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大西 純夫 院長の独自取材記事

おおにし耳鼻咽喉科クリニック

(枚方市/樟葉駅)

最終更新日:2019/08/29

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京阪本線の樟葉駅から徒歩なら15分、バス利用なら3分。「おおにし耳鼻咽喉科クリニック」は、もともと「田原耳鼻咽喉科」として30年来にわたって地域の人々に親しまれてきた診療所で、大西純夫院長が2006年に継承し、2014年に現在の名称に改めて新たなスタートを切った。数々の大学病院で勤務してきた豊富な経験を地域の医療に還元すべく、日々の診療に臨む大西院長に話を聞いた。
(取材日2018年6月19日)

30年来の歴史を持つ医院を引き継いで開院

先代の田原先生が30年来にわたって開かれていた院を、大西先生が受け継がれたそうですね。

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そうなんですよ。私は関西医科大学を卒業後、複数の病院に勤務してきました。その中で関西医科大学付属男山病院にいたときに、田原一繁先生の患者さんを何人か預かりました。それが縁で田原先生が僕のことを気に入ってくれて、まずはアルバイトで手伝いに来てほしいと言われたんです。そこから10年ほどアルバイトに来ているうちに、できれば後を継いでほしいと言われました。それで2005年に田原耳鼻咽喉科に入職しまして、翌年に院長に就任。2014年に現在の「おおにし耳鼻咽喉科クリニック」として改めて開院しました。

こちらで院長になられるまでは、どのようなことを専門にされてきたのですか。

主に大学関連の病院にいまして、診察と研究をしていました。内耳の研究をしていて、大学病院時代の臨床は頭頚部がんの治療が専門。研究はしていましたが、大学病院でもずっと臨床をしていて、外来の患者さんを診ていました。市中病院で部長をしていたときも患者さんを診ていましたし、その頃もここに週1~2回は外来で来ていました。そういうつながりがずっとあったので、いわゆる「街のお医者さん」になることに、抵抗はまったくありませんでした。手術がある世界とない世界の違いはありますが、接するのは変わらず人である患者さんですし、やっていることにあまり差はありません。がんの治療は医療者側が年齢を重ねてくると、負担が大きくなる部分があるんです。そういう意味では少し落ち着いて、地域医療を考えていく歳になったのかなと思いながら、こっちに移ってきましたね。

先代の田原先生は、先生にとってどんな存在ですか。

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大学の大先輩なんです。厳しくて怖い先生という評判でしたが、僕にはすごく優しく接していただきました。時代とともに医者も医療も移ろうもので、治療方針に僕と違うところがあっても、寛容に受け入れていただいたんです。それはすごくありがたかったですし、うれしかったですね。僕自身も時代が違うタイプの医師として、田原先生からは学ぶことが多くありました。僕はここにずっとアルバイトで来ていましたし、1年間院長を務めてから代わったので、ほとんどのことがスムーズに移行していきました。よく人に「どうしてそんなにスムーズに代替わりができたのか」と聞かれるのですが、それはお互いの人間関係がうまくいっていたからでしょう。もう亡くなられてしまいましたが、僕は人間的にもすごく尊敬している先生でした。

睡眠時無呼吸症候群の治療に注力

こちらでは、どのような治療に力を入れていますか。

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最も患者さんが多いアレルギー性鼻炎と、特殊面では睡眠時無呼吸症候群の治療ですね。睡眠時無呼吸症候群は昔からあった病気ですが、電車の運転手さんが運転中に居眠りしたなどの事件があって、注目されるようになりました。ただ、これの治療は難しくて、決定的なものはあまりないのが実情なんです。今やっている治療は、CPAP(シーパップ)という機械を使うもの。寝る際にマスクをつけて、機械で鼻から圧をかけて狭くなった気道を広げるんです。だけどこれも根治させる機械ではなく、ずっと使ってもらわないといけません。そういう意味では、血圧の薬と似ているんです。飲んでいるときは血圧が下がるけど、やめると元に戻るなど。CPAPも一生もので使ってもらわないといけません。

CPAPは患者自身が購入して家に持ち帰るのですか。

リースで、病院から貸し出している形ですね。保険適用が受けられる患者さんに貸し出して、家でこれをつけて寝てもらう。それで月に1回から3ヵ月に1回の指導と機械のリース代を、保険が適用された範囲でお支払いいただきます。一時期は手術による治療もありましたが、長く経過を診ていくと元に戻っていく症例が結構あったんです。それで今は手術より、CPAPでの治療を推奨しています。睡眠時無呼吸症候群は自分でわかる人は少なく、家族らに指摘されて来られる方が多いです。ご本人の自覚症状としては、朝起きても眠気を感じる。寝ても寝ても眠くて、昼間のふとした瞬間に寝落ちしてしまう。そういうことを自覚されましたら、ご相談にお越しになられることをお勧めします。

アレルギー性鼻炎については、どのように対応されていますか。

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鼻詰まりの悩みが、一番多いですかね。あとは水溶性鼻漏といって、水のような鼻水が出る。それらの対処は、基本的には薬物ですね。今は薬物もいろんなものがあって、空腹時に飲むもの、食後に飲むものといろんなタイプのもが数多くあります。その中から患者さんのライフスタイルなどを考慮して、その人にあった薬物を選んであげる。薬をお出しするのは、医療者側の経験が必要な部分も少なくありません。いろんな薬を使いながら、人を見ていくことが大事。そんな中で、ずばり適した薬が出せて、患者さんから「楽になりました」とか「この薬だったら続けられそうです」などの言葉がいただけた際は、うれしく思いますね。

心がけるのは「丁寧な診療と、わかりやすい説明」

診察を行う際のポリシーを教えてください。

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丁寧な診療と、わかりやすい説明を心がけることです。大学病院時代は頭頚部がんの患者さんをずっと診ていて、治療がうまくいくこともあれば、そうでないときもありました。治療を続けていくには、患者さんとご家族、医療従事者が意思の疎通を図る。そうしてお互いを理解し合えて、信頼してもらえる関係をつくることがすごく大事だと、当時の経験から学びました。日ごろの診療の中でも、来られる患者さんの病気はさまざまです。そこには家庭の環境や個人の悩みなど、いろんなことが関わっている場合もあります。そういう話をできるだけ聞き取るためにも、患者さんが話しやすいような信頼関係をつくる。そこから実際の治療に進む際には、わかりやすい説明が必要だと考えています。

説明をわかりやすく受けられることは、患者にとっても重要ですね。

耳、鼻、喉は外から見えていますが、中の構造はあまりおわかりでないと思います。そこを患者さんがイメージできるように説明してあげたり、病気の概要を理解できるように説明します。鼻と喉はつながっていて、鼻が悪いから喉が悪くなることもある。そういう関連性を構造とともに理解していただけたら、次の病気の治療につながるし、患者さんも早く病院に来てくれますから。また説明という点においては、子どもの患者さんが多いので、親御さんへのご説明もしっかりさせていただいています。ご両親がどういう考えでいて、どんな治療を望んでおられるかをお聞きするのは当然のこと。その上で、治療の進め方をわかりやすく説明させていただいています。

子どもの診察のご経験は、豊富なのですか。

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大学病院の頃はそれほど多くはありませんでしたが、市中病院にいるときは子どもさんを診ることは多かったですね。なので、子どもさんを見ることには慣れていますよ。クリニックの古い建物を、4年前に新しく建て直した際には、清潔感を大事にしつつ、子どもさんが嫌がらずに来られるようにとも意識しました。私が舞浜にあるテーマパークが好きなので(笑)、ドアやトイレの電気などにそういうものをちりばめています。お子さんは病院が怖い所だと思ったら来てくれないので、そうさせないように院内が明るい雰囲気であることは大事にしましたね。子どもさんの診察は大変なこともありますが、この地域の人はしっかりと自己を確立された方が多く、ちゃんとお子さんのしつけもされている。こっちが困っていたら、お母さんが叱ってくれますし。そういう意味では、子どもさんの診察はやりやすい地域ですね。

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