。どの患者さんも一度はカウンセリングルームで話すことになっています。

医科歯科の連携で、訪問診療の質を高める

訪問診療にも力を入れていらっしゃるそうですね。

千原明得院長 元町デンタルクリニック3

高齢の患者さんと向き合う機会が増えてくる中で、長年日本を支えてきてくれた方たちに感謝の気持ちを込めて、できることをしたいと感じるようになったんです。生きている間は楽しく、歯科医療であれば「死ぬまでおいしく食べられる」状態をつくることが目標です。現在6つの施設といくつかの居宅を定期的に訪問しています。相手に呼ばれた時に不定期に診療に赴く「往診」ではなく、定期的に頻繁に通うことで健康を維持する「訪問」の歯科診療スタイルを心がけています。

訪問診療ではどんな治療を行うのですか?

来院が難しい患者さんは、脳血管障害や認知症を患っていたり、何本か歯がなかったりします。こうした方は食べ物を咀嚼し飲み込むことが容易ではありません。口を開けたまま唾液を飲み込んでみてください。うまく飲みこめないでしょう? 上下の歯があって、顎が閉じることで初めて飲み込むことができるのです。このように、何げなく行っている咀嚼や嚥下は、実はなかなか複雑な機能です。この機能を維持・向上するためには、入れ歯の調整などに加え、摂食・嚥下のリハビリテーションが欠かせません。訪問診療ではこうした調整や診断を行い、ケアマネジャーや主治医、言語聴覚士と密接に連携することで、患者さんのより良い食生活づくりをサポートしています。歯科治療というと歯を削ると思われがちですが、訪問診療では高齢の患者さんがここまで生活してきた歯を削ったり、神経を取り除いたりして負担をかけるより、実生活を豊かにする治療をしたいですね。

口腔機能の向上には、医療との連携も必要ですね。

千原明得院長 元町デンタルクリニック4

口腔機能の衰えによって誤嚥性肺炎なども起こります。こうした疾患は基本的には耳鼻咽喉科の領域ですが、歯科としての専門知識を持って連携していく必要性を感じますね。私は訪問診療に限らず、全身疾患のある患者さんの初回治療の際には、必ず主治医に手紙を書きます。症状によっては歯科治療の方法も限られますし、患者さんの利益のためにも情報共有は必須だと思っています。例えば骨粗しょう症だと抜歯が難しいのですが、義兄が開業している整形外科と協力して治療を勧めたりもしています。歯や口腔内の症状を全身疾患の一つとして考えることで、より良い治療ができるのは間違いないと考えています。

スタッフ一丸となってクリニックを進化させたい

感染症対策も徹底していると伺いました。

千原明得院長 元町デンタルクリニック5

新型コロナウイルスの流行によって、多くの人が感染に気を使う状況になったと思います。しかし、歯科医院は感染リスクの高い治療をするので、そもそも飛沫や血液感染に対しては最大限の対策をしてきました。私自身は勤務医をしていた頃に、肝炎やHIVの感染リスクについて徹底して叩き込まれましたし、当初よりマスクとグローブはきっちりと着用してきました。さまざまな器具を滅菌することはもちろん、可能な限りディスポーザブルの製品を使っています。患者さんの不安を軽減するために、チェアの間にパーティションを立てて、半個室の空間もつくり上げました。混雑時には待合室ではなく、車中でお待ちいただくこともできます。スタッフの制服も、午前と午後で着替えるようにしており、でき得る限りの対策を尽くしてます。

外来診療、訪問診療、感染対策など、スタッフの皆さんの尽力も大きいのでは?

スタッフには感謝の言葉しかありません。一人ひとりが成長できるように、外部講師を招いての勉強会などを積極的に行っており、クリニックの2階にはセミナールームも設けています。一緒に勉強できるような環境や、スタディーグループをつくっていきたいですね。岐阜は関東や名古屋に比べると勉強できる環境が少ないかもしれません。岐阜の歯科業界の発展が地域の患者さんの健康につながると信じています。その一石を投じることができたらうれしく思います。外来についても優秀な歯科衛生士がいないと務まりませんから、今後も意欲あるスタッフを増やしていきたいです。生活に密着した治療は、医療者にとって大きなやりがいにつながるはずです。

最後に読者に伝えたいことは何ですか?

千原明得院長 元町デンタルクリニック6

私たちがめざすのは、患者さんにとっての「最後の砦」。抜歯ではなく、自分の歯を残せないだろうかと考える患者さんはセカンドオピニオンでもいいですから気軽に来院してください。メインとする根管治療を提案することで最後の一線を守っていけたらいいですね。一人でも多く、歯を残したいという方の力になることが私のやりがいです。技術と知識を惜しみなく提供し、患者さんのニーズに耳を傾けていきます。「話だけを聞きたい」「1本だけ治して」という方もいらっしゃいますから、まずはご希望を遠慮なく伝えてほしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(1本)/27万5000円~

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