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朝倉 麻紀子 院長の独自取材記事

あさくら皮フ科クリニック

(西宮市/甲子園口駅)

最終更新日:2023/02/10

朝倉麻紀子院長 あさくら皮フ科クリニック main

JR神戸線・甲子園口駅南口から歩くこと3分、クリニックビルの2階に「あさくら皮フ科クリニック」はある。日本皮膚科学会皮膚科専門医の朝倉麻紀子院長が「地域の皆さまが健康な肌で心豊かに暮らせるように」との思いで開業。皮膚科・小児皮膚科をメインに、アトピー性皮膚炎・帯状疱疹・湿疹・ニキビからやけどなどの急性疾患まで幅広く対応している。美容皮膚科の診療にも注力し、女性の皮膚科専門医として美容上の肌の悩みにも親身に相談に乗っている。院長をはじめスタッフも優しく丁寧な対応を心がけており、「患者さまが安心できるようなクリニックでありたい」と話す朝倉院長。そんな朝倉院長に日々の診療の様子や患者への思い、皮膚科専門医が行う美容皮膚科の診療について話を聞いた。

(取材日2023年1月13日)

患者の肌の悩みに寄り添い、丁寧な診療をめざす

クリニックを開院したのはいつですか?

朝倉麻紀子院長 あさくら皮フ科クリニック1

2017年に開院し、今年で6年になりました。兵庫医科大学を卒業した後は大学病院の皮膚科を経て、大阪大学医学部附属病院や近畿中央病院、大阪労災病院などで勤務し、その後は美容皮膚科も手がけるクリニックで経験を積みました。特に何かを専門にしていたわけではなく、さまざまなニーズに対応できるよう幅広く皮膚科全般を診てきました。外来をしているとやけど痕やニキビ痕、しみなど肌のトラブルに悩む方が多く、患者さまのニーズを感じたので、一般皮膚科と小児皮膚科だけでなく美容皮膚科も標榜し開院することにしました。

患者層や診療内容についてお聞かせください。

年齢は0歳児から高齢者まで幅広いですね。駅から近いので通学や通勤の帰りに寄っていただきやすいこともあるのか、男性の患者さまも多く男女比はほぼ半々くらいです。細菌や花粉などの外的要因、体質による内的要因、加齢による湿疹、アトピー性皮膚炎、ニキビ、かぶれ、あざ、円形脱毛症・帯状疱疹など、さまざまな患者さまがいらっしゃいます。美容皮膚科の診療では、しみ・ほくろが気になる方や、ニキビ痕、やけど痕、傷痕、むだ毛、男性型脱毛症など、肌に関するお悩みに対応しています。なので、年齢や性別に関わらず、気軽にご相談に来ていただければと思います。

診療をする上で常に心がけていることはありますか?

朝倉麻紀子院長 あさくら皮フ科クリニック2

患者さまが思っていること聞き、悩みや疑問に感じていらっしゃることを解決・改善したいと思っているので、患者さまが話しやすいような話し方・聞き方・接し方を心がけています。皮膚疾患では、かゆみや痛みといった症状ももちろんですが、見た目でもつらい思いをすることが多々あります。また、そのつらい思いは患者さまによってさまざまです。だからこそ改善のためのいい治療につなげられるよう、患者さまが何に悩んで何を一番求めているのかを、しっかりくみ取ることが大切だと考えています。決して私一人で判断することはありません。

さまざまな治療法を用意し、多彩なニーズに対応

ニキビでお悩みの方も多く来院していると聞きました。

朝倉麻紀子院長 あさくら皮フ科クリニック3

やはりニキビで悩まれているのは若い方が多いのですが、成人の方もいらっしゃいます。思春期と成人のニキビは、大きく治療法が違うわけではないのですが、原因や治りにくさなどは違ってきますね。成人のニキビの場合は漢方薬を処方することもあります。外用薬と漢方薬を併用することで、治りにくいニキビの改善や、成人のニキビの原因の一つであるホルモンバランスの調整を図ります。若い方のニキビ治療は基本的に外用剤を使った治療とスキンケア指導をベースにしており、保険診療となります。自由診療でピーリングを希望される方もいらっしゃいますが、保険診療の治療法もあるので、特にこちらから自由診療をお勧めすることはないですね。ニキビに限らず皮膚疾患の治療においては、保険診療と自由診療の治療法の選択肢をいろいろと用意しており、その方の症状に合う治療法をご提案し、患者さまのご意向に沿うかたちで治療を進めるようにしています。

美容皮膚科の診療をする中で皮膚疾患が見つかることもあるのですか?

そういうこともあります。あまり患者さま自身が気にされていないようなしみも、検査をしてみたら皮膚がんであることがわかり、手術が必要となるケースも考えられますので、そのような場合は信頼できる病院をすぐに紹介させていただきます。何らかの皮膚トラブルであっても、美容目的であっても、皮膚科専門医の専門的なアドバイスや治療・診断から、「早期発見・早期治療」につながることもあるので、肌で気になることや悩みがあるときには皮膚科専門医に相談することをお勧めします。

円形脱毛症の治療にも対応されていますね。

朝倉麻紀子院長 あさくら皮フ科クリニック4

円形脱毛症は自己免疫疾患で過剰な免疫反応が起こることで円形や楕円形の脱毛斑が突然生じる病気です。大きさは10円玉くらいの小さなものから大きなものまで複数できることもあり、頭全体や体毛まで脱毛する重度のものもあります。当院での円形脱毛症の治療は、一般的なステロイドの外用薬の治療と、紫外線を当てて免疫の働きを調節する作用を利用したエキシマライト光線療法をベースに、必要に応じて液体窒素冷却療法やステロイド局所注射などを行っています。

普段の生活で気をつけたいスキンケアのポイントはなんですか?

日常的に気をつけていただきたいのは、保湿ですね。肌が乾燥すると肌のバリアが低下するので刺激を受けやすくなり、肌トラブルを起こしやすくなります。湿疹やかぶれ、ニキビにもなりやすくなります。肌が乾燥しがちな高齢の方では、水分や皮脂の分泌の低下によりかゆみが出る老人性皮膚掻痒(そうよう)症なども発症する恐れがあります。保湿剤を使って日々保湿をすることで、肌を守ることにもつながるので、保湿はできるだけしっかりしてもらうよう当院でもアドバイスをしています。あと、肌の健康を維持するためにはビタミンCも大切です。抗酸化作用によって肌のダメージの改善を図る働きもあり、肌の作用だけでなく免疫の向上も期待できます。食事だけで摂取できない場合は、サプリメントなどを利用するといいと思います。

通いやすく相談しやすい、患者が満足できる環境を

院内がきれいなだけでなく配慮があり、ホスピタリティーが高い印象を受けます。

朝倉麻紀子院長 あさくら皮フ科クリニック5

クリニックづくりでこだわったのは、清潔感です。来院された方々に気持ち良く過ごしていただけるよう、院内は明るく優しい色合いでコーディネートしています。また、処置前に必要であればメイクを落としていただけるよう、パウダールームを設けたので、処置前後のメイク落としやメイク直しにご利用いただけます。そして何より、看護師がみんなとても優しく、限られた診療時間では私自身が十分にできない患者さまへのサポートを補ってくれています。患者さまと日常的な会話をして気持ちをほぐしたり、時には悩みを相談されたりすることもあるようです。患者さまにとっては、医師よりも看護師のほうが身近ということもあって、話しやすいみたいですね。そうしたサポートも含めて、看護師たちはみんな温かく患者さまに寄り添ってくれていると思います。

お忙しい日々ですが、どのようにリフレッシュしているのですか?

週に2回くらいですけど、クリニックに来る前にジムに行って30分くらい運動するようにしています。すぐに仕事をしないといけないので、汗をかかない程度に、ですね。休日は、友達とゴルフに行くこともあっていい気分転換になっています。あと親との時間をつくるようにしています。近くに実家があるのですが、忙しいとあえて時間をつくらないとなかなか会えなくなるので、休日には時々母を食事や買い物に誘って出かけるようにしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

朝倉麻紀子院長 あさくら皮フ科クリニック6

皮膚は目に見える臓器ということもあり、症状を予防し悪化させないことが大切です。そのためのスキンケアや生活指導を含め、一人ひとりの皮膚のお悩みに対しての治療とケアをご提案し、少しでも皆さまのつらい思いを軽減したいと思っています。女性ならではのデリケートな肌の悩みにも、同じ女性として共感できる部分もあるので、何か肌のことで気になることや悩みがあるときには、なんでも相談に来ていただければと思います。これからも男性・女性を問わず地域の方々の肌のお悩みに寄り添えるよう、皮膚疾患から美容まで幅広く対応したいと考えていますので、安心して気軽に来院していただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみケア/1万1000円~、ほくろ除去/5500円~、むだ毛の脱毛(1箇所1回)/6600円程度、ピーリング/6600円~、男性型脱毛症薬/8800円程度

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