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山本 篤 院長の独自取材記事

やまもと消化器内視鏡・外科クリニック

(堺市北区/なかもず駅)

最終更新日:2019/08/27

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御堂筋線のなかもず駅、南海高野線の中百舌鳥駅からともに徒歩4分の場所にある2017年7月に開院した「やまもと消化器内視鏡・外科クリニック」。現在では、内視鏡検査を手軽に受けられると、多くの患者が相談に訪れるのだとか。同院では、院長の山本篤先生が検査から処置、手術、そして術後のフォローまでを一貫して担当してくれる。「勤務医時代よりも患者さんに感謝される度合いが増し、それがとてもうれしいですね」と爽やかに語る山本院長。内視鏡検査の専門家として歩んできた院長に、クリニックの方針や内視鏡検査のメリットなど、じっくりと話を聞いた。
(取材日2018年5月7日)

朝食を食べていなければ、その日に検査が可能なことも

まずは、どのような思いから医師をめざされたのでしょうか?

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幼いころから、物の仕組みを調べるのが大好きな子どもだったんです。成長するにつれ、「人の体の構造はどうなっているんだろう、それを知るには医師になるのがいいのでは」と思うようになり、大阪市立大学の医学部に入学しました。医局に入局した頃、ちょうど日本でも内視鏡外科の治療が病院で始まりました。それまでの腹部をメスで開いて肉眼で見る手術に比べ、内視鏡での手術・検査はやはり、よく患部が見えてわかりやすいんです。そうした事例を間近で見て、「今後は内視鏡治療が主流になっていく」と実感し、夢中で学びました。当時はまだ「画面を見るだけで、何がわかるんだ」と内視鏡を否定される年配の先生方もおられましたが、私は小さい頃からテレビゲームで遊んでいたのが良かったのか、モニター画面を見て手術することにまったく抵抗はなかったですね。

クリニック開院に至った経緯は?

大きな病院ですと、内視鏡検査を実施するまでに長い時間、待ってもらわないといけないことが多いんです。勤務医時代から、そういった待ち時間の長いことは患者さんにとって不便だろうなと常々、思っていました。また、病状が進行してしまった患者さんを診て、「どうしてもっと早く来てくれなかったのだろう」と憂いたことも一度や二度ではありません。大規模病院ではなく、地域の「かかりつけのクリニック」であれば、そうした患者さんの身近に寄り添った治療ができるのではと思うようになりました。もともと私は堺市の新金岡で生まれ育ち、現在住んでいるのもこの堺市です。ですので、開業するなら堺市のこの近辺で、と考えていました。

クリニックに来られる患者さんはどういった方が多いのでしょうか?

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男女を問わず、40~50代の方が多いですね。開院時の見込みどおり、皆さん「ちょっと胃の調子が悪いので、検査してくれませんか?」と、気軽にお越しになられます。緊急性が高い場合であれば、直前の食事、つまり午前中なら朝食、午後なら昼食を食べていなければ、すぐその場で検査することもできます。こうした迅速な対応は、大規模病院ではなかなか難しかったことですよね。もちろん予約していただいたほうがスムーズですので、ホームページから検査の予約をすることもできるようにしました。思った以上に内視鏡検査を希望される方が多いため、開院当初は検査日として充てていたのは週2日だったのですが、今は週3日にしています。それだけ皆さんの健康への関心と検査の必要性が増していることを感じます。

検査から手術、術後のフォローを一貫して対応

診察や検査の報告に際して、意識していることはありますか?

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患者さんに対しては、できるだけわかりやすい言葉で、丁寧に説明をするように心がけています。例えば、検査により胆石があることがわかった場合は、パンフレットを作って渡すとか、必ずビジュアルで理解できるようにしています。また、希望があれば検査をしながら、モニターを通して自身の患部をリアルタイムで見ることもできます。つまり、内視鏡のカメラを挿入した状態で、「ここが悪いですよ、ここがこうなってますよ」と説明を聞くことができるんです。私としては患者さんに包み隠すことなく、検査結果のすべてを、わかりやすく、丁寧にお知らせするのが医師の務めだと考えております。が、時々、「悪いところがあっても、先生、あまりはっきり言わないで」と頼まれる方もいますので、そこは医師としてもどかしいところですね。

検査で病状が見つかった場合は、どうなるのでしょうか?

当院は検査だけでなく手術、処置、術後のフォローまでを一貫して行えることが大きな特徴です。私自身、長く大阪の住友病院で腹腔鏡下手術によって、胆石や胃がんの切除などを担当しており、現在も若手医師の技術指導も兼ねて、非常勤の医師として手術の監修をすることもあります。ですので、希望があれば住友病院で私自身が手術を担当することも可能です。患者さんにとっても「病気を見つけてもらったお医者さん」ですので、紹介状だけ書いてもらい、他院に回されるよりは安心感があると思いますね。私自身も、コミュニケーションを築いた患者さんを最後まで責任を持ってケアできるのはうれしく、やりがいがあります。勤務医時代から、手術後に感謝の言葉はたくさんいただきましたが、クリニックを開院してからのほうが、患者さんの「ありがとう」の度合いが、より深くなっているように感じられてうれしいです。

内視鏡検査以外に、どのような検査があるのでしょうか?

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当院の乳腺外科では乳腺エコーを使い、乳がん検査も実施しています。通常、自治体が実施している検査の多くは、マンモグラフィ検査といって乳房に負担をかけてしまうのですが、乳腺エコーの場合、痛くもかゆくもないので、もっと手軽にできます。開業して1年ですが、乳がんの方を何人か見つけました。また、最近では大腸CT検査というものがあり、これならバリウムを飲む必要もありませんし、ファイバースコープを体内に入れるような痛みもありません。希望があれば大腸CT検査が受けられる施設を紹介いたします。いずれにせよ、患者さんにさまざまな選択肢を提示し、選んでいただけること。そして、それにより検査のハードルが下がり、一人でも多くの方が検査に来ていただけることが大切だと思っています。

早期発見で、切らずに治るのが一番

検査を受けることは、どうして大切なのでしょうか?

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定期検診ですら、対象年齢の2割くらいの人しか受けていないのが現状です。症状がないので、「自分には病気がない」と思っている人がいかに多いか。特に最近はピロリ菌を持っておられる方が多い印象です。ピロリ菌を放っておくと胃炎だけでなく胃がんにまで進行してしまう可能性もあります。でも、今は胃がんは早期に発見すると、手術しなくていい場合があるんですよ。胃カメラで削り取る、内視鏡での処置なんです。また、逆流性食道炎の場合は、体重を落として血圧を安定させるだけで症状が治まるケースも多い。私は外科が専門ですので「切って治す」のが商売ですが、「切らずに治る」のなら、それに越したことはないですよね。切らないためにも、検査でできるだけ早く疾患を見つけることが大切です。

休日はどのようにお過ごしですか?

休診日である木曜日は患者さんの手術をする日としています。ですので、実はあまり休日はないんですよ。でも、体が空けばテニスとゴルフを楽しんでいます。テニスは高校時代からやっていて、ゴルフは90を切れるかどうかの実力です。あと、スポーツジムに通い、健康には気を使うようにしております。患者さんに常々、「痩せなさい」と言っている以上、自分が太っていたら説得力がないもんですから。おかげで心身ともに万全の状態で日々の診療に臨むことできています。

今後の目標はありますか?

今後はこのクリニックを大きな病院に行かなくても、あらゆる検査と治療ができる内視鏡の施設として成長させることです。今ですら検査を受けたい患者さんが大勢おられて、そのニーズに応えることに忙しくさせていただいております。今後はこの地域でもより一層の検査と手術を受けたい人が増えていくことでしょう。そのためには私だけでなく、内視鏡検査と治療に精通した医師・スタッフ、そして検査機器を増やしていく必要があると感じています。そうした人と設備を整えた上で、気軽に立ち寄れる町のクリニックとして、地域の皆さんの健康を見守っていきたいです。

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