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小川 雄史 院長の独自取材記事

小川内科クリニック

(神戸市垂水区/学園都市駅)

最終更新日:2022/07/15

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地域のかかりつけ医として専門の消化器疾患だけでなく、訪問診療や生活習慣病対策にも取り組む「小川内科クリニック」の小川雄史院長。幼少の頃、気管支喘息に悩まされ開業医に助けられた経験から、地域医療に貢献したいと2017年に同院を開業。訪れる患者の年齢層は幅広く、風邪・予防接種・生活習慣病・健康診断などさまざまな診療に対応する。開業当初から訪問診療にも取り組み、外来診療の合間に介護施設や患者の自宅を訪ね、地域の在宅医療のニーズに応える。日本消化器病学会消化器病専門医・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・日本肝臓学会肝臓専門医の資格を持ち、「内科に限らず何でも相談して」とほほ笑む小川院長に診療への思いや取り組みを聞いた。

(取材日2019年8月26日)

高齢化が進む中、ニーズに応えるため訪問診療に注力

2017年に開業し今年で3年目ですね。まずは、このエリアを選んだ経緯について教えてください。

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神戸大学医学部医学科を卒業後、神戸労災病院や神戸大学附属病院、神戸掖済会病院などで、一般内科をはじめ一般外科的な処置、整形外科手術の介助、消化器病診療、内視鏡検査、訪問診療などに取り組んできました。そして数多くの患者さんを診療していく日々の中で、次第に地域医療に貢献したいと考えるようになり、2017年6月に当院を開業しました。このエリアを選んだ理由は、開業前に勤めていた神戸掖済会病院から近く、慣れ親しんだ病院とやり取りができると考えたためです。

こちらのクリニックには、どのような患者さんがいらっしゃいますか?

患者さんの層は30~80代の方を中心に、2、3歳のお子さんから100歳を超える方までと幅広いですね。症状としては、風邪、腹痛、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、健康診断で再検査になった方、病院からの逆紹介で症状が安定している生活習慣病の方、そのほか予防接種などさまざまです。時には、近隣の施設から依頼を受けて、胃ろうの交換のために私が出向くこともあります。

先生が現在、メインで行っている診療は何でしょうか?

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消化器疾患をはじめ、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病対策、訪問診療に取り組んでいます。中でも近年、特に力を入れているのが訪問診療です。高齢化が進む中、できるだけ自宅で過ごしたいという方や、さまざまな理由で入院できない方が増えてきています。こうした背景から在宅医療のニーズが高まってきているので、できるかぎり要望に応えようと開業当初から訪問診療に取り組んでいます。現在、最も多いのは病院からの依頼で、退院した患者さんのご自宅に伺うケース。次は、介護施設に入居している方を訪問して診療するケース。そして、これまで通院していた方が高齢などの理由から通うことが難しくなり、訪問診療に移行するケースです。現在は月・火・木・金曜日をメインに、午前と午後の診療の合間に訪問しています。

訪問診療ではどのような症状の方を診ていらっしゃるのですか?

主に神戸市垂水区~西区在住の方で、足腰が悪く通院が難しい方、末期がんや心不全に対する緩和ケアや在宅酸素療法を受けている方、定期的に点滴を受けている方、認知症や生活習慣病の方、胃ろうの方など幅広くいらっしゃいます。年齢としては90歳前後の方が目立ちますね。診療の内容は患者さんの症状によって変わってきますが、例えば認知症の方の場合は、状態を維持することを目的とした投薬治療が中心となります。また治療の中で、興奮や暴力など認知症の周辺症状が悪化した場合は、近隣の認知症専門の先生を紹介することもあります。胃ろうについては、初回の交換は当院で内視鏡を使用して行い、2回目からは訪問診療で交換を行っています。

一人ひとりの要望に応える診療・治療を

医療機器が充実していますね。力を入れている検査についてお聞かせください。

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当院では、レーザー光源搭載の内視鏡システムを導入し、苦痛の少ない胃内視鏡と大腸内視鏡の検査に力を入れています。このうち胃内視鏡は、患者さんに負担の少ない鼻からの内視鏡を導入し、ピロリ菌除菌にも対応しています。もちろん鼻が苦手という場合は口から胃カメラを入れることもできますし、麻酔を使った検査も可能です。このほかにはエックス線、頸動脈・心臓・腹部を診る超音波断層装置、血管年齢や骨密度を測定するための機械、禁煙治療に役立てるため一酸化炭素を測定する機械など、さまざまな症状に対応した医療機器を取りそろえています。

診療ではどのようなことを心がけていらっしゃいますか?

一人ひとりの要望にできるだけ応えるようにしています。患者さんの中には複数のクリニックにかかっている方もいらっしゃるので、「ついでにほかの科の薬も出して」と要望があったときには、可能な範囲で対応をしています。また、薬の処方についても通常は4週間分なのですが、症状を診た上で多めに出すこともあります。例えば20~30代の若い方は、仕事でなかなか来院できないことが多いので、症状が安定しているようであれば3ヵ月分の薬をまとめて処方するケースもあります。

先生は、日本肝臓学会肝臓専門医の資格もお持ちですね。

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この資格を持っている医師が少なく、薬の処方などにおいても役立つのではと考え取得しました。当クリニックでは肝臓の診療として、B型およびC型ウイルス性肝炎・脂肪肝・肝硬変・アルコール性肝障害などの診療や検査、治療、相談をお受けしていますので、肝機能の異常を指摘された方はお気軽にご相談ください。

内科に限らず、何でも相談できるクリニックをめざす

医師になった動機や、消化器内科を専門に選んだきっかけについてお聞かせください。

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幼少の頃、気管支喘息に悩まされた時期があり、夜中に大きな発作が起きて開業医さんに助けていただいことがあるんです。あの時は本当にありがたくて、そうした経験もあり高校生の頃から医師になろうと思っていました。もう一つの理由としては「これからは資格の時代」と考えていたから。理系で安定した職業は何かと考えたときに、頭に浮かんだのが医師という職業でした。消化器内科を専門に選んだ理由は、1年目の研修病院で胃の内視鏡を実際に触らせてもらったことがきっかけです。もともと手を動かすことが好きだったことから、胃の内視鏡に面白みを感じ消化器内科へと進みました。

お忙しい毎日ですが、休日はどのようにお過ごしですか?

なるべく運動をするように心がけています。この仕事は体力勝負のようなところがあり、自分自身が健康でなければいけないので、10年前からゴルフを続けています。ゴルフは自分との戦いといったところがあり、そういう面が奥深くて好きですね。休日にドクター仲間やほかの業種の人たちと一緒に楽しく回っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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風邪症状や嘔吐・下痢・腹痛といった腹部症状、胸痛や動悸、気管支喘息、薬の処方、また内科のことだけに限らず、何か困ったことがあればどのようなことでも気軽にご相談ください。例えば「どこの科に行けばいいかわからない」というようなときは、地域のかかりつけ医として窓口になっていければと考えています。ときには助言だけで終わることもあるかもしれませんが、とにかく悩みがあるときは一人で悩まず、一度ご相談に来ていただきたいですね。

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