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門田 篤 院長の独自取材記事

かどた内科クリニック

(世田谷区/下北沢駅)

最終更新日:2019/08/29

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駅周辺の再開発が進む下北沢駅の南西口から徒歩8分。南口商店街を抜けてほどなく、茶沢通り沿いのビル2階に2018年5月に開業した「かどた内科クリニック」。ビルには階段のほかエレベーターも設置され、車いすやシルバーカーを利用する患者にも優しい造りだ。「患者さんには、不自由なく診察を受けていただきたいのです」とやわらかな笑顔で語るのは、門田篤院長。医師となって20年以上、主に市中病院において、専門の呼吸器疾患と内科全般の治療に身を投じてきた。開院を来月に控えた同クリニックで、行っていきたい理想の医療や患者への思いを聞いた。
(取材日2018年4月19日)

大学や市中病院での20年以上の経験を地域に生かして

来月、2018年5月にいよいよ開業ですね。

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下北沢の住宅街に位置していますので、地域の皆さんのかかりつけ医院として頼っていただける存在になりたいと思っています。私の専門は呼吸器で、大学では特に肺がんの画像診断で研鑽を積んできました。レントゲンやCTはどの診療科でも診断に用いる検査ですが、その読影技術はまさに専門職といえるもの。正しい診断なしには正しい治療を行うこともできませんから、判断の難易度が高い肺がんでその技術を磨けば、その外の臓器や部位の診断、治療も精度高く行えると考え呼吸器を専門に選びました。実際、小児科のドクターからもよく読影を依頼されるなど、診療科を超えてお役に立てることも多かったですね。

大学病院には9年ほどいらしたのですね。

日本大学医学部の第1内科学教室、現在は内科系呼吸器内科学分野・血液膠原病内科学教室となっているところに所属して、研究や臨床業務などに携わっていました。医局からの派遣で、都内や新潟、茨城などの市中病院でも内科全般を診ていましたから、幅広い症状の患者さんに接することができましたね。地方の病院ですと、内視鏡や超音波の検査も日に10人はいらっしゃいますから、診断だけでなくそうした検査技術にも通じることができました。その後、葛飾区にある120床ほどの地域密着型の病院に17年勤め、うち11年は院長を務めていました。このようにして磨いてきた呼吸器、さらに内科全般の経験を生かして、今度は自分の理想を医療を地域で行っていく所存です。

どのような患者さんを想定されていますか?

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かかりつけ医院として、風邪やインフルエンザ、生活習慣病にはもちろんしっかりと対応していきます。インフルエンザについては、短時間で感染の判定ができる機器も導入しておりますので、お待たせすることなく診断ができますよ。また、クリニックが約50坪とスペースに恵まれていますので、患者さんもゆったりと過ごすことができると思います。診察室も2室設けており、1室は、必要な時期によっては感染症が疑われる方用の待ち合いスペースや診察場所として使うことも考えています。また、患者さんにお待ちいただく時間をなるべく短縮できるよう、初診の方にはあらかじめ看護師が状態を伺うための前室として用いるなど、臨機応変に対応していきたいですね。患者さんが気持ちよく診察を受けていただける環境づくりは大切だと考えています。

内科プラス専門の呼吸器で、日常の健康維持や治療を

ご専門の呼吸器疾患については、いかがでしょうか。

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喘息や睡眠時無呼吸症候群、アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法などの専門的な治療は長年の経験があります。また、長引く咳や胸苦しさなどのお悩みを抱えていたり、一般内科や耳鼻科などにかかっているけれど、なかなか症状が良くなってこない、長引いてしまっているという方にもぜひ頼っていただきたいですね。実は勤務医時代にもそうしたケースは多く、原因を適切に見定めたり、時には処方されているお薬を見直すようなことも必要に応じてしています。喉風邪をしょっちゅうひいてしまうという症状も、深刻な呼吸器疾患が潜んでいる可能性が考えられます。医療機関にいろいろかかってみても良くならない、かと言って大学病院などにわざわざ行ってみるほどでもない……といった場合に、一度ご相談いただければと思います。

そのほかに、経験豊富な治療などありますか?

禁煙治療ですね。10年以上前から行っていますので、多くの患者さんを診させていただきました。一度の治療で禁煙に完全に成功する方はまれなものですから、諦めずに取り組むことがポイントだと考えています。禁煙が成功し半年や1年たっても、飲み会などで他の方が吸っているのについ誘われてしまうことはあるものです。それでも、まずは禁煙をしようという気持ちになって病院に来られた時点で大きな第一歩ですから、そこは自信を持っていただいて良いのです。医療機関の治療を受けることなく、自分だけで禁煙ができるケースは10%程度ともいわれます。ぜひ、医師との二人三脚で取り組んでみてはいかがでしょうか。よく吸われている方は、年間でタバコ代が15万円ほどにもなるはず。10年では150万円、車が1台買えてしまう金額です。こんなふうに、その方がイメージしやすい例えをお話しするなどして、モチベーションが保てるようお手伝いしています。

胸苦しさやだるさのような症状くらいですと、病院に行きづらい気がします。

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季節の変わり目は体調不良になりやすいものです。最近では春バテといった言葉も出てくるくらい、気温変化が激しくて体がついていけないのです。特に高齢の方には、最近の異常気象はおつらいものだと思います。喘息も気圧や天候の変化がとても影響するものですし、夏場の熱中症も深刻な問題です。大気も汚れていますから、アレルギー性の疾患も発症しやすいですね。そうした、些細であっても不快や不安を感じることがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。クリニックとして、患者さんには「来てよかった」と思っていただきたい。そのためにその方にとっての最良の治療方法を見定めて治療を行ってまいります。幸い、看護師も前の職場から長い付き合いのあるスタッフがついてきてくれておりますので、気持ちを一つにして診療を行っていくことができます。

目の前の患者のため、最善を尽くすのが信条

医学部の前に、文系の大学を出ておられるそうですね。

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立教大学の社会学部観光学科という、当時は珍しい、ホテル・旅行業界にまつわることを学んでいました。その中で、青少年教育団体でボランティアに取り組む機会がありました。夏休みや冬休みに小学生や中学生を引率して、キャンプやスキー合宿に行ったり、障害がある方の教室なども手伝っていて、私は自閉症の方のグループを担当していました。こういったボランティア精神に触れることで、将来の職業も人のためになることを自然と望むようになっていったのです。そこで4年生の時にゼミの教授に相談したところ、医学部の受験を応援してくれました。大学に籍を置いたまま、全寮制の医師薬系受験専門塾に入って医学部を受験し、医学部に入り直したのです。当時私が入った寮は30人ほどの人数で、年齢のこともあって寮長を務めたりしたのは良い思い出ですね。

それだけ、医学への思いの強さを感じます。

医師として医療のスキルを持っているのは当たり前のこと。それ以上に、人を相手にしているということが大事な点です。ボランティア精神は常に忘れぬよう、自戒しています。相手のために最良の方法を探り、最大限の努力を惜しみません。それをまた喜んでいただけるのが医療ですが、それは私の生きがいでもあります。苦労したとしても、2倍3倍に良いものとなって返ってくるようで、医師は天職だったと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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患者さんとお話しする時間を大切にして診療を行っていきたいですね。人それぞれに悩んでおられることがあると思いますから、必ずしも病気のことでなく、診察室で世間話をしていかれてもいいと思います。今までの経験でも、来るたびに同じお話を繰り返される方もいました。それでもやはり、「お話できて安心しました」などとニッコリと笑って帰っていかれることがあれば、良かったと感じます。医師としては病気を治すことはもちろん大事ですが、その手前のもやもやとした不安や心配事を受け止めて差し上げることも大切な役割です。そのためにも、話をして、安心感をもっていただければ幸いですね。当院では内科診療にプラスして呼吸器の専門性を生かし、地域に根差した医療を行っていきます。かかりつけ医としてぜひ頼っていただければうれしいですね。

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