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安藤 直子 院長の独自取材記事

なおこレディースクリニック

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2020/04/01

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ブルーラインのセンター南駅から徒歩3分の「なおこレディースクリニック」は、地域の女性たちが女性特有の悩みを気軽に相談できるような、アットホームな産婦人科クリニックだ。受診しにくいイメージのつきまとう産婦人科だが、安藤直子院長のもとには親子3世代で通う人などもおり、幅広い世代の女性が訪れている。長く大学病院で勤務し、現在も昭和大学横浜市北部病院で兼任講師を務める安藤院長が行うのは、患者の話をゆっくりと聞く丁寧な診療。「年齢ごとに違う女性の体の悩み。大丈夫ですよと声をかけると安心して帰る人もいます」と優しくほほ笑む安藤院長に、日々の診療や患者への思いなどを聞いた。
(取材日2019年11月21日)

大学病院での経験を生かし、幅広い世代の女性を診療

初めに、この地域で開業された理由を教えてください。

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2004年から開業する2016年まで昭和大学横浜市北部病院で勤務。現在も兼任講師として勤めているために土地勘もなじみがあることと、病気が見つかったときには地域の医療機関に適切にご紹介できると思い、ここで開業しました。勤務医時代にはこの地域にお住まいの方の出産に何度も立ち会いましたが、先日初めて、私が立ち会ったお産で生まれたお嬢さんがお母さんと一緒にクリニックを受診してくださいました。医師は転勤が多いので意外とそのような機会は少ないのですが、私は比較的長く横浜にいたこともあり、「この子があの時の子です」と訪ねてくださって。出産に立ち会った患者さんは医師と患者というよりも同志のような感覚ですので、「そうかあ、あの時の」としみじみ思いましたね。もちろん、受診の必要がないのが一番なのですが、このような出来事は産婦人科医師冥利につきます。

どのような年齢の患者が受診していますか?

実は、私も驚いているのですが、年齢層はかなり広く、80代、50代20代の親子3世代で受診してくださっている方もいて、80代の患者さんから「娘も孫もよろしくね」と言われました(笑)。その他、学生の月経に関する相談、妊婦さんなどあらゆる世代の方に来ていただいています。女性特有の体の悩みは年齢とともに変化していきます。若い時には若い時の悩みが、年を重ねればまた違った悩みが出てきます。その中には病気ではないこともたくさんあって、「大丈夫、心配ないですよ」とお声かけすると安心して帰られる方もいます。婦人科は受診しづらいと思われる方も多いので、少しでもハードルを下げ、気軽に来ていただけるように、院内はリラックスできるインテリアで統一し、プライバシーを守る工夫もしています。

院内設備でこだわった点はどういったところですか?

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まずリラックスしてお話をしていただけるように、診察室の椅子は、やわらかい背もたれがあるゆったりと腰掛けていただけるタイプのものにしました。また、プライバシーに配慮して、診察や会計の際にはお名前でお呼びせずモニターに受付番号を表示しています。リラックスできる空間やプライバシーにこだわったのは、これまで何度となく、「婦人科を受診したけれど、本当は行きたくなかった」、「痛かった」、「話をした時に恥ずかしかった」という患者さんの声を耳にしたことがあるからです。そういったお気持ちにさせないようにできる限りの配慮をしています。次の受診が嫌になってしまうと、病気に気づかず長く放置してしまうことも。症状はあったけれど行きづらかったということがなくなるように努めています。

親子で受診する患者も。ゆっくり話す丁寧な診療を

診療での特徴はどのようなことが挙げられますか?

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妊婦健診では4Dエコーを使用しています。赤ちゃんの病気を見つけるためというよりは、妊娠しておなかの中に赤ちゃんがいるということをご夫婦や上のお子さん、おじいちゃん、おばあちゃん家族みんなで実感していただくためです。一緒に動画を見ていただくことで、妊娠がすごく幸せなものなんだということを共有し、赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにして幸せに過ごしていただきたいですね。また、大学病院に長く勤務していた経験を生かして、外科的治療も行っています。合併症がない方であれば日帰りで子宮鏡下ポリープ切除術が可能です。先端機器を用いた方法で体への負担にも配慮しており、お仕事や子育てで入院が難しい方にも治療を受けていただけます。

学生さんからのご相談も多いそうですね。

そうですね。生理のお悩みで受験前の中学生のお嬢さんがお母さんと一緒に受診されることがあります。実際に薬を処方するかどうかはお話を聞いてからになりますが、親御さんとお嬢さんとの間でそういったことが話題になり、一緒に話をしに来ていただけるというのはとても良いことだと思います。その時期のお嬢さんは思春期の多感な時期で、お母さんともそういった話題は避けたいと思うもの。最初は、「お母さん、なんでこんな所に連れて来たの」という表情のお嬢さんも、ここで一緒にお話をしているうちに、「いいこと教えてくれたね」と親子で悩みを乗り越えたという感じで仲良く帰っていかれることもあります。われわれの頃とは違うなと時代の流れを感じつつ、医師としてお手伝いすることで、産婦人科を身近に感じてくださればとてもうれしいです。

患者とのコミュニケーションではどのようなことを心がけていますか?

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最初は、私が話をするというよりは聞き手に回るようにしています。まずは問診票にご記入いただき、その後、看護師がお話をさせていただき、最後に私の診察となるので、慣れるまでは聞かれることが多いなと思われるかもしれません。そのように診察前に丁寧に段階を踏んでお話をしていくと、医師には言いづらいことも問診票にご記入いただいたり、看護師にお話ししていただいたりすることで私のもとに伝わりますし、患者さんご自身もそういえばそんな症状があるかも、これが一番つらいかもと、受診の理由を整理していただくことができると思います。中には、診察せずにお話だけして帰られる人もいらっしゃいますね。何も問題がなければ安心して帰っていただき、病気が見つかれば適切な治療をする、それがクリニックの役目だと思います。

身構えることなく足を運べるクリニックに

先生が医師という職業をめざしたきっかけは何でしたか?

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子どもの頃、家から歩いて5分くらいの所におじいちゃんの先生の診療所があり、体調を崩すとそこでいつも診てもらっていました。今でいうホームドクターですね。そこにはいつもたくさんの患者さんがいらっしゃったのですが、診察室を出てくると皆さん元気になっているように見えるんです。小さい頃の記憶なので曖昧なのですが、つらくて行くのに帰る頃には元気になっている。それがすごいなと思ったことがこの道に進んだきっかけでした。産婦人科を選んだのは、女性であることを生かしたかったのと外科系の手術をしたかったからです。当時産婦人科も他の外科系と同じように男性の医師が中心だったため、女性でやっていけるか不安もありましたが、女性の先輩医師が生き生きと働いている姿を見てここならやっていけると思い、産婦人科を選びました。

診療がお休みの日はどのように過ごしていますか?

休診日もクリニックに来て診療の予習をすることが多いですね。予約制で診療しているので、患者さんとお話をする前に、どんな内容で受診されるのかの確認やこれまでのカルテのチェックをしています。診療中、電子カルテに向かっていると患者さんとお話ができないので、あらかじめカルテに記入できることは記入するなど、木曜日には月火水の患者さんの、日曜日には金土の患者さんの予習をしています。普段の休診日はこんな感じですが、ちょっと長めのお休みが取れたときは、旅行に出かけるなどして、リフレッシュしています。

最後に今後の展望についてお話しください。

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今、若い女性に増えている婦人科の病気も多いので、早期に病気を見つけるためにも若いうちから抵抗なく受診できるクリニックにしていきたいと考えています。たくさんの情報があふれている中、受診のハードルが上がってしまうと、どんどん受診しづらくなってしまいますから、受診しやすい雰囲気や環境をつくっていくことで、「なんだかわからないけれど行きにくい」という産婦人科のイメージを払拭していきたいですね。この地域にお住まいの方は、病気や健康への意識が高い方が多いと感じています。何かおかしいなと思うことがあれば気軽にお越しください。身構えることなく受診することが、病気を早く見つけ健康でいることへの最初のステップです。

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