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高木 健太郎 院長の独自取材記事

たかぎ整形外科・皮フ科

(春日井市/春日井駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR春日井駅から車で5分ほどの場所にある「たかぎ整形外科・皮フ科」。院内はダークブラウンの木目調の受付カウンターに向かって右が皮膚科、左が整形外科となり、待合室はベージュを基調とした落ち着いた色調でゆったりとした雰囲気だ。キッズコーナーも設置され親子連れへの心配りも感じる。院長の高木健太郎先生が整形外科を担当し、高木院長の妻である副院長が皮膚科を担当。祖父母が整形外科、孫が皮膚科と家族で通院する患者も多い。健太郎先生は患者との対話を大切にし、年配の患者には体の機能の衰え防止を呼びかけ、スポーツ外傷の多い若い年代の患者には治療中の練習メニューのアドバイスや、時には進路についての相談に乗ることもあるのだとか。患者と深く関わりながらの先を見据えた診療について聞いた。
(取材日2018年4月19日)

患者とスタッフの信頼関係がつくりだす和やかな雰囲気

医師になろうと思ったきっかけ、整形外科を専攻された理由を教えてください。

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父と2人の祖父が歯科医師だったこともあり、中学生までは歯科医師になろうと思っていたんです。高校生になると周囲に医学部志向が多かったこともあり、そちらにも目を向けるようになりました。親からは歯科医師になる必要も後を継ぐ必要もない、卒業までの面倒は見るから好きな仕事に就けばいいと言ってもらえ、自由に考えさせてもらいました。そんな中で、いろいろなことに興味を向け、最終的には医学部で全身について学んでいくことでより幅広い知識と経験が得られるのではないかとの思いから医学部へと進学しました。整形外科を専攻したのは性格的に合っているなと思ったからですね。手術をした後にレントゲンを撮るとうまい下手がすぐわかるんです。そういうわかりやすさというかはっきりした感じが僕には合っていると思ったし、もう一度研修医に戻って考え直してもやはり整形外科を選ぶと思います。

こちらに開業されたのはなぜでしょう。

医師をめざした頃からいずれは開業して個人でやっていきたいという思いがあったんですね。医師として病院勤務をしていく中で、大学院で専門性を極めるか開業するか選択する時期を迎えた時に開業を決心し、場所を探し始めた時に、この場所を見つけまして。ここはもともと整形外科があって、その先生が医院を閉められた後をリニューアルして開院しました。この辺りはお年寄りも多くて整形外科を必要とされている地域でもあったので、開院後は順調に軌道に乗りました。開院するにあたってあらゆる面で助言してくださる先輩がいて、今でもいろいろ教えてもらっています。常に心がけているのは患者さんにわかりやすく説明することですね。

スタッフさんと患者さんとのやりとりが和やかでほほ笑ましく感じました。

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整形外科ということもあって通院間隔が短く、中には毎日通われている方もいらっしゃいます。顔を合わせることが多いわけですから、お互いに慣れて自然と親しくなりますよね。理学療法士、看護師、事務、総勢20名ほどのスタッフがいますが、長く勤務している人も多いので患者さんも安心感があると思います。技術的にも信頼できますし、患者さんとのコミュニケーションもうまく取れているので、僕はほとんど口出しせず安心して任せています。当院は予約制ではないのですが、スタッフがうまく対応してくれるので回転が速く、来院人数の割には完了までのお時間がそこまで長くないと思いますよ。ただ、患者さんもテキパキと済ませてしまいたい方とじっくり話を聞いてほしい方といらっしゃるので、混み具合を気にしながら対応しています。

患者の将来を考えた治療やアドバイス

患者さんとの関係はどんな感じなのでしょうか。

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患者さんから学ぶことって、すごく多いんですね。整形外科の患者さんはお年寄りが多いのですが診察時に趣味や近況など僕らが知らないことをいろいろ教えてくれるんですよ。とても興味深いですし、日々どんなことを感じているかなどを耳にすることができるのは、他の診療で役立つこともあります。例えば90歳の方が体の不調を具体的に話してくれたら、60代70代の方に将来こういった体の不調が起こる可能性が高いから今から予防策を考えましょう、といったように、高齢になった方の経験や実感というのは、僕が勉強したり診察しただけでは得られない説得力があると思います。高齢になっても健脚で元気な人がどういうことをしてきたのか皆さんが教えてくれるのです。そういったことを別の患者さんに還元するような形でお話しすることも。患者さんとの会話は診療のためだけでなく僕にとっての楽しみでもあるんですよ。

お子さんも来院されると思うのですが、気にかけていらっしゃることはありますか。

スポーツ外傷で来院されるお子さんは、例えば今日突き指をしたけど今週末の試合に出られるようにしてほしいという相談は少なくありません。当然早く完治するように治療しますが、治療に必要な時間を短くすることは無理です。ただ、大事なのはその治療期間に何をするかだと思うんです。突き指であれば走ったり腹筋したりして体を鍛えればいい。プロスポーツ選手がケガをした時に何をしているか、そういったことを子どもたちに説明して痛めたところを使わないトレーニングをすることのメリットを伝えます。子どもたちには長くスポーツを続けてもらいたいので、ケガをしたときに何を考えて何をするのか、モチベーションを下げないように心がけて話していますよ。

先生のアドバイスを聞いてトレーニングをするお子さんは多いのでしょうね。

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そうですね。ちなみに当院ではテーピングを一切やらないんです。テーピングって、いわば“ごまかし”なんですね。例えば捻挫した翌日に甲子園の決勝があるとすれば、テーピングでガチガチに固めてでも出場できるようにしますよ。それは、出るのと出ないのとでは彼らのキャリアに大きな違いが生じるような試合だからです。でも、そうでない限りは治療優先で考えねばならないと思うんです。テーピングでごまかして試合に出たことで悪化することだってありますからね。普段の練習や試合はできなくても他にできることがあるということを提示してあげることでケガも早く治りますし、治療中でも気持ちが前向きになれると思います。時には治療から離れて進路についてアドバイスすることもあります。これは親御さんから求められることのほうが多いですけどね。

気軽に何でも相談できるクリニックでありたい

入口に甲子園の記事が貼ってありますね。

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あれは患者さんのお孫さんが新聞に掲載されていたので切り抜いて貼っておいたんです。僕がスポーツ好きで新聞や雑誌などで患者さんのご家族のことが載っているのを見つけると、院内に掲示したり差し上げたりするんです。そうするとすごく喜ばれるんですよ。患者さんの多くがご近所の年配の方なんですが、いつもお孫さんのことを話される患者さんもいらっしゃいますからね。ご家族で通院されている患者さんが多くて、お孫さんたちは皮膚科、おじいちゃんおばあちゃんは整形外科というパターンが多いですね。あとはどなたかの紹介だったり、研修医や勤務医時代の患者さんでここまでわざわざ通ってくださっている方もいらっしゃいます。

日々の健康を大切にする上でのアドバイスはありますか?

まず、医療に正解はありません。例えば、腰の痛い人はこうするといいという特集の本やテレビ番組がありますよね。一番怖いのはメディアの情報をうのみにしてしまうことだと思います。同じ症状でも人それぞれ原因が違ったり、解決方法は違うものです。それを患者さんが自身で正しく判断するのは難しいと思うんですよ。症状によっては命に関わるものもありますから固定観念は持たずにいろんな意見を柔軟に受け入れることが大切です。またそういったことをきちんと説明し、理解して受け入れてもらうこともわれわれ開業医の役割だと思っています。整形外科の医師ではありますが内科の勉強もしてきていますので、治療はできなくてもアドバイスはできますから何でも相談してほしいですね。

どのようなクリニックでありたいですか。

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病気や未病の患者さんが気軽に来てくれるクリニックでありたいですね。未然に防げることは防ぎたいですから。気になることを何でも相談ができる場でありたいとも思っているんです。ご家族の健康状態やお子さんの成長の問題、親御さんの介護の問題とかいろいろな問題や悩みを話せる場所であり、僕の顔を見たらホッとするとか症状が軽くなると感じてもらえるような心の拠り所であることを願っています。

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