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鎌田 洋一 院長の独自取材記事

K’sデンタルクリニック

(海老名市/海老名駅)

最終更新日:2019/08/29

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海老名駅東口から徒歩3分。県道40号線沿いのクリニックモールに、「K’sデンタルクリニック」がある。2018年3月に開院したばかりで、予防歯科に力を入れており、歯を傷めずに歯石とばい菌を取り除く先進のクリーニング機器を導入している。鎌田洋一院長は、15年近く前から予防の大切さを重視し、患者に、虫歯になる原因や、虫歯を再発させないためにはどうしたら良いかを説明し続けてきた。「患者の意識に、予防についての知識がしっかり残るように」とカウンセリングルームをつくり、集中しやすい環境で話をするように努めている。「僕の治療を受けるのではなく、歯のクリーニングをすればいいだけの、虫歯がない人ばかりになるのが理想」と語る鎌田院長に話を聞いた。
(取材日2018年3月26日)

先進のクリーニング機器を導入し予防の精度を上げる

海老名で開業した経緯を教えてください。

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大学の先輩が、ここで歯科医院を開業していたんです。先輩の体調が悪くなって続けられなくなり、やらないかと声をかけていただいたんですよ。この建物自体が医療モールで、小児科や産婦人科、整形外科などがあります。僕が一番やりたいのは予防歯科なんです。僕のクリニックに来た患者さんだけでなく家族全員、親御さん、これからお母さんになる世代の人たち、生まれくる赤ちゃんにも「どうやって虫歯に感染するのを防ぐか」というのを伝えていきたいと考えていました。幅広い世代が来るこのモールは、予防の大切さを多くの人に伝えやすい、理想的な場所です。内装もとてもきれいなので、一部補修はしましたが、ほぼそのままです。ただ、診療用の椅子や診療道具などは入れ替えました。

新しく先生が入れた器具でこだわっているポイントはありますか?

こだわったポイントは3つあります。1つ目は滅菌です。患者さんのお口の中に入れるものなので、しっかり滅菌したい。そのため、高水準の滅菌の機械を導入しています。2つ目は、治療の時に視野を拡大できる拡大鏡と歯科用マイクロスコープを導入し、必要があれば拡大して精密な治療が行えるようにしています。3つ目は、予防の精度を上げるため、新型のクリーニングの機械を導入しました。歯周病も虫歯もばい菌が原因。その原因を取っていくのに適した機械です。歯石を砕いて取る超音波は、硬いものは取れますが、ネバネバしたものは取れません。口の中には、ばい菌が混じったネバネバしたものが付着していますので、この機械を使い、アミノ酸の粉末と水を吹き付けてそれらを取り去ります。歯は一切傷めず、歯茎の中もきれいにできるんですよ。

どのような悩みを持った患者さんが来院されていますか?

患者さんの層は、お子さんとそのお母さん、ご高齢の方が多いです。そして、患者さんの7割が予防やクリーニングを希望されています。僕が一番力を入れているのは予防です。ホームページにもその旨を書いていますし、内覧会でも予防をアピールしたためかもしれませんが、患者さんに予防についての話をすると「ホームページを見ました」と言っていただけることも多いんですよ。

予防に力を入れるようになったきっかけを教えてください。

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予防歯科でとても有名な山形県の先生が、15年以上前に初めて東京でセミナーを開催したのです。それまでは、大学を卒業して数年たち、いろいろなことができるようになってうれしいのに、何か釈然としませんでした。しかしセミナーで、僕が今までやっていた診療は「対処しかしていない、解決していない」という話を聞き、目からうろこが落ちました。もちろん虫歯の治療も大事ですが、どうすれば虫歯が再発しないかということをしなければ、本当の治療ではないんです。ちゃんと虫歯の原因にも目を向けていかなければいけない、そうでなければただの自己満足なのだと知りました。そこから予防に目を向けるようになったんです。

虫歯になる原因を知り、行動を変えてほしい

こちらの歯科で行う予防歯科は、どんな内容ですか?

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まず、現状を知っていただきます。皆さん、自分の口の中には、これから病気になるリスクがたくさん隠れているということを知りません。その部分を伝えることから始めます。しかし、現在当院に来られる患者さんは、リスクをよくご存知で、健康に関する意識が高い方ばかりなので(笑)、そこには時間をあまりかけず、気をつける部分を指導して、クリーニングし、様子を見ることが多いです。リスクについてご存知ない方には、虫歯になった原因や、その原因を取るための方法をお伝えします。「なぜこうなったのか、このままにしておくとどんなデメリットがあるのか」を知ってもらわないと、人間の行動は変わらないので、説明をして理解していただくこと、納得していただくことを大切にしています。

理解していただくために、工夫されていることはありますか?

お口の中を簡単に撮影できる口腔内カメラを使います。話だけ聞いてもイメージできないじゃないですか。そのため、口腔内カメラでお口の中を映像として見てもらいます。次に、カウンセリングルームに移動してお口の中の状態やこうなった原因などについて、お話を聞いていただきます。治療用の椅子に座って話を聞いても、この後に治療が待っているという思いがあるので、あまり頭に残らないんですよ。少しでも記憶に残る環境をつくって話をしたいと思い、カウンセリングルームを設けました。

診察の際に心がけていることを教えてください。

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なるべく痛くしないことと、原因を考えながら対処するということです。緊急ではない患者さんには、今の状態になった原因をお伝えし、原因を取り除くために、まずはクリーニングをしていただきます。その後で虫歯の治療に入るんです。もちろん、緊急の患者さんや早く治したい理由がある方は先に治療しますが、ばい菌を残したまま治療をするので、再発するリスクが高くなることはお伝えします。再発させないことが一番大切。できれば、僕の治療を受けてほしくはないんです。歯科衛生士とだけ仲良くしていてほしい。それが最終目標です。

歯科衛生士が輝けるクリニックにしたい

印象に残っている患者さんのエピソードはありますか?

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歯科医院が嫌で大泣きしながら来た子どもがいるんです。その子が、最終的には「来るのが楽しい」と言ってくれて、虫歯を全部治し、定期検診に来るまでになってくれたのがとてもうれしかったですね。最初の1ヵ月は椅子にすら座れなかったんです。そのため、ここは怖いところじゃないと理解してくれるまで待ち、治療内容もすべて子どもに説明して「痛くしないからね」と約束し、納得してもらってから治療していました。本当に、仲良くなって友達になる感覚で接していました。

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

子どもの頃は大工さんなどの技術職に憧れていて、高校も技術系に進みました。しかし高校3年生になり、推薦枠が取れる大学の学部を見たとき、その先にある職業がピンとこなかったんです。「人の役に立てる仕事」「技術職」として働きたい、と考えた時に「歯科医師がいい」と思いました。うちは親が母親だけだったので、苦労をかけたんです。土下座して歯科医師をめざしたいことを伝えたら唖然としていたけれど、応援してくれました。母には足を向けて寝られないです。

将来の展望や希望を聞かせてください。

地域の人々に予防の大切さをもっと知ってもらい、歯科医院の活用方法を変えていってほしい。そのための意識改革ができたら良いと思っています。現在、お口の中をクリーニングしないとさまざまな病気のリスクが上がることがわかっています。その部分も知っていただきたいですね。また、歯科衛生士は歯科医師の助手のように思われていますが、そうではありません。衛生士が虫歯を予防しているのです。すごい職業なんですよ。ですので、歯科衛生士が主役のクリニックにしていきたいと考えています。やりがいを感じ楽しみながら仕事をしてほしい、衛生士さんを輝かせたいです。

読者へのメッセージをお願いします。

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歯科医院から足が遠のいている人は、歯科医院に行くところから始めましょう。そして、今の自分の状況を知ってください。ご自身の体に興味を持ち、今の状態は本当に問題ないのか、健康なのかということを調べてほしい。不健康であれば、それを治す何かのアクションを起こしてほしいと思います。また、最近当院でアプリケーションを導入しました。歯科アプリ一つで予約から受付、受診、お知らせ確認までできます。こちらもぜひ活用いただきたいですね。

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