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志内 隼人 院長の独自取材記事

しうちプライマリ・ケアクリニック

(八尾市/志紀駅)

最終更新日:2021/12/24

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大和路線の志紀駅より北へ徒歩14分、住宅街の一角にたたずむ「しうちプライマリ・ケアクリニック」。すぐ目の前には子どもたちがにぎやかに遊ぶ公園もあり、小さな子どもから高齢者まで幅広い世代の患者から親しまれているクリニックだ。院長の志内隼人先生は、長年救急医療を専門に研鑽を積んできた経験豊富な医師。これまで培った知識と技術を糧に、地域に根差した診療に取り組んでいる。今回、プライマリケアに力を注ぐ志内院長に、診療方針や患者層、医師を志した理由など、豊富な話題でたっぷりと語ってもらった。

(取材日2021年12月15日)

専門に特化せず、何でも困ったときに相談できる存在に

内科に加えて、救急科を標榜するクリニックは珍しいですよね。

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そうなんです。僕は長年救急医療に携わってきましたので、開業するにあたって救急科も標榜科に入れました。風邪や腹痛など日常的な症状から緊急性を要する症状まで、幅広く診ていきたいなと。内科・外科を問わず、診療時間内は救急車の受け入れも行っています。実際に、当院にはさまざまな症状の患者さんがいらっしゃいますよ。クリニック名にもあるように「プライマリケア」つまり一次医療に力を入れていますので、受診するかどうか迷ったり、どこの診療科に行けば良いかわからなかったりする場合は、当院をご活用いただけるとうれしいですね。

医療設備も充実していると伺いました。

患者さんの負担を少なくするために、CTやエックス線検査装置は低被ばくのものを導入しています。特にCTに関しては、救急科を標榜するからには必ず備えたいなと思いました。また、救急搬送されてきた患者さん用の初診室には、心電図や酸素量・血圧のモニター、一般の診察室には超音波診断装置などを設置しています。エレベーターにはストレッチャーも乗せることができますし、他にも、車いすのまま入れるバリアフリーのトイレには、緊急の呼び出しボタンを複数設置したり、洗面台からは通年お湯が出るようにしたり。患者さんからも好評ですよ。

力を入れている分野などはありますか?

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あえてありません。アピールポイントをつくると、その患者さんだけが集中してしまいますので。当院は地域の方々に安心して暮らしていただけるように、常に敷居を低くしておきたいと考えています。正直なところ、一度限りの診療で終わってしまってもいいんです。とりあえずの対応でも、患者さんにとって適切な診断・治療を行うことができたらいいなと。もちろん、継続的に診ている患者さんも多くいますが。地域の方々にとって、いつでも頼れる心強い存在であり続けることが目標です。ちなみに、この近辺は昔から暮らすご高齢の世代も、新しく引っ越してきた若い世代も住んでいますので、患者さんの年齢層も幅広いです。中には、3世代、4世代で通っていただくケースもあります。開業時に想定していたよりも子どもの患者さんも多く、最近では3ヵ月の赤ちゃんを連れて来られた方もいました。今後も幅広く診療を続けていきたいですね。

チームワークを大切に、それぞれが患者に向き合う

診療で心がけていることを教えてください。

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老若男女問わず、対応を変えないように努めています。例えば、初めて会ったおばあちゃんに親しみを込めて話しかける方もいますが、場合によっては失礼にあたるのではないかなと。ご高齢でも小学生でも、相手により言葉や態度を変えず、同じように接していきたいなと考えています。また、まずは患者さんの意見やご要望などにしっかり耳を傾けた上で、医療用語は使わず、わかりやすい言葉で説明するようにも心がけています。それと長年救急医療に携わってきましたので、患者さんの診察室に入ってくる歩き方なども確認し、些細な異変がないかもチェックするようにしています。

院内はカラフルでかわいらしい雰囲気ですが、これも先生のアイデアですか?

当院の目の前には大きな公園がありますが、開業当初は空き地だったんですね。ただ将来的に公園ができるという話は聞いていましたので、当院も公園や山小屋のようにたくさんの人たちが集まれる雰囲気にしたいなと。それでれんが造りの外観に、白と木目とパステルカラーを基調とした内装で温かい雰囲気づくりを意識しました。また、院内にはさまざまな飾りなどがありますが、これらは看護師たちがやってくれています。みんな好きみたいで、気がついたらやってくれているので、助かっています。

スタッフが自主的に取り組まれているのですね。

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そうなんです。当院ではスタッフ一人ひとりの個性を大切にしていますので、細かいことは言わないようにしています。クリニックによっては方針やコンセプトを定めた上でスタッフ教育に取り組むところもありますが、僕自身がガチガチにされるのは嫌いですので(笑)。みんながやりたいようにやればいいかなと。当院では僕の診察前に、待合室で看護師がトリアージを行うんですね。まず最初に患者さんの状況を確認するのが看護師なんです。看護師だけでなく、事務スタッフのみんなも頑張ってやってくれているおかげで、スタッフと患者さんとの距離も近いのかなと感じています。ちなみに、事務長と看護師長とは勤務医時代からの付き合いなので、特に信頼関係もしっかり築けていますよ。普段は恥ずかしくて言えませんが、僕にとっては何よりもスタッフたちが一番大切です。

病気かどうか迷うならば、まずは受診を

ところで、先生が医師をめざした理由をお聞かせください。

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幼い頃から、漠然と医師に憧れていました。特に何でも診ることができるような町医者ってなんだかいいなと。その思いを大学受験までキープしていましたので、そのまま医師になりました。また、医師の中でも町医者が好きでしたので、初めから将来的には開業することも決めていました。大学卒業後は長く八尾徳洲会総合病院に勤めていたのですが、そこで専門に選んだのが救急医療だったんです。医師として何でもやりたかったので、同院で何でも経験できるのが救急医療でした。実際に、内科・外科問わず、幅広い経験を積むことができたと思っています。

これまで印象的だった患者さんとのエピソードなどはありますか。

看取りを対応させていただいた方々は忘れられません。往診で通い続けていた患者さんはもちろん、ずっと元気に通院されていた方が最期には在宅で亡くなり、その確認に行くこともあります。これも町医者の使命だなと。勉強させていただいています。また、話は変わりますが、先日3ヵ月の赤ちゃんを連れて来られたお母さんも印象的でしたね。当院ができた頃には生まれていない子ですし、これからどのように育っていくんだろうかなんて考えていました。みんなそれぞれ違いますし、いろいろな出会いがある仕事ですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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「なんとなく調子が悪い」や「これは病院に行くべきだろうか」など、最初の受診をためらってしまう方も少なくないのではないでしょうか。当院はそのような方々のために存在するクリニックです。迷い続けるよりは、まずは受診して何もなければ気が楽になりますし、必要ならば治療を受けることができます。困ったことがあれば、気軽に受診していただけるとありがたいです。必要に応じて、提携先の病院なども迅速に紹介させていただきます。また、僕は救急医療を専門にしてきましたので、ワクチン接種のアナフィラキシーショックの対応にも強いと自負しています。患者さんの安心にもつながるかなと。これからも地域の患者さん一人ひとりにしっかり寄り添っていきたいと思いますので、ぜひ当院をご活用ください。

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