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西田 侑平 院長の独自取材記事

ほりぐちファミリー歯科

(大阪市鶴見区/門真南駅)

最終更新日:2019/08/27

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大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅から徒歩12分、アウトレットの大きな商業施設にもほど近い住宅地にある「ほりぐちファミリー歯科」。予防歯科に関する豊富な知識を持つ西田侑平院長と西田育子副院長が夫婦で診察にあたる、予防に力を入れている歯科医院だ。2017年12月にオープンするとすぐに幅広い年齢層の患者が通ってくるようになった。院長は2007年に大阪歯科大学を卒業後、大学院で予防歯科の研究を重ね、企業の研究所や開業歯科医院に勤めて実績を積んだ。前に診ていた患者に「開業するならそちらに通うから続けて診てほしい」と言われたエピソードからも、患者からいかに信頼されている歯科医師であるかがわかるだろう。そんな西田院長に、専門の予防歯科を中心に詳しく話を聞いた。
(取材日2018年1月16日)

子育て世代を応援するアットホームな歯科医院

開業されたばかりとのことですが、どんな思いで開業されたのですか?

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僕が専攻していたこともあり、予防歯科に力を入れる予定でいました。一般診療を基本にしつつ、専門性が高いインプラントや矯正は専門の先生を紹介し、予防歯科に注力していきたいですね。当院は夫婦で診療する歯科医院なのですが、子どもがまだ小さく、妻は今午前中だけ診察をしています。開業までは義父の「堀口歯科医院」で2人とも働いていたのですが、今回開業するにあたり、本院に対して「ファミリー」と医院名に加えることで、地域の方に家族ぐるみで安心して受診してもらえる医院になりたいという意味を込めています。子どもが小さいと、お母さんはなかなか自分の治療にも来れないので、キッズスペースをつくり、DVDを流しておいている間に、お母さんの治療ができるようにしています。院長も妻の副院長も、小さなお子さんを持つお母さんたちの気持ちがよくわかるので、今後子育て世代の患者さんも通いやすい医院にしていきたいです。

この場所を選ばれた理由と、地域の印象を教えてください。

「堀口歯科」本院が大阪市鶴見区の放出にあり、僕らは城東区に住んでいて、どちらからも近い所で探していました。僕は駅前のビルが密集したような場所よりも、子育て世帯が多い住宅街で開業したいという思いを持っていたんです。ここはちょうどいい場所だったので、思っていたよりも早く開業できました。始めてみたら、願いどおりお子さんも高齢者の方も、幅広い年齢層の患者さんが来てくださっています。それに、この地域の方は歯の健康に対して意識が高く、予防についての話もよく聞いてくれて、「言われたようにやってみたけど、うまくいかない部分がある。どうしたらいい?」という質問が返ってくるほどです。患者さんと意見を交わしながら治療にあたれるのはとてもうれしいことです。

「ほりぐちファミリー歯科」の特徴はどんなところですか?

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まずは患者さんにご自分の口の中のことを知ってもらうために、口腔内カメラ・説明ソフト・アニメーションソフトを使って一般の治療や虫歯のことを映像で見てもらいます。患者さんの検査結果は「お口の説明書」という、虫歯や詰め物など歯の状態を図で表したものや、歯周病検査の結果をぐらつき具合やプラークの状態などを示したもの、さらに口の中全体の汚れ具合を数字で表したものと、口の中の写真を印刷してまとめ「個人カルテ」としてお渡ししています。その「説明書」の内容を、先ほどの映像を使ってわかりやすく説明しつつ、一人ひとりに応じた治療の方法を決めていくので、患者さんはとても前向きに納得して治療を受けてくださっています。

患者に応じた予防をスタッフ一丸となってサポート

診療の中で「予防」はどんなふうに患者さんに伝えていくのですか?

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予防というと歯石を取って歯の掃除をするというイメージが一般的だと思いますが、本当の意味での予防歯科は、虫歯や歯周病の発生・進行を抑えることです。当院では、唾液検査まで行い、検査結果に基づいてリスク評価を行い、個人個人に応じた予防のプランを立てていきます。実際に、歯ブラシを差し上げて、自宅で毎日できるセルフケアのアドバイスを歯科衛生士が丁寧にしています。なぜなら、歯磨きは毎日自分でするわけですから、そのやり方が悪ければ、またすぐに虫歯や歯周病になってしまいますし、自身のお口の状態を知っているのとそうでないのとでは患者さん自身のお口の健康意識にも大きく左右するのでとても重要です。その上でその人に応じた間隔で検診に来てもらい、口の中の状態を点検し、必要ならフッ素を塗布します。

予防に力を入れるようになったきっかけは何ですか?

僕が歯科医師になったのは、歯科医師だった祖父の影響なのですが、その祖父も口腔衛生を専攻していたんです。それで学生時代から予防歯科に興味を持って勉強していました。卒業後、祖父の後輩にあたる大阪歯科大学の神原正樹教授のもとで勉強したらどうかという勧めもあって、大学院に進みました。世界的に活躍されている先生のもとで勉強ができ、また大学病院での勤務でも予防歯科を担当して経験を積むことができました。予防によって虫歯や歯周病のリスクを最小限にすることができるのだから、多くの歯科医師や歯科衛生士、そして患者さんに正しい予防の仕方を伝えていくことが僕の使命だと思っています。

歯科衛生士の専門学校で講師もされているそうですね。

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はい、もう10年以上いくつかの専門学校で講師をしています。生徒の中には歯科医院で助手のアルバイトをしながら通ってきている人が多いのですが、話を聞いていると、歯科衛生士は歯の掃除ばかりしているという歯科医院がたくさんあるんですね。歯科衛生士の仕事は掃除をすることではないと、僕はいつも生徒に言うんです。患者さんとコミュニケーションを取りながら、ブラッシング指導や歯の健康を守るためのアドバイスをしていくこと、患者さんと一緒になって口の中を健康に保つことが歯科衛生士の仕事だという認識を持ってほしい。そうすれば歯科衛生士ももっと仕事にやりがいを感じることができ、患者さんのためにもなると思います。

客観的データに基づくわかりやすい治療を

診療にあたって心がけていることは何ですか?

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当院では、患者さんそれぞれに適切な治療計画や検診プランを立てることを大切にしています。歯茎の歯周ポケットの深さを測る検査や唾液検査は口の中の状態を見る一つの指標なのでお勧めすることが多いです。PMTCという、歯石を取った後、表面をクリーニングし、フッ素を塗っていく施術も予防として効果的です。また、「ここが虫歯だよ」「歯茎が腫れているでしょう」と鏡で見せるだけでなく、データや数字で客観的に示すことも大切です。例えば歯周ポケットなら治療前と治療後で数字がどれだけ変わったかということや、治療すればこうなる、しなければこうなるということを伝えて、患者さん自身も理解した上で治療を受けていただけるように心がけています。

今後の展望についてお聞かせください。

今、小学6年生の一人平均の虫歯の数が1本未満とされているんですよ。虫歯が1本でもあれば平均以下ということなんですね。「8020運動」についても、80歳で20本以上残っている人がもう50パーセントを超えているといわれています。歯科医師が歯をなるべく残そうということで歯を抜かなくなったことも理由の一つですが、患者さん自身の歯に対する意識が向上していることも大きいです。僕ら歯科医師が虫歯を削って詰め物をして……というのはゼロにはならないでしょうが、だんだん減ってくると思うんです。悪くなった歯を治すだけが歯科医師の仕事ではなく、いかに健康な状態に保ってサポートしていくかが僕らの仕事の課題になってくるはずです。予防にシフトしていく時代の流れの中で、僕はそれをけん引していく立場でいたいと思っています。

「歯科」全体の将来を考えていらっしゃるのですね。

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まだ数値化できないこと、例えば歯茎の腫れ具合などは、「腫れていれば100、腫れていなければゼロ」という判断しか今はできないわけです。それを、この前70だったけど20に改善された、というように数字で表せるような方法を研究しています。客観的にわかりやすい診断ができるようにならないと、歯の治療の水準が上がっていかないと思うんです。体全体の医療はどんどん進歩していってるのに、歯科の進歩が遅いような気がしています。僕はそこをもっと発展させていきたい。その結果、歯の健康に関心を持ち、セルフケアができる人が増えていけばうれしいです。

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