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藤本 武史 院長の独自取材記事

ふじもと歯科

(高槻市/高槻駅)

最終更新日:2021/10/12

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JR京都線高槻駅より徒歩2分、阪急京都本線高槻市駅からも徒歩圏にある「ふじもと歯科」は、2017年11月に開業。院長の藤本武史(ふじもと・たけし)先生が「関わる方すべて幸せになるようなクリニック」をめざして開院した、乳幼児から高齢者まで、さまざまな患者への配慮が随所に感じられる歯科医院だ。藤本院長は松本歯科大学卒業後、診療技術や治療計画の方法を幅広く身に付けたいと徳島大学病院に進み、その後、複数の歯科での勤務を経て開業。勤務医時代に感じた要素を詰め込んで実現したのがこの歯科医院だと話す。「患者さんを、自分の家族と同じように考えて診察にあたる」ことを大切にしている藤本院長に、開業までの経緯や、今後の方針について話を聞いた。

(取材日2017年12月15日)

子どもだけでなく、親も安心できるよう設備に配慮

歯科医師をめざしてから、開業までの経緯をお聞かせください。

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実家が薬局だったので、医療関係に進みたいという気持ちは元からありまして、高校の先生のアドバイスをきっかけに松本歯科大学に入りました。卒業後は徳島大学病院に進み、その後、高槻市内のクリニックに勤めることになって最初に「5年後に開業します」と宣言して、実現しました(笑)。僕自身は東大阪市出身なんですが、妻が高槻市出身で。結婚を機に僕も高槻市に移り住んで開業場所を探していたところ、ご縁があってこの地で開業することなりました。

開業したばかりですが、どのようなコンセプトを持たれていますか?

”歯科医院っぽくないクリニック”をめざしています。勤務医時代に、幅広い年齢層が来られる歯科医院に勤めていましたが、歯医者というとやはり大人も子どもも恐怖心があるんですね。怖い理由になりやすいにおいや治療時の音はできる限り排除するように気を使っています。

院内の至るところに、子どもへの配慮を感じます。

以前自分自身が親として子どもを連れてクリニックに行った時に、親御さんが安心できるようにと配慮がなされていたので、その後も自分自身子どもを安心して連れて行くことができました。その光景を見て、乳幼児を連れてくる親御さんが安心できるようなクリニックを作りたいと思いました。当院のキッズスペースはクッション性の高いマットを敷き、ケガなどをなるべく防げるよう、安心して遊んでもらえるように工夫しています。また、ファミリールームという診療スペースでは、天井にテレビを設置していて、歯医者が苦手なお子さんにも楽しくリラックスして治療を受けてもらえるようにしていますし、親御さんが安心して治療を受けられるよう、診療台のすぐ横にベビーベッドを設置しました。トイレには、おむつ交換台もあります。

子どもだけでなく、親御さんへの配慮でもあるんですね。

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自分自身、子どもがいるのでわかるのですが、子どもを連れていける場所って本当に限られているんですよね。泣いたり騒いだりしたらどうしよう、おむつをどこで替えようかと考えると、外出そのものを控えることもあるんです。乳幼児のいる親御さんは、歯が悪くなっても我慢して、子どもを保育所などに預けられる1、2歳以上になるまで歯科に行くのをためらってしまいがちなんです。その間、虫歯などを放置した結果、来院されたときには虫歯の箇所が崩壊していたり、歯を相当削る必要があったり、歯を残すことが難しくなったりしてしまったというケースを見てきたんですね。お子さんへの配慮はもちろんなんですが、親御さんの歯が悪くなる前に、赤ちゃんと一緒でも、いつでも気兼ねなく来られるクリニックにしたいという思いがありました。

なぜ歯が悪くなったのか、原因を探すことに力を注ぐ

子どもの治療時に気を付けていることはありますか?

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お子さんは治療時の沈黙がとても怖く感じるようなんです。静かですと、治療している箇所に意識が集中してしまうので、治療時にはずっと話しかけるようにしています。泣いているお子さんには、なぜ泣いているのか理由を探ります。甘えで泣いている場合は、時には厳しくすることも大切ですが、怖がって泣いている場合は、その原因を探りながら対応していきます。また、3歳以上になると、体験したことがトラウマのように残る場合も多いため、3歳以上のお子さんには歯科に怖いイメージを持ってもらわないよう、原因を取り除くことを優先しています。歯科に通いたいと思ってもらうことが大事だと考えているんです。

子どもの場合は特に、将来的な治療も考えないといけないんですね。

はい。あとは親御さんの性格も加味します。子どもがいると毎日とても慌ただしいですよね。子どもの歯を「早く治してほしい」と考えているところに、ゆっくりと治療を進めていると、通院をやめてしまうこともあります。そこで他の歯科で治療を続けてくれるのであればいいのですが、歯科そのものに行かず放置してしまうと、お子さんの歯がもっと悪くなってしまいます。それを避けたいので、親御さんのご希望は伺うようにしています。

患者さんと接する際、心がけていることはありますか?

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その方がなぜ虫歯や歯周病になったのかを知ること、探ることに時間をかけています。治療の時間より話を伺っている時間のほうが長いかもしれませんね。治療するべき歯や口腔内だけではなく、その方の生活習慣や背景を伺うことも大切にしています。治すのは歯だけではありません。その方の良くない生活習慣や環境などを是正することは欠かせないと考えています。

自分の家族と同様に考えて患者を診ることが大切

きちんとケアをしていても、歯が悪くなることもありますよね。

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そうですね。例えば以前、歯の付け根、歯茎との境目のあたりに、虫歯が多くできていた患者さんがいたんですが、歯磨きなどのケアはきちんとされているようだったので、「歯磨きの後に甘い飲み物を飲んで、そのまま寝ていませんか」と聞いたところ、やはりそうだったんです。また、左の頬側の歯だけが黄色く変色し、歯の表面がざらざらしていた方がいたんです。問診票を確認すると、逆流性食道炎を患われていたので、「左側を下に、横向きで寝ていませんか」と確認したらそのとおりでした。胃酸が口腔内に戻ってきていたんです。そのため、食事をしてすぐに横にならないこと、脂っこい食べ物を取り過ぎないようお伝えし、内科的な治療をお願いしました。原因がわかると患者さんも受け入れてくれますし、治療へのモチベーションも高くなるよう、できていること、やめてほしいことを明確にし、説明するようにしています。

今後、行っていきたいことはありますか?

勤務医時代に感じたこと、やりたかったことを形にしたのがこの医院なんです。待合室から診療スペースに進むところに扉や壁があるんですが、区切りがあることでお子さんが緊張してしまうので、当院ではそのまま診療スペースに進めるようにしています。診療スペースにそれぞれ番号と動物の絵を描いたのも、お子さんが1人で楽しく入れるようにという思いからです。これからも患者さん、特にお子さんとその親御さんへの配慮を忘れずにいきたいです。また今後、歯科医師、スタッフ、患者さんみんなが参加できるイベントをしたいなと考えています。僕自身がお祭り好きだというのもあるのですが(笑)。身近に感じてもらえたらうれしいですね。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

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僕は、自分の家族と同じように患者さんを診ることを大事にしています。特に滅菌については、自分自身の子どもを通院させても絶対的に安心できる滅菌レベルを保ちたいので、器材の滅菌処理や治療用の水の衛生管理もしっかりと行うなど、衛生管理に尽力しています。院内感染も徹底的に予防していますし、うがいや治療用の水は除菌済みで、殺菌力が高い水を使用しており、診療ユニットの中も自動洗浄できるシステムにしています。また、診療台は座面の高さが通常より低め、床から28cmとなっています。高齢者の方や、子どもの患者さんがスムーズに座れるよう配慮しました。バリアフリーはもちろん、土足のまま院内に入っていただけます。いつでも気持ち良く通院できる歯科医院になるよう力を入れています。敷居の低い、身近な歯科医院になるよう努めていますので、気軽に来院していただければと思います。

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