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青山 さつき 院長の独自取材記事

あおやま眼科

(寝屋川市/萱島駅)

最終更新日:2019/08/29

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京阪本線・萱島駅の西改札口を出て、桜並木が連なる水路に沿って数分歩くと、「あおやま眼科」の愛らしい外観が見えてくる。「顔が父とそっくり!と、患者さんに笑われるんです」とにこやかに語るのは、院長の青山さつき先生。大学病院などでの勤務を経て、2001年に父の医院の隣で開業、地域住民の目の健康を見守ってきた。女性らしいこまやかなアプローチと気遣いで、さまざまな世代の眼科疾患に対応する。また、高齢患者の増加に合わせて在宅診療にも力を入れており、治療機器を積んだ自転車で患者宅を訪れるとのこと。自治体による疾患啓発活動にも積極的に関わっている。明るく親しみやすい雰囲気で会話を進める姿にふれ、女性医師ならではの診療の良さが感じられる取材になった。
(取材日2018年4月19日)

乳幼児から高齢者まで、地域の目のかかりつけ医

落ち着いた住宅街にあるクリニックですね。

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ここ南水苑町は50年ほど前に開発された住宅地です。春になると水路沿いの桜が一斉に咲いて、それはもうきれいなんですよ。耳鼻咽喉科の医師であった私の父もこの場所が気に入って自宅と「青山医院」を構え、今は私の弟が診療を継いでいます。私も2001年にこちらへ戻り開業したので、ずっと家族ぐるみで地域の医療に関わってきました。高血圧症や糖尿病などの内科疾患は網膜症を引き起こすことがあり、逆に、眼科の検診で糖尿病が疑われるケースもありますので、「青山医院」とは常に連携を取っていますね。患者さんもわが家と同じように、昔からお住まいの方やそのお子さん、お孫さん世代と、さまざまな年代の方が受診されています。ご高齢の方も皆お元気で、最近では100歳を超えた方が受診されましたし、90代の方も多いですね。一家で受診されている方も多いので、カルテには「〇〇さんのおばあちゃん」などと書き込むようにしているんですよ。

診療内容について教えてください。

乳幼児では目やに、結膜炎などの流行性疾患が多く、斜視や弱視などのご相談もあります。小学生以降は視力低下、中高生では部活動や体育の授業で目にけがをして受診する方をよく診ますね。高校生になるとコンタクトレンズの処方を希望する方が増えます。最近若い女性に多い、まつげエクステンションによるまぶたの荒れにも対応しています。働き盛りの中高年層は、自治体や会社の健康診断で内科的な病気や緑内障を気にして受診され、団塊世代より上になると、白内障や加齢黄斑変性症も増えてきます。このように幅広い世代、症状の診療に対応しています。

最近気になる症状や、力を入れている診療はありますか?

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子どもの視力低下は、ゲームが大きな要因になります。目の疲れや視力低下だけでなく、手元の焦点が合わない、頭痛がするという子が10歳前後でもいます。このままゲームを続ければ日常生活や勉強に支障を来すことをはっきり伝え、目の緊張を取る機器や点眼薬で治療を続けます。ゲームは禁止にしたいところですが、隠れてでもしたいでしょうから「30分だけね」と約束しています。治療効果が実感できれば、子どもも治療に真剣に取り組んでくれますよ。また大人もスマートフォンやパソコンを日常的に使うため、ドライアイのご相談は常にありますので、新しい情報や治療法を学び対応できるようにしています。投薬治療に加え、涙を目の表面にとどめるための涙点プラグも種類を常時そろえて、適切な処置がすぐにできるようにしています。

患者からの喜びの言葉が日々の励みに

訪問診療もされているそうですね。

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開業して17年目になると、通院が難しい高齢の患者さんも増えてきました。ですから、ご要望があればご自宅へでも施設ヘも伺います。最近では往診用の治療機器が高性能でコンパクトになったので、自転車へ積んで1人で行けるのですよ。往診では結膜炎やドライアイ、そしてご高齢の方では白内障、緑内障、眼底疾患などを診ることが多いですね。ただ、現時点では持ち運びできる視力検査計がないので、眼鏡の処方はしていません。私が大学病院に勤務していた頃は、他科への往診を日常的に行っていましたので、開業してからも往診は自分の中で当たり前のことでした。ですが患者さんやご家族は、眼科の医師が往診するとは思っていないので、訪問すると非常に喜ばれますし、感謝してくださいます。

院内の雰囲気づくりで意識されていることはありますか?

温かく明るく、女性らしさのある院内にしたいと思っています。待合室は医療の雰囲気がない過ごしやすい空間にしたかったので、デザインや内装にこだわったり、ステンドグラス風の明り取り窓をはめ込んだりしました。そして患者さんに対しては、「自分の家族や友人であったらどうするか」という視点を持ち、必要なことはきちんとお話ししますが、対等な目線で診療を進めるよう心がけています。診察しながらパソコン入力はせず、患者さんとしっかり向き合ってお話しし、「お大事になさってくださいね」と退室を見送ります。スタッフも私の姿を見て学んでくれていますし、長く勤務している地元のスタッフが多いので、患者さんとの会話も弾んでいます。そうそう、元客室乗務員の方を招いて、みんなで接遇のトレーニングを受けたこともあるんですよ。

女性ならではの取り組みですね、では先生はなぜ医師を志したのですか?

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子どもの頃から人と話をしたりするのが好きで、私たちの世代らしく客室乗務員が憧れの職業でした。だけど身長が足りなかったんですね、そこで手に職をつけたいと思うようになりました。私は父の勤務先で生まれたのですが、私を取り上げてくださった産婦人科の先生が、非常に格好の良い女性医師でした。また、高校生の時に初めてコンタクトレンズを処方してもらったのもすてきな女性医師で、お二人とも美しく凛とした方でした。もちろん父の姿もずっと見てきましたので、医師をめざそうと決心。身内にも女性医師がいたせいか、父は反対することなく、逆に背中を押してくれましたし、女性が働きやすい領域として眼科を勧めてくれました。

健康の悩みを気軽に相談してもらえる場に

医師としてやりがいを感じるのはどのようなときですか?

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研修医になって最初に担当したのが白内障の患者さんでした。指導に従って、日に何度もベッドサイドに足を運んでいたら、退院される日に「先生も疲れているでしょう」とヒーリングのCDをいただいて、その心遣いがうれしかった。今も、落ち込んだり疲れたりしていても、患者さんから感謝されて元気をいただくことが多いですね。特に、 白内障や緑内障があり紹介先の医療機関で手術を受けた患者さんから「おかげさまでよくなりました」と言われると、私が直接手術をしたわけではないだけに、こちらもありがたい気持ちになります。そして、日頃からの先生方とのつながりを大事にしたいと思いますし、勉強会や講習会ヘ積極的に出かけるモチベーションになりますね。医師という仕事を通じてさまざまな年代、立場の方と知り合えるのは楽しいことですし、日々勉強になっています。

お忙しい毎日ですが、リフレッシュ方法を教えてください。

医師になって5年目に始めたゴルフです。当初は医師会のつながりや両親の影響もあって始めました。子育てがひと段落するにつれて友人たちも始めるようになり、今では「ゴルフ女子会」を楽しんでいます。おしゃべりしながら、時にはお菓子を食べながらのラウンドはあっという間で、気分転換になります。また、87歳になる父もプレーを続けていますので、弟と3人で回ることもあります。その他、合唱や旅行など、誘われればなるべく断らず参加したいと思っていますね。最近では、健康づくりも兼ねて、目の前の水路沿いを週1回程度走っています。目立たないようにしてはいるんですが、患者さんに声をかけられることもありますよ。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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何よりも在宅診療の普及ですね。お困りの患者さんは多いので、内科の先生方とも連携しながら進めていきたいです。そして、何でも相談してもらえる医院にしていきたい。今も、「年とともにまぶたが下がってきて気になるんです」といった、女性ならではの相談は多いのですが、眼科領域にとどまらず、そして男女問わず健康の悩み全般を相談してもらえるような、オープンな雰囲気を大事にしたいと考えています。かかりつけ医は内科という場合が多いと思いますが、眼科であってもぜひ、気軽に声をかけていただければと思います。

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