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櫛田 みどり 院長の独自取材記事

みどり内科クリニック

(小平市/鷹の台駅)

最終更新日:2020/06/03

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JR中央本線、西武多摩湖線、西武国分寺線と、3線の利用が可能な「みどり内科クリニック」。五日市街道沿いに位置しているのと、医療モール内共用の駐車場が22台あるため、車での通院も便利。院長の櫛田みどり先生は、開業前まで循環器の診療を長く行っており、クリニックでは一般内科に加え、高血圧や脂質異常症、糖尿病など、現代人に多い生活習慣病や心疾患などの治療にも力を入れている。「循環器は、命と直結するからこそやりがいがあります」と話す櫛田先生。小児も診てくれ、在宅診療にも力を入れる。勤務医時代は救命救急の現場にも関わっていたという。地域の患者が最初に相談する医療の窓口として、どのような診療のスタンスをとっているのか、診療への思いや将来の展望まで詳しく話を聞いた。
(再取材日2019年3月29日)

医療の窓口として、最初に相談できる場所でありたい

この場所に開業しようと思ったきっかけは?

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生まれ育った実家も近く、五日市街道沿いにある小金井公園や、国分寺などにもよく行き、なじみがある場所だったからです。地域には子どもから高齢者まで幅広い年齢の方が住んでいるので、かかりつけ医としてのニーズがあると感じましたし、実際、開業してみると、患者さんとふれあう機会も多く、勤務医の頃よりもじっくりと診察ができるなと感じます。クリニックがある場所は医療モールなのですが、ビルではなくそれぞれが一戸建てのような造りになっていて、隣が皮膚科、その隣が薬局です。駐車場は共用で22台止められます。向かいの大型薬局でも処方箋を受けつけているので、患者さんにとっても利便性が高いと思います。お子さんの治療や診察も行っていますので、ご家族で診させていただくことも多いです。

院内の天井が高くて広々としていますね。

明るくて清潔感がある院内にしたかったのと、病気の人が来るので、閉塞感がないようにと、天井を高くして開放的にしました。おかげで院内全体が広々として見えるようで患者さんからも好評です。内装もキリッとした白ではなく、優しいオフホワイトで統一しました。

検査機器についても教えてください。

当院では、迅速に検査結果が出る検査機器を何台が置いていて、例えば糖尿病の患者さんが測定するヘモグロビンA1cや、心筋梗塞で緊急性があるかないかを判断する検査機器、血管年齢を測る機械などもあります。心電図など、各種の検査機器も設置しているので、迅速に治療につなげることができます。

どのような診療に力を入れているのでしょうか。

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高血圧などの生活習慣病から、風邪、胃腸炎、発熱といった急性疾患、予防接種など幅広い症例に対応した診療を行っています。また、雇用時健診や定期健診も行っています 。健康診断で、高血圧や高脂血症などの生活習慣病が見つかる方はとても多いです。私は循環器を専門にしておりますので、当院で治療できる項目については、そのまま診療を行います。専門的な治療が必要な場合は、すぐに関連の総合病院や大学病院を紹介するようにしています。生活習慣病は、食生活と密接に関係しているので、本来なら栄養指導なども行っていきたいのですが、現在はそこまで時間が取れないので、診療の中で食事のアドバイスなどを行っています。薬は、西洋医学の薬と漢方薬の両方を処方しています。患者さんの中には、漢方薬は嫌いという人もいますし、その逆の人もいるので、症状と患者さんの希望を考慮して処方しています。

医師が主体ではなく、患者が主体となる医療を行いたい

患者さんへの生活指導などは、どのように行っているのでしょうか。

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患者さんの生活パターンが異なりますし、人さまざまです。夜中に活動している人もいれば、日中に活動している人もいます。患者さんの生活パターンを無理して変えてくださいという指導は、私のスタンスとしてあまり行わないようにしています。患者さんの生活スタイルに合わせたかたちで改善できることはないか。患者さんは病気以外のこともお話ししてくれるので、そういった雑談の中から治療のヒントをひろい、アドバイスをするようにしています。ですから、患者さんとのコミュニケーションは大事にしています。これからも、総合病院や大学病院とは違う、クリニックだからこそできるきめ細かいフォローを行っていきたいと思っています。

ほかの医療機関を紹介の場合は、先生が適切な医療機関を提案してくれるのですか?

医師の立場から見て、この症例の場合はこの病院の先生が良いというのはありますが、やはり通うのは患者さん自身なので、患者さんの希望も聞き、患者さんが主体となって治療が行える医療機関を紹介するようにしています。例えば、この先生がお勧めだからと、足の悪い患者さんに遠方の医療機関を紹介したら、患者さんは通えないですよね。それならば、近所の通いやすい医療機関を紹介するなど、それぞれの患者さんに合った、治療へのモチベーションが保てる医療機関を紹介するようにしています。

ところで、先生はなぜ医師を志そうと思ったのですか?

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子どもの頃は病気がちで、結構病院通いをしていました。そのときに看護師さんたちが優しくしてくれて、自分も将来人を助け、人の役に立つような仕事に就きたいと考えるようになったのがきっかけです。高校時代は物理が好きで、よく勉強をしていました。その後、医療系の大学に進んだため、生物や化学を一生懸命学び、大学病院で研修をし、その後は一般病院で、循環器の専門的な治療を行っていました。

今後も、トータルな医療で患者を支えていきたい

循環器を専門にされた理由は何ですか?

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やはり人の命と直結しているところです。勤務医の頃は救命救急の現場にもいたのですが、あるとき若い男性で、10分以上心肺停止の状態にある患者さんが運び込まれてきました。ご存知のように、10分を過ぎると、蘇生率は急激に下がってしまいます。ご家族の方も一家の大黒柱に何かあってはとすごく心配されていて、救命救急室はとても重苦しい空気でした。しかし、手を尽くす中で患者さんは息を吹き返し、その後元気になられて、本人やご家族からすごく感謝されたことがあります。循環器はこのように命に関わり緊急を要しますが、その分やりがいもある診療科なので、循環器を専門としました。

いずれは開業しようと思われていたのでしょうか。

勤務医の頃はあまり考えておらず、一心不乱に循環器の治療に専念していました。現在とは違い、私たちの頃は、真夜中の12時に帰っても叱られる時代で、午前2時、3時くらいまで研修医室にいて、早朝から採血で病室を回るといったことを毎日行っていました。勤務時間が長かった分、多くの臨床経験を積めたことが、現在の診療にも大きく役立っていると思います。7〜8年前くらいから循環器と並行して一般内科の診療も行っていたので、開業してからも自然な流れで診療ができました。

ところで休日はどのように過ごされていますか?

現在子育て中なので、日々仕事と子育ての両立で奮闘しています(笑)。朝は5時くらいから1日が始まり、クリニックが終わって帰ると、夜の8〜9時くらいになってしまいます。平日はなかなか子どものために時間を取ってあげられないので、休日はできるだけ一緒に過ごせる時間をつくるようにしています。子育てと仕事を両立させるコツは、家事を満点でやろうと思わないことだと思います。頑張って合格点を取ろうというくらいが、ちょうどいいのではないでしょうか。子育てをしながらクリニックでの診療をしている分、子どもを持つお母さんたちの気持ちはとてもよくわかるので、子どもの病気のことで心配なことがあったら、遠慮なく相談してほしいです。

最後に、将来への展望と読者へのメッセージをお願いします。

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現在は、訪問診療も行っています。24時間365日対応で、地域の皆さまのお役に立てればと思います。私だけではなく、訪問診療担当医の畠山昌樹先生と2人で対応しています。訪問エリアは小平市全域、国分寺市ほぼ全域、東村山市、東大和市、小金井市、立川市、国立市の一部地域になります。地域の病院と連携しながら、患者さんが最後まで家族と過ごせるようにしていきたいです。気になる症状があったらお気軽に相談してください。我慢をすると、重大な病気にかかってしまうこともありますので、自己判断はせず、早い段階での受診が大事です。今後も予防医学から、病気の治療、ご高齢の方のケアに至るまで、トータル的な医療で、地域の方々と一生のおつき合いをしていけたらと考えています。

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