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小川 惇郎 院長、松下 玲子 副院長の独自取材記事

白金台おがわクリニック

(港区/白金台駅)

最終更新日:2020/04/30

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白金台の落ち着いた住宅街に開院した「白金台おがわクリニック」。糖尿病や内分泌系疾患を専門とする院長の小川惇郎先生と、消化器内科を専門とする副院長で妻の松下玲子先生の2人が診療にあたっている。困ったときに相談ができる地域のかかりつけ医であると同時に、専門医療も提供するクリニックでありたいと、広い院内には内視鏡をはじめさまざまな検査機器もそろえている。取材で話す言葉の端々からお互いを尊重し、仲むつまじい様子が伝わってくる2人に、クリニックについてじっくり話を聞いた。
(取材日2018年3月26日)

かかりつけ医でありつつ、専門性の高い医療も

どのようなクリニックにしたいと思い、開院されたのでしょうか。

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【小川院長】開業するなら住宅街の中でスペースをゆったりとった一戸建てのクリニックと思っていました。ご高齢の方が多いと考え、院内はすべてバリアフリーにしてエレべーターを設置しています。また最寄りの薬局まで徒歩5分ほどかかるので、患者さんの負担を軽減するため院内処方も行っています。設備面では、当院で一通りの検査ができるようにという思いから、必要な検査機器をそろえました。糖尿病のクリニックで内視鏡やエコーを置いているところは多くないと思いますが、当院は消化器内科も診療していますので、患者さんの症状に合わせてさまざまな設備が必要なのです。専門性の高い医療を提供しつつ、患者さんが困ったときにまず相談できる地域のかかりつけ医でありたいと思っています。

現在、どのような患者さんが来院されていますか?

【小川院長】本当にいろいろな症状の患者さんが来られますね。小さなお子さんも想像以上に来ていただいていて、地域のかかりつけとして必要とされているのかな、とうれしく感じています。また、専門性の高い医療では、糖尿病に対してインスリン処方や持続血糖測定なども行っています。スタッフの中には糖尿病の患者さんへのケアを学んだ看護師もいますので、専門的なご相談も受けられる体制が整っています。

診療の際はどのようなことを心がけていらっしゃいますか?

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【小川院長】患者さんのお話をじっくりと聞くことを心がけています。外来が多くなると難しいこともありますが、お一人お一人と接する時間をなるべく長くとるようにしています。気軽に思ったことをお話しいただくことで患者さんの生活背景まで考慮した診療ができますし、未然に病気を防ぐことにもつながっていきます。
【松下先生】検査に関しては絶対見落としをしないこと。目を皿のようにして診ることを心がけています。患者さんと接するときは、何を求めていらっしゃるのか、的確な対応ができるよう、しっかりお話を聞くことを大切にしていますね。

専門性も高いかかりつけのクリニックをめざして

小川先生のご専門について教えてください。

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【小川院長】糖尿病や、内分泌系の病気を扱う科目が専門です。大学を卒業してからは、初期臨床研修でさまざまな診療科目を経験しますが、私は予防医療に携わりたいという思いを当初から持っており、その後は内分泌代謝内科という科に入局しました。この科は、いわゆる生活習慣を診る科です。糖尿病が専門と言っても、糖尿病だけでなく高血圧、高尿酸血症、肥満症など、人間ドックで注意されること全般が私の専門です。例えば、コレステロール値が高いと相談してくれた患者さんがいれば、検査結果を見せてもらい、どうするかを一緒に考える、といったことも行っています。

松下先生のご専門についても教えてください。

【松下先生】消化器内科が専門で、主に内視鏡検査を担当しています。検査には患者さんからの希望があれば、鎮静剤と喉の麻酔をかけ、痛みを和らげるよう配慮をしています。鎮静剤の効き方は個人差がありますが、検査後はリカバリー室もありますので、そこで休憩していただいて帰っていただけます。内視鏡検査はがんの早期発見につながる検査の一つですので、一度受けられることを勧めています。地元で受けられたい方やこれまで検査に抵抗があった女性の方にとって、当院が検査をするきっかけとなれればうれしいです。他にも、痔や巻き爪の治療にも対応しています。私は他院でも診療を行っている関係で勤務が不規則ですので、ご希望の方は来院される前に一度クリニックにご連絡いただけると確実かと思います。

今まで治療した中で印象に残っている患者さんについて教えてください。

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【小川院長】大学にいた頃から担当している1型糖尿病の患者さんは、私が病院を移るとそこへ来てくださり、今はこちらで診察を受けてくださっています。こうして頼っていただけるのはうれしいですね。糖尿病は難しい病気なので、気持ちが落ち込んだり、治療を継続できなくなったりするのが一番よくありません。前回よりもいい検査結果が出たり、生活に改善がみられたりしたら一緒に喜んで、患者さんに寄り添いながら前向きに治療に取り組んでいきたいです。
【松下先生】先日来院された患者さんは、ご家族ががんを患っており、自分ももしかしたらと心配で来院されました。その不安を一つずつ伺い解消し、胃カメラの検査もしました。そして、「とてもきれいです。心配ありませんよ」とお伝えしたら、肩の力が抜けたのがこちらにもわかるほど、とても安心されたのを見て、医師になってよかったなと改めて思いましたね。

専門領域は違っても内科の医師としての姿勢は同じ

先生方はなぜ医師を志されたのでしょうか。

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【小川院長】もともと家族に医療従事者はいなかったんですが、家族や身の回りの人の健康管理をしたいという思いから医師を志しました。命に関わる重大な病気になる前に未然に防ぐ治療ができればと考え、糖尿病や高コレステロール、高血圧などを診る診療科目を選びました。今は地域のかかりつけ医として、つらい経験をする前に患者さんたちの健康を守っていければと思い、診療をしています。
【松下先生】小さい頃、祖父母の家の近くに医院があり、そこの先生がいつも穏やかで、患者さんに寄り添うことのできる医師でした。先生の笑顔を見るだけで、安心感から不思議と少し元気になって帰れるんです。そこからこういう人になりたいと思い、医師としてめざす姿にもなりました。消化器内科は、診断から治療まで幅広く対応できる内視鏡に魅力を感じ、また救急から慢性の病気、数少ない根治できるがんの治療など多岐にわたる分野を学べることに魅力を感じました。

医師としてお互いをどのような先生だと思っていらっしゃいますか?

【松下先生】病院で一緒に働いていた時期も長いのですが、患者さんに対して優しく穏やかで、何を言っても受け止めてくれる先生だという印象を持っています。あまり医師の話を聞いてくれないような患者さんでも、院長にはすっと心を開かれるんです(笑)。それはすごいなといつも思っていました。
【小川院長】私には専門としている科目もありますが、胃カメラのような手技がありません。一方、妻は胃カメラに関する技術を持っているので、職人気質なところがあるかもしれません。でも患者さんの話に耳を傾け、一緒になって治療を進めるというところは同じです。それぞれの専門領域が違うので、普段の診療でもいろいろと相談ができるのは心強いですね。若い女性など女医さんに診てほしいというご希望も多く、うまくバランスがとれているのかなと思っています。

今後のクリニックの展望についてお聞かせください。

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【松下先生】どんなことでもとりあえずあそこへ行ってみようと思っていただけるクリニックでありたいと思っています。病院との連携もしっかりしていますので、何かあればすぐご紹介できますし、女性ならではの症状のご相談や女医の胃カメラをご希望の方にも来ていただければと思います。
【小川院長】患者さんにはクリニックの専門性も含めて知っていただきたいですね。糖尿病を専門的に診られるクリニックは都内でも少ないですし、ゆくゆくは往診にも力を入れていきたいです。専門的な治療を求めている患者さんにも、日頃の体の不調まで、幅広く診られる医院としてこれからも利用していただければと思います。

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